こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
DtoD、つまり医師(Doctor)と医師を繋ぐサービスを運営するアンター。私たち消費者からするとあまり関わりがないため耳にしたことはないかもしれません。
しかし、医療現場では人手不足が発生しており、医師が自分の専門外の領域で医療を行うことも珍しくないのだそうです。アンターがそうした課題を解決してくれることで、私たちは安心して医療を受けられるようになります。
医療という人々の身近にあって重要な役割を果たす領域において、直近で2.3億円の資金調達をするなど、社会問題の解決に尽力するアンターには一層注目が集まっています。
今回の記事では、アンターの求人にご関心をお持ちの方向けに、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
Contents
Antaa(アンター)転職の要点
アンターの特徴
・「医師たちをつなぐ文化を創る」をミッションに掲げ、「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」の医療を目指す
・医師同士のオンライン医療相談サービス「AntaaQA」は、登録医師が10,000人を超える
・2020年5月に2.3億円の資金調達を実施
・IBM Bluehub第3期 最優秀賞/Softbank賞、TECH LAB PAAK第11期 オーディエンス賞 TechCrunch Japan賞、経済産業省ジャパンヘルスケアビジネスコンテスト優秀賞など数々の賞を受賞
アンターの会社概要
社名 | アンター株式会社 |
所在地 | 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-2 東洋ビル10階 |
設立年月日 | 2016年6月14日 |
資本金 | 123,175,500円 |
代表者 | 代表取締役 中山 俊 |
役員 | 取締役COO 西山知恵子 |
事業内容 | 医師同士のオンライン医療相談サービス「AntaaQA」の運営 医師・医学生向け動画配信・運営 医師・医学生向けセミナーイベント企画・運営 医師向けwebメディア運営 医療者のスライド共有「Antaa Slide」運営 医学書籍企画・制作 |
アンターの商品・サービス
アンターは医師や医学生向けのサービスをいくつか展開しています。
・医師同士のオンライン医療相談サービス「AntaaQA」
患者の容態や治療について医師同士が相談し合えるアプリです。医師は招待制でかつ実名制となっています。医師が自分の専門外の領域について別の医師に聞いたり調べたりすると時間がかかってしまい、患者の命の危険が高まる可能性があります。その危険性を少しでも減らすことができるサービスです。
実際に内科の当直の先生が、夜23時に子宮筋腫で入院中の患者がお腹を痛がっているがどうすればいいかと投稿したところ、産婦人科や放射線科の医師から対応方法が寄せられ、治療が変わって助かったという事例もあったそうです。
2020年5月時点で、登録医師は12,000人に到達しています。
・医療者のためのスライドシェア「AntaaSlide」
医師が勉強会やセミナーに登壇した際に作成したスライドを他の医師に共有できるサービスです。アイデアや知識をシェアしてナレッジを蓄積していくことで、医療現場での疑問を素早く解決することを目指しています。
・医師が作る若手医師にむけた医療メディア「Antaa Media」
若手医師のために診断・治療をサポートする質の高い最新エビデンスを掲載するメディアです。勉強会情報やインタビューなども掲載されています。
アンターの代表取締役 中山 俊さんの経歴
中山さんは、鹿児島県奄美大島の出身でいらっしゃいます。
2011年に鹿児島大学医学部を卒業後、医師免許を取得。東京や千葉で医師として勤めていた中山さんは、会社を設立する2016年まで起業を考えたことはなかったそうです。しかし医師になって4年目の時に、一人の医師としてできることに限界を感じ医師同士で情報を共有することの必要性を実感します。
そこで医師と医師がいつでもコミュニケーションを取れるネットワークを構築したいと考えるようになった中山さんは、2016年4月から仲間と共にSNSで相談を受ける活動を開始します。そして徐々に仲間が集まるようになったため、本格的にアプリケーションを作ろうと2016年6月に会社を立ち上げました。
サービス化に向けてIBM主催のスタートアップ向けインキュベーションプログラムに参画したところ採択され、2017年3月から「Antaa QA」を開始します。
アンターの採用・求人情報
アンターの職種・求人
・Webエンジニア
・事業企画・事業開発・BizDev
・バックオフィススタッフ
アンターの働く環境
平均年収・平均年齢
アンターは未上場のため公式な情報は公開されていませんでした。
労働環境
Slackを使用したコミュニケーションやリモートワークが取り入れられており、多様性のある働き方ができるようです。また、社内でのもくもく会や外部の勉強会情報の共有、参加も推奨されています。
アンターに関する口コミまとめ
アンターについての口コミはまだ確認できませんでした。
求人情報によると、「新たな医療インフラ」を生み出す新しいソリューションやスキームの検討や様々な企業・医療機関・自治体・官公庁とのオープンイノベーション進めるにあたり、社長直下でスタートアップならではの「即断即決の意思決定」「広い職務権限」を持って仕事に取り組める環境のようです。
アンター転職を考えるにあたって最後に
アンターへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
資金調達を実施したことはお伝えしましたが、その資金で今後はサービスの利便性を高めるためのシステム開発に注力するようです。すべて自社開発でサービスを作っているそうなので、経営陣と直接相談しながら開発に携わりたいというエンジニアの方や、スピード感のあるスタートアップに挑戦したいという方は、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
アンターはもちろん、成長業界への転職を支援した実績は数多くありますので、ご興味を持った方はお気軽にご相談下さい。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。