こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、メルコインさんです。
メルコインは株式会社メルカリの子会社で、仮想通貨などの暗号資産やブロックチェーン技術に関連するサービスの開発・企画をしています。
ビットコインで有名な暗号資産はその時価総額が徐々に高まりつつあります。国内でもキャッシュレス決済が広まり、世界的にブロックチェーン技術を活用した送金・決済サービスが大きく波及してきています。
メルカリもメルコインを設立することで、まずは暗号資産交換業者として、事業の幅を広げていくようです。ロードマップ上ではNFT(Non-fungible token)など、本格的な参入を視野に入れているのが確認できます。
これから様々な資産の価値を変えていくと言われるNFT分野に大きな市場価値を見出したのでしょう。
また、メルコイン代表取締役CEOの青柳直樹さんはドイツ銀行、グリー株式会社の米国法人CEO、株式会社メルペイ代表取締役を歴任されている方です。
この記事では、メルコインの特徴や求人情報などについて詳しく情報をまとめています。
目次
メルコイン転職の要点
メルコインの特徴
・株式会社メルカリが提供している『メルカリ』『メルペイ』に続く事業の一つとして『メルコイン』が誕生
・暗号資産交換業者として申請しており、ブロックチェーンやNFT、デジタルコンテンツの企画・開発が目的
・2021年7月、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)に入会
・2021年7月、ブロックチェーン分析技術を開発するBasset社を買収
・代表取締役CEOの青柳直樹さんはドイツ銀行やグリーの米国法人を経験したグローバルな実業家
メルコインの会社概要
社名 | 式会社メルコイン / Mercoin, Inc. |
所在地 | 東京都港区六本木六丁目10番1号 |
設立 | 2020年4月下旬(予定) |
代表者 | 代表取締役CEO 青柳直樹 |
役員 | 取締役CISO 曾川景介 取締役 伏見慎剛 |
事業内容 | 暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発 |
(コーポレートサイトより)
メルコインの商品・サービス
(コーポレートサイトより)
2021年8月現在、顧客向けに正式なリリースをしているサービスが確認できないため、その他の詳細な情報が確認でき次第、随時更新していきます。
サービスローンチは2022年中を目指しているとのことで、現在急ピッチで事業開発を進めているようです。
コーポレートサイトの情報では、メルカリが展開している各種サービスとの連携を目指しているとのことです。
具体的には、「メルカリ」における売上金のビットコインでの受取り機能の提供や、「メルペイ」における決済・送金機能に留まらない与信、暗号資産・資産運用の機能の提供等、より簡単に金融サービスを利用できる環境を目指していくとのことです。
NFTへの取り組みで、クリエイターが生み出すデジタルコンテンツやサービス、所有権などをメルカリが持つ市場で流通させ、作り手の価値をエンパワーメントしていくなどが確認できます。
メルコインの代表取締役CEO 青柳直樹さんの経歴
(コーポレートサイトより)
鈴木暢之さんは1979年8月22日生まれで東京都港区出身です。また、2002年に慶應義塾大学の総合政策学部を卒業されています。
大学を卒業後に、ドイツのメガバンクであるドイツ銀行へ就職。2006年6月にはグリー株式会社に転職し、同年7月には取締役に就任されました。2011年には米国子会社のCEO、さらに事業本部長も歴任。
2016年9月任期を満了したため、同社の取締役を退任しました。翌年の2017には株式会社メルカリの完全子会社、メルペイで、代表取締役に就任されています。
ほかにも青柳直樹さんは、株式会社メルカリの執行役員、株式会社クラウドワークスの社外取締役も経験しており、様々な知見をお持ちの実業家です。
メルカリがメルコインを設立した真意について青柳さんは、“米国で暗号資産がペイメントに組まれていく流れが始まり、暗号資産分野への参入タイミングが来た”とインタビューでお話しされています。
将来的にはコーポレートサイトのイメージにあるように、『メルカリ』アプリの取引にビットコインなどが使用できたりするとしているようです。
メルコインの採用・求人情報
メルコインの職種・求人情報
- ITリスクマネジメントスペシャリスト
- エンジニアリングマネージャー(バックエンド)
- コーポレート責任者 / リーガル責任者 / リスク・コンプライアンス責任者
- セキュリティエンジニア
- セキュリティマネジメントスペシャリスト
- ソフトウェアエンジニア(Android、iOS、バックエンド、フロントエンド、ブロックチェーン)
- プロダクトデザイナー
- プロダクトマネージャー
- リーガルスペシャリスト
- 内部監査 (ITシステム監査)
- 金融アナリスト
メルコインの働く環境
平均年収・平均年齢
メルコインは非上場企業のため、平均年収・平均年齢などに関する公式な情報は公開されていません。
労働環境
求人サイトの情報では、職種によってはコアタイムがないフルフレックス制度を導入しており、有給休暇以外に慶弔休暇やリラックス休暇、病気休暇が確認できます。
また、仕事でのインセンティブ制度、社員の家族を含めた支援制度など、上場している株式会社メルカリの文化を受け継いでいる様子でした。
メルコイン転職を考えるにあたって最後に
株式会社メルカリは2017年ごろから暗号資産・ブロックチェーン技術への参入を考えており、本格的に動き出せる事業開発フェーズがようやく来ました。
その第一歩がメルコインの設立なのでしょう。
暗号資産のマーケットは、市場やコンテンツ所有権のあり方が大きく変わると言われており、それを裏付けるかのように、NFTではTwitter共同設立者のジャック・ドーシー氏の初ツイートが3億円で落札されています。
確かに話題性や活気に満ちているトレンディな分野ですが、ブロックチェーン技術が持つ独自の仕組みが、このような“資産価値”を生み出しているのです。
それだけにメルコインで働くということは、未知なる可能性を開拓していくチャレンジと言えるでしょう。現在、立ち上げたばかりのメルコインでは、様々な人材を募集しているようです。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。