プログラミングスクール「TECH::CAMP」を運営するdivが5月20日に大型資金調達のリリースを出しましたね。実は、私も「TECH::CAMP」卒業生で、TECH::CAMPでプログラミングを勉強させていただきました。分からないことがあったときに、丁寧かつ迅速に答えてくださるのが印象的でした。

こちらです。https://keyplayers.jp/ 学ぶことは楽しいですし、同時に自分にはプログラマーの適性はないなと感じました。そういうことがわかったことがとても収穫でして、よりプログラマーやエンジニアの方をリスペクトできるようになりました。学ぶには何歳からでも遅くないと思いました。

さて、資金調達したスタートアップは、さらにスピードをあげて成長するために採用強化される企業が多いもの。div転職についてまとめさせていただきました。

div転職の要点

企業のポイントをまとめます。

divの特徴

・TECH::CAMPというプログラミング教育事業を先駆的に展開している企業
・5月20日10.8億円という大型の資金調達を実施、プログラマー就業支援事業の発展に期待がかかる
・給与平均は400~450万円と推測される(カイシャの評判より)平均年齢が若いため、納得度は高い
・平均年齢は28.8歳(Greenより)と若い
・平均残業時間は15.9時間(Vorkersより)と人材・教育業界平均よりも短い

divに転職する際の留意点

・大型資金調達のあとで、コーポレイト系の職種の求人多数。資金調達後は求人が埋まりやすいので、早めに応募を
・技術職はRubyエンジニアの求人多数。事業でもRuby受講者が多いため、質問回答などの仕事もあり
・ハイクラスや条件交渉をする場合は、エージェント経由で非公開求人に応募するのがおすすめ

divの会社概要

社名

株式会社div

所在地

〒150−0041 東京都渋谷区神南1丁目12−16アジアビル8F

創業年月

2012年3月22日

資本金

3億2,595万円 (2019年4月末時点)

従業員数

183名(2019年5月末時点)

役員

代表取締役 真子就有
取締役 新保麻粋
取締役 CFO 石原圭
社外取締役 赤羽雄二
常勤監査役 三重野研一
社外監査役 町井徹
社外監査役 川口幸作
執行役員 張ヶ谷拓実
執行役員 内藤誠
執行役員 平田裕哉

(2019年6月6日時点記載)

事業内容

TECH::CAMP(個人向けプログラミング教育事業)
TECH::EXPERT(未経験からエンジニアを目指す方の教育・転職支援事業)
ビジネスソリューション(法人向けIT研修事業)

(株式会社div、コーポレートサイトより引用)

社外取締役として役員に入っている赤羽雄二さんは投資家(共同創業者)や0秒思考の著者として著名な方ですね。彼は出資するだけでなく、共同創業という形で経営にコミットすることをポリシーとされています。マッキンゼーのご出身で、コンサルタントとしても優秀な方ですから、そういった方が役員に入っている状態で事業を進められるというのは、他の経営陣にとっては安心材料になるかもしれません。

『ゼロ秒思考』赤羽雄二さん著

div資金調達の引受先・借受先

今回の第三者割当増資及び借入は、総額約10.8億円となりました。

【引受先・借入先】
Spiral Ventures Japan Fund1号投資事業有限責任組合
SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合
Pegasus Tech Ventures
ナントCVC投資事業有限責任組合
三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合
株式会社三井住友銀行
株式会社きらぼし銀行
株式会社りそな銀行
株式会社みずほ銀行(順不同)

先日まとめさせていただいた、スパイラルベンチャーズさんも出資されています。

divのビジョン・メッセージ

「人生にサプライズを」というコーポレートメッセージを掲げていらっしゃいます。その背景にある想いを、5月20日の資金調達のリリースで代表取締役の真子就有さんが発信されています(株式会社div、資金調達のリリース

「夢はなんですか?」と聞かれたら、私は「世界平和」だと即答します。

冗談で言っていると思われて、笑われます。しかし、私はいたって本気です。

分かりやすいから世界平和と言う表現を使っていますが、もっと正確に言うと私の夢は「すべての人が幸せに生きる世界をつくる」ことです。そして、これはdiv社のビジョンでもあります。

私は昔から注意力散漫なところがあり、思春期から人間関係に思い悩むことが多くありました。

「自分はなんでこんな簡単なことも出来ないんだ」

悔しくて、悔しくて、涙を流しました。

もっと大変な思春期を過ごした人がたくさんいることも知っています。自分が特別だとは思いません。

ただ、「毎日が楽しくない」ことがどんなに辛いことかは知っています。

そんな経験が「夢」を描くようになったきっかけかもしれません。

divの経営者

以下、代表取締役の真子就有さんの経歴です。

1989年生まれです。青山学院大学理工学部のご出身で、学生時代からエンジニアとして複数のITベンチャーに勤務されていました。大学4年次には、新卒採用も担当されています。そして、在学中に起業し、複数のサービスをリリースしました。現在の主力事業であるTECH::CAMPは、開始から1年半の間に5,000人を超える卒業生を輩出するなど急成長を遂げています。

