こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、shizaiさんです。
shizaiは倉庫の選定から、顧客に合わせたオリジナルパッケージの製作まで、一貫したプロセスをサポートするプラットフォームを提供しています。
2021年4月5日までに、総額約1.2億円の資金を調達。shizaiには個人投資家からベンチャーキャピタルANRI、グローバル・ブレイン、日本政策金融公庫などが出資しています。
時代に合わせたサステナブルなパッケージを、“高品質・低コスト”で製作し、ECやD2C事業を支援する資材プラットフォームとしてローンチしました。
shizaiのサービスは、日本全国のメーカーや印刷会社と提携。
包装資材業界で今まで主流とされていた、既存のアナログな受注・発注のプロセスを「デジタル化」することで、大幅なコストダウン図るのが特徴です。
shizai代表取締役の鈴木暢之さんは、物流に対する献身的なアプローチで、EC全般のバックエンド業務をサポートすることを志しています。
この記事では、shizaiの特徴や求人情報などについて詳しく情報をまとめています。
目次
shizai転職の要点
shizaiの特徴
・起業家からスタートアップ企業、外資系のIT企業を経験したデザイナー、印刷・包装ビジネスに強いメンバーが中心。
・shizaiの提供するプラットフォームでは、資材の発注を最短60秒で済ませ、約20%のコストカットを実現している。
・資材調達から倉庫選定まで、EC・D2Cのバックエンドを一気通貫で支援
・SDGsアクションや環境に配慮したサステナブルな素材を利用したパッケージ提案も行う
・カスタマーファーストを第一に、EC事業者に寄り添った提案を大切にしている。
shizaiの会社概要
社名 | 株式会社shizai |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷二丁目6番6-201号 |
設立 | 2020年10月12日 |
資本金 | 50,000,288円 |
従業員数 | 5人 |
代表者 | 代表取締役 鈴木暢之 |
事業内容 | オリジナルパッケージ制作のDX(デジタル・トランスフォーメーション)プラットフォーム「shizai」の開発および運営 |
shizaiの商品・サービス
shizai
事業者がオリジナルパッケージを受注・発注する際、従来では数ヶ月単位の時間をかけて仕様を決定していました。
しかし、「shizai」ではデザインから形状、そのほかの細かな仕様決定の工程をソフトウェアで効率化。工程そのものをデジタルに置き換えて、標準化することで、最短60秒もの時間で発注可能にしています。
全国に点在する多数の一次資材メーカーや、印刷会社と密接に提携したことでこれを実現しています。
そして、それらの企業をshizaiが運用しているプラットフォームでネットワーク化し、中間マージンを排除を実現。
パッケージの発注では、約20%のコストカットを可能にしました。
shizaiはプラットフォームを介した取引でいて、仮想的ながらも直接取引の恩恵を受けられるというサービスなのです。
また、パッケージの購買だけではなく、そのパッケージに最適な倉庫選定から管理まで、一気通貫のサポートを可能にしました。
コーポレートサイトで確認できる資材は、一般的な「配送箱」「ギフト梱包箱」から「化粧箱」など。ほかにも「パウチ」や「袋」まで取り扱います。他には「メッセージカード」「巾着袋」などもありました。
もし、探しているパッケージがない場合でも、直接サポートをしてくれるのは、EC事業者にとって嬉しいポイントでしょう。
shizaiの代表取締役 共同創業者 鈴木暢之さんの経歴
鈴木暢之さんは1989年に静岡県で生まれ、一橋大学で経済学部経済学科を専攻されていました。
大学を卒業後は、2011年4月に大手広告代理店「株式会社電通」へ6年間勤務。外資系IT企業から大手の飲料会社、眼鏡メーカーにいたるまで、プロモーション全域のプロデュースを担当していたようです。
2017年4月にはドライブシェア(相乗り)アプリで有名な「CREW(クルー)」を開発した、株式会社Azitに参画。同社で開発以外の官庁対応からPR全般の業務など、多岐にわたるご活躍をされていました。
さまざまな経験を積まれた後、株式会社shizaiを設立。
「残すべきところは最低限残し、テクノロジーに再配置可能なものは変えていく」というビジョンを掲げ、日本の産業を支える取り組みに挑戦されています。
shizaiの採用・求人情報
shizaiの職種・求人情報
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイド
- エンジニア学生インターン
shizaiの働く環境
平均年収・平均年齢
shizaiは非上場企業のため、平均年収・平均年齢などに関する公式な情報は公開されていません。
労働環境
2021年4月25日現在、shizaiで働くことに関する口コミは確認できませんでした。
求人サイトの情報では、正社員の採用以外に業務委託の相談も可能です。また、勤務地などは問われないようでした。その他の詳細な情報が確認でき次第、随時更新していきます。
shizai転職を考えるにあたって最後に
テクノロジーの進歩で、無くなっていく伝統や企業は数多くあります。
shizaiの提供するプラットフォームは、そのような観点から見ても国内の中小企業を支えるひとつの仕組みとして、測りきれない価値があるでしょう。そこには、代表の鈴木暢之さんが掲げるビジョンが強く感じられます。
また、資材の物流プロセスから見直すことでEC・D2C事業を支えるという、誰もがアプローチできていなかった課題にいち早くチャレンジ。
業界が抱える悩みの解決に颯爽と乗り出したshizaiには、成長の伸び代が期待できます。
多数の投資家やベンチャーキャピタルからの融資も成功させた実績には、魅力的なアイディアやポテンシャルが隠れているように思えます。
現在、ローンチしたばかりで創業メンバーや学生インターンなどを募集しているshizai。もしかすると、これからの産業を変えていく、革新的なプロダクトにチャレンジできるチャンスがあるかもしれません。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。