営業職は業界チェンジがしやすく、優秀な人材は、どこの企業でも採用したいと思っています。いわゆる「つぶしが利く」代表的な職種の一つです。一方であまり人気がないようにも感じております。人気がないためか募集要項にも「営業」ではなく、コンサルティングセールス、アカウントプランナー、アカウントエグゼクティブ、リクルーティングコンサルタント、キャリアコンサルタント、クライアントパートナーなど様々な呼称があります。

全てとは言いませんが、営業と記載すると応募してもらえない、応募数が少なくなってしまうのも事実です。「このまま営業やっていても将来ダメだと思うんですよね」こんなご相談と言いますか愚痴をいただくこともあります。ただし、そんなことはなく特に若手の方が営業をやるということの意味は大いにあると思います。今回は営業職について考えてみます。

営業職はは次のように分類されます。

●対象顧客・・・・・法人営業か、個人営業か

●営業の種類・・・・新規開拓か、ルート営業か

●営業のチャネル・・・・直販か、代理店か

●商材・・・・・・・モノなのか、サービスなのか


以前は、テレアポなどによる新規開拓力のある人が評価が高かったのですが、インターネットが社会のインフラになり、ウェブやSNSなどでマーケティングをするようになったため、テレアポ、場合によっては飛び込みの営業力ははあまり問われなくなりました。


現職での顧客対象や商材が違っていても、実力のある人であれば、こだわりなく採用されますし、活躍できる場合も多いでしょう。

商材的に見ると転職市場に出てくる案件は、圧倒的にサービスに関する営業です。モノの営業はメーカーが中心で中途採用はほとんどありません。純血主義をとっている企業が大半のため、募集は新卒採用中心になっております。

営業職は案件は多くあるものの求められていることといえば、やはり営業の結果です。
実績が数字ではっきりと出てしまうため、若いうちはともかく、ある程度の年齢になると、実は隠しようがありません。

大きな声では言えませんが、事前に応募者の評判をリサーチしている場合も少なくありません。同じ業界であれば評価がなんとなく伝わってくるものですし、関係者がいれば裏をとっているでしょう。
「御社の〇〇クンって優秀らしいけど、実際はどうなの?」こんなふうにダイレクトに聞いていることすらあります。実績を誇張したり、ねつ造したりしてもすぐパレてしまうので、気をつけなければいけません。


逆にしっかりした実績やキャリアはきちんと評価されますので、転職活動には有利です。
他の企業や業界の人にも理解できるよう、説得力のある経歴書をつくって、うまくアピールしてください。

しかし、本人はそれなりに自信があって転職したものの、あまり実績が出ず、残念ながら不本意な結果に終わってしまう場合もあります。


営業職の方によくあるのが、保険会社に転職したケースです。
募集案件もたくさんあり、成績が上がれば高収入が期待できるのですが、やはり言うほど簡単ではないというのが現実です。常に人材を募集しているということは、それだけ大変な仕事なのです。
メーカーで営業チームの責任者だったTさんは、リストラが進む会社に見切りをつけ、転職活動をスタートしました。

いろいろな企業の募集案件を検討しましたが、長年の営業経験で培ってきたネットワークには自信があります。人材エージェントからはインターネット業界の営業職を勧められましたが、ITに苦手意識のあるTさんは保険会社のほうを選びました。結果が出ただけ、収入につながるシステムも魅力だったのです。

かつての顧客から個人契約をとり、そこから法人契約に結びつけたいと考えていたTさんでしたが、個人契約ですらなかなかとれません。
得意先を訪問しても「いや、悪いねえ。知り合いに頼まれてたくさん入っているから、保険はもうちょっとね」と言われてしまいます。当初の計画があえなく崩れ、Tさんは焦りはじめています。


自分の営業力に自信を持つのはもちろんいいことですが、「本当に自分はやっていけるのか」という冷静な分析ができていなかったように感じます。決して保険会社が悪いということではありません。自分が結果が出せれば良いわけです。自分自身プルデンシャル生命で日本一になった人や、今もベスト10位に入り続けている人。そこまではいかないものの外資系生保でかなりの実績を続けている友人がいます。

それだけに彼らがいかにすごい人なのか才能もそうですが、努力の点においてもよくわかります。まわりに保険の営業がいたら、仕事の内容を聞いてみたり、エージェントに客観的に見てもらったり、いろいろ方法はあったはずです。くれぐれも自分の力を過信しすぎないようにしつつ、すべきところで挑戦してみてください。

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