将来、経営者になりたいが、どういったキャリアを歩むべきかというのは、学生の方とお話しするときによく聞かれます。経営者にもタイプがありますので、人によって進み方は違うと思うのですが、最近は在学中に起業される方も増えてきましたね。私は巻き込み力のある起業家がうまく行きやすいと思っていますし、応援したいと思っているのですが、真子さんのように在学中に起業されたロールモデルがいるのは、起業を志す学生にとってはよいことですね。

事業内容

(株式会社div、サービス紹介より)

divは2012年3月に創業した企業で、2014年からプログラミングスクール「TECH::CAMP」を運営しています。今ではいくつか存在するプログラミングスクールですが、TECH::CAMPはその先駆けと言っても過言ではないでしょう。

事業としては、「TECH::CAMP」の他にも、未経験からエンジニアとしての就業までを支援する「TECH::EXPERT」というサービスを提供しています。TECH::EXPERTでは、未経験からエンジニアになりたいという個人だけでなく、エンジニアを採用したい企業の両面を支援するサービスです。

その他にも、IT業界のトレンドを伝える「TECH::NOTE」、企業向けにプログラミング研修を実施する「TECH::CAMP 研修」と提供するサービスの幅を広げています。

プログラミング教育の市場規模

2018年2月28日発刊のシードプランニングの調査より、2025年には、プログラミング教育の市場規模は230.5億円にまで大きくなると予想されています。2016年の39.9億円と比較すると約6倍になるという調査結果です。CAGR(年平均成長率)に直すと年間24.5%の成長なので、かなり急速に伸びている市場と言えるでしょう。PaaS(Platform as a service)市場の2015年から2020年のCAGRが22.1%と言われているので、それに匹敵する成長率と考えるとその成長率の高さがわかると思います。

少子化の影響が少し懸念される市場でもありますが、一人当たりがスキル習得にかける金額は年々増えているというポジティブなデータもあります。何より、プログラミング必修化の動きもあり、子供だけでなく親世代でもプログラミングを勉強する人の数は増えていきそうです。

divはプログラマー就職支援事業を強化

プログラマーの就職支援事業を強化しており、TECH::EXPERT受講者の98.5%がエンジニアとしての転職に成功しているそうです(2019年1月時点)。毎月、20名のエンジニアを紹介可能というのは、エンジニア不足が叫ばれている中で、企業にとっても救いになるでしょう。安定して受講者がいる、増えている証拠だと思うので、私が受講したときも素晴らしいサービスでしたが、さらに改善がなされているのだと思います。

後ほど触れますが、就職を支援するキャリアアドバイザー(CA)、採用を支援するリクルーティングアドバイザー(RA)の採用に力を入れているので、今後も伸ばしていく事業だと考えられます。チェックしておきましょう。

見るべきポイント

会社の展望

教育事業を展開しており、各地のスクールでのスタッフはもちろん募集し続けると思いますが、
採用強化をしていくのは、人材紹介の法人営業などになると思います。
今展開しているサービスにこだわらず、今後どのように事業展開をし、どんな職種・役割が必要なのか確認しましょう。

社風

社員のインタビューや声というのがあまり公開されていません。
面接で社風を聞くのはあまり意味がないので、採用過程で社員の方と話す機会をいただくなどした方がいいかもしれません。

労働環境

クチコミ情報によると残業時間は長くなく、勤務時間的にブラックな環境ということではないかと思います。
平均年齢が高くないこともあり、年収も相応なので、自分はどのような働き方をしたいのか、
この会社で働くことでどのようなキャリアを歩みたいのか、考えてみましょう。

divの採用情報

divで採用中の職種

divは各地のスクールでスタッフの募集、東京を中心に事務系・技術系職種の募集をしています。詳細は採用HPに一覧記載されていますので、参照ください。

・コーポレート
└経理
└広報

・事務系職種
└営業
└企画・マーケティング
└スクール運営

・技術系・開発系職種
└エンジニア
└デザイナー
・クリエイティブ
・エンジニア

3-2. 平均年収

(※各種クチコミサイト、求人情報サイトの情報を中心に算出しているため、実際の平均年収とは異なる可能性があります。あらかじめご了承くださいませ。)

求人の想定年収レンジ :300万~700万円(東京)

社員の年収平均 : 400-450万円(平均年齢は28.8歳)

divの年収平均は、教育業界の企業と比較し、平均年齢も踏まえると比較的高いといえます。第二新卒や未経験、ポテンシャル採用を積極的に行なっているので、職種にこだわりのある場合は、選考過程でもきっちりすり合わせを行なった方がいいと思います。絶対ではないのですが、スキルや経験を買って採用される場合と、ポテンシャル採用の場合では、年収も異なりますので、実績がある場合は交渉しましょう。交渉はちょっと…という方も多いと思うので、その場合はエージェントを頼った方がいいと思います。

