こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめはFundsさんです。
Fundsは資金調達を目的とした企業のファンドに、個人ユーザーが1円単位で投資できる資産運用のサービスです。
2021年4月27日には伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、ANRI、B Dash Venturesから日本郵政キャピタル、AGキャピタル、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタルのほか、メルペイやグローバル・ブレインなどより、約20億円の資金調達を成功させました。
これらの資金調達を受けて、Funds運営の人員体制を強化したり、地方創生に関わる新しいファンドも拡充していくようです。
代表の藤田雄一郎さんは過去にマーケティングの支援を行う企業を創業。その後、2012年頃に上場企業へ売却した経歴を持っています。
当時は上手く成長させることができなかったと苦悩されていますが、それでも上場企業への売却まで一定の成果を出されています。
また、藤田さんは金融業界とは無縁の経歴ですが、Fundsを巨大な資金調達プラットフォームへと成長させました。
こちらの記事では、Fundsの特徴や求人情報などについて、詳しい情報をまとめました。
目次
Funds転職の要点
Fundsの特徴
・経営メンバーは「全員が専門分野のプロフェッショナル」で金融と法律に強い。
・個人が企業に対し、1円から投資できるサービスを提供し、国民の資産運用ツールを目指す。
・2016年設立から、2021年での資金調達額は累計で約32億円を達成。
Fundsの会社概要
社名 | ファンズ株式会社(旧社名 株式会社クラウドポート) |
所在地 | 〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル7階 |
設立 | 2016年11月1日 |
資本金 | 373,000千円 |
従業員数 | 30人 |
代表者 | 代表取締役 藤田 雄一郎 |
役員 | 共同創業者/取締役 柴田 陽 取締役 河野 哲行 取締役 笹嶋 靖史 社外取締役/弁護士 川中 浩平 社外取締役 中野 慎三 常勤監査役 柴田 篤夫 社外監査役 熊谷 謙志 |
事業内容 | 金融取引業 インターネットによる情報サービス業 |
Fundsの商品・サービス
Funds
『Funds』は個人が企業に対して資金を貸し出せる資産運用サービスです。最低1円単位からの貸し出しに対応し、ユーザーは利息で資産を増やすことが可能。
株などと違うのは、ユーザーが出資できるファンドにあらかじめ資金の運用期間や、利回りなどが設定されているということです。
相場の変化による値動きがないので、一度ファンドへ投資したら待つだけというのが特徴です。中には「Funds優待」と、株式優待の代わりにユーザーへの特典を用意している企業もあります。
また、口座への振り込み手数料は発生しますが、原則としてそれ以外に発生する手数料は存在しません。
Fundsへ登録したら、資金調達を募集しているファンドに応募し、運用資金を貸し出していく流れで金融サービスが構成されています。
Fundsの代表取締役 藤田雄一郎さんの経歴
藤田雄一郎さんは早稲田大学商学部を卒業されています。
その後新卒で「ABEMA」を手掛けていることで知られる、株式会社サイバーエージェントに入社。そこで紆余曲折の経験を重ね、2007年にウェブ構築事業やマーケティング支援を行う会社を創業されました。
藤田さんは2012年まで会社の運営を経験した後、その会社を大手企業へ売却しています。このとき、成長し続けていた他のスタートアップを研究し、“マーケットの選定”と“参入していくタイミング”が重要と気づかれたようです。
会社売却後はこの二つの視点を重点に置いて、起業のアイデアをリサーチ。ご縁あって、日本でソーシャルレンディング事業にチャレンジされる方から、マーケティング担当へのポジションに誘われ参画を決めました。
そこで経験した3年間は大きく、今まで金融業界を知らなかったこそ、投資初心者の視点に寄り添うサービスを設計できたと藤田さんはお話しされています。
Fundsが目指しているのは、LINEやメルカリなど、国民の生活に浸透しているサービスの提供。資産運用をより身近でいて、国民的なサービスにまで発展させるのが、藤田さんのビジョンでもあります。
Fundsの採用・求人情報
Fundsの職種・求人情報
- マーケティングディレクター
- サーバーサイドエンジニア(Scalaエンジニア)
- UI/UXデザイナー
Fundsの働く環境
平均年収・平均年齢
Fundsは非上場企業のため、平均年収・平均年齢などに関する公式な情報は公開されていません。
労働環境
2021年5月8日現在、Fundsで働くことに関する口コミは確認できませんでした。
転職サイトの情報ではリモートワーク推進の流れに沿って、アフターコロナを見据えた柔軟な働き方にシフトしてきています。また、申請はなども特に不要で、上限日数も定められてはいないようです。
従業員数も控えめなため、社員同士が活発なコミュニケーションが実現できるよう、リモート環境でのシャッフルランチや「Good&New」の実践をされています。
Funds転職を考えるにあたって最後に
国民が身近に資産運用を行えるような仕組みとして、ソーシャルレンディング事業は盛り上がりを見せつつあります。
その根拠は、Fundsが継続した資金調達を成功させ、新たに地方創生ファンドを取り扱うという部分からも垣間見えています。
日本が抱える年金の問題や毎年増え続ける国民への負担からも、資産運用の価値そのものが高まっています。株や為替取引に比べ、ある程度長期的に安定した利息が得られるソーシャルレンディング事業は、これからも伸びていくと考えられるでしょう。
また、金融と法律に強いプロフェッショナルなメンバーたちと切磋琢磨しながら、人と企業を繋げる土台を作る仕事は、間違いなく挑戦しがいのあるプロダクトとも言えます。
彼らが取り扱う多くのファンドが成功を納め、イノベーションを引き起こしていけば、日本の産業にとっても追い風になります。
成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、お気軽にご相談ください!
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。