転職しないほうが良い人も多い

キャリアカウンセリングをしていると、転職をしないほうがいい人にたくさんお会いします。そういった場合、私は無理に転職を勧めないようにしています。例えば、「安定しているベンチャー・スタートアップに転職したい…。」とお話される方でされる方です。安定しているベンチャー・スタートアップなどありません。

他にもたくさんのご要望をお聞きすることがあります。「子供がいるので、リスクは抱えたくない。でも、若いうちに活躍したい。」「仕事をもっと任せてほしいが、残業はしたくない。」「なんだかんだいって、年収は下げたくない。」なんでもかんでも希望が通るわけではありません。絞ったほうがいいですよと話してみると、

「私にマッチする良いところがあれば…でいいので、ぜひご紹介してくだい!」

みたいなやりとりになってしまいます。企業側は、そんな方にまったく聞く耳持たず。こちらとしては、心の中で「無理だろうなぁ…」と思っております。

キャリア・ライフスタイルの優先順位付けが大切

欲張った状態のまま、それでも絶対に何かあるはずだと思って、一年ぐらい転職先を探し続ける人もいます。しかし、正直申し上げて、転職の成功は無理です。まずは、自分の中で、譲れない条件の優先順位をつけて整理し直してみてください。

絶対に譲れないものは何なのかもう一度考えてみる必要があります。「年収ですか?」「仕事の裁量権ですか?」「会社の将来性ですか?」「実質的な勤務時間ですか?」「会社のブランド性ですか?」最上位が決まったら、次に来るのは何なのか整理して行きます。

自分の中の優先順位があやふやになったままでいると、当然、計画意識まで到達しません。優先順位をつけることに迷ってしまうなら、「自分にとって、何がいちばんしたくないか」を考えてみてください。

たとえば「毎日、終電まで残業するのだけは、まっぴらごめんだ。」と思っているなら、あなたのセカンド就職での優先順位のトップを「実働時間」に定めることです。あるいは、「年収300万円で生活することは、自分にはできない」と思うのなら、優先順位のトップは「年収」になりますよね。

軸が決まったら、あれこれ考えずに計画意識を持って行動してください。建設的でないキャリアプランを抱えているのは、時間の無駄です。

 

悩みすぎるならすぐに面接を受けに行こう

迷う時間があったら、行動したほうが建設的です。まるでお花見の席取りのように、「こちらよりはあちらが….」と判断軸もないまま職を探していても時間は無駄に過ぎるだけです。

万が一、転職先が決まったとしても、結果的に成功することはほとんどありません。近年はカジュアル面談などもOKという会社も増えました。あたなが欲しい人材であれば企業は最初から面接でなくてもまずはお会いしたいというニーズが増えているのです。ベンチャー・スタートアップ界隈では特にその傾向があります。

特にベンチャー・スータートアップ企業では、ホームページに書いてある内容がとても薄くて実態の10%も反映されていないなんてこともほとんどです。足を運んで一次情報を得てみることが大切です。それを踏まえて、再度、「少しの犠牲やリスクを取ってもベンチャー・スタートアップに挑戦したいのいか?」それとも、「現状が自分にとって最適な環境だと再認識してとどまるべきなのか?」クリアになるのではないでしょうか?

これまで、たくさんの方にキャリアカウンセリングでお会いして来ました。転職をしないほうがいい方に無理に理由付けや面接対策をして、ベンチャー ・スタートアップに転職頂いたとしても、絶対に活躍されませんし、辞めてしまうことも多いのがこの業界の傾向です。

私自身、絶対にこのミスマッチだけは減らして行きたいと考えています。誰にとっても時間は有限です。自分の現状に何か悩んでいる方、優先順位付に悩んでいる方はまずはご相談ください!一緒にキャリア・ライフスタイルの優先順位付けをして行きましょう。

 

高野 秀敏

キープレイヤーズ 代表取締役

99年に株式会社インテリジェンスへ入社。2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3000名以上の経営者の相談と、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。また、30社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。

 

 

 

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