口コミサイトを見ると、納得度は88%と決して低くはなさそうなので、年齢・働き相応の年収をもらっている、と判断してもよさそうです。求人の想定年収レンジは、あまり幅が大きいとは言えないので、どんな評価・昇給体制になっているのかは、入社前に確認しておきたいですね。

3-3. 労働環境

口コミサイトのVorkersによると、divの月間の平均残業時間は【16時間程度】です。教育業界平均程度の残業時間といえると思います。

ただ、資金調達をして注力サービスが変わったり、新しいサービスを展開したり、となると勤務時間も変動可能性がありますので、その点はあらかじめ考慮した方がよいです。代休は取れるとも書いてありましたが、休日出勤もあるというクチコミもいくつかみられましたので、不安であれば、遠慮せずに聞くようにしましょう。

4. divの求人情報

4-1. 事務系職種は管理・CA/RAの求人多数

管理体制を強化していくということだと思うのですが、経理・広報・人事は採用の中でも特に注力されているようです。管理側の求人がトップ表示されるなど、力を入れている様子が伺えます。

また、キャリアアドバイザー(CA)、リクルーティングアドバイザー(RA)は各地で採用を行なっています。こちらも、TECH::EXPERTをさらに強化していくという意図が感じられます。未経験から教育されたエンジニアの採用経験がある企業は少ないでしょうから、コンサルティング営業のようなイメージになると思います。法人営業、なかでも提案営業やコンサルティング経験のある方は有利かもしれませんね。

4-2.技術職職種では、Rubyエンジニア職の求人が多い

エンジニアの募集では、Rubyエンジニアの求人が多いです。TECH::CAMPでは、現役のエンジニアが質問に回答するというサービスも提供されていますので、開発に集中したい、という方は事前に確認した方がいいかもしれません。

先に触れましたが、未経験やポテンシャルでの採用が多いので、特筆すべき経験やスキルがある場合は、うまく交渉した方がいいですね。ご相談乗りますので、応募前にぜひお問い合わせください。

5. divに関する口コミまとめ

私が書いた内容だけですと、主観が入ってしまう部分もあると思うので、実際に働いた社員の口コミの内容をまとめました。

今回は、やりがい・働き方・風土の3つの軸で整理しました。

5-1. やりがい

やりがいと成長について、高い評価を受けています。

社会的なエンジニア不足、エンジニアになりたいけど挫折してしまう、といった明確な負の側面に対して、サービスを提供しているので、貢献実感を得やすいという声が非常に多かったです。自分自身がプログラミングを勉強しながら働くこともできるので、サービスの良さを感じながら働けるのは珍しい環境かもしれません。

5-2. 働き方

給与は同業他社と比較して低くない水準ですが、インセンティブなどは基本的にありませんので、稼ぎたい!という人にはマッチしづらいかもしれません。

働き方も自分自身で選ぶことができる風潮で、仕事が好きで遅くまで残っている人もいれば、シフトの時間が終わったらすぐ帰宅、という人もいるようです。どちらかを賞賛するような雰囲気はないということなので、自分で働き方を選びたい、状況に応じて働き方を変えたいという人にとっては働きやすい環境かもしれません。

5-3. 風土

貢献という言葉が何度か登場しましたが、他者貢献意欲が高い人が多い職場と言えそうです。

先に触れましたが、サービスの一環として学習している方からの質問に答える必要があるので、そういったところでも他者貢献したいという気持ちは大事ですよね。ある意味では、サービスが提供される現場の感覚を持ちながら開発をすることができますが、開発に集中したい、邪魔されたくない、という方には合いづらいかもしれません。

divへの転職を考えるにあたって最後に

divに転職することについて情報をまとめました。個人的には、成長しようと資金調達している企業を経験することには非常に意味があると考えております。サービスが世の中の役に立っていることが実感しやすい仕事というのも、非常に魅力的ですよね。若手の方で「自分の仕事が役に立っている実感がない」という方にお会いすることも少なくないので、そういった方はぜひ検討していただけるといいと思います。社長の真子さんのyoutubeも頻繁に更新されていてすごいなと思いますね。

diivに限らず、様々な企業への転職を支援してきた実績があります。20年近くキャリア相談に乗ってきましたので、転職相談や面接対策の方法などのノウハウもあります。ご興味を持っていただけた方は、LINEからお気軽にご連絡くださいませ。

 

高野 秀敏

キープレイヤーズ 代表取締役

99年に株式会社インテリジェンスへ入社。2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3000名以上の経営者の相談と、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。また、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。

人気のブログ記事