こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、ANDARTさんです。
アート作品を共同保有できるプラットフォーム「ANDART」の開発・運営をメインに、活躍の幅を広げているスタートアップ。「テクノロジーでアートと社会を結び、拓く」をミッションに掲げています。
2021年9月には、ユナイテッド・GMOインターネット・franky社代表取締役の赤坂優氏・ビジョナル社取締役CTOの竹内真氏を引受先とした、総額2.8億円の資金調達を実施しました。調達した資金は、更なる事業加速と組織拡大に向けた経営体制の強化ならびに、各事業・対応領域におけるコアメンバーの採用へ活用される予定です。
ANDARTの代表である松園詩織さんの経歴をはじめ、会社が持つ特徴・商品やサービスなどの情報をまとめました。
目次
ANDART転職の要点
ANDARTの特徴
・2021年9月に総額2.8億円の資金調達を実施済
・自社プロダクト「ANDART」の会員数は1万人超、オンラインストア「YOUANDART」の作品点数は500点を突破
・「ANDART」は日本初のアート作品共同保有プラットフォーム
・日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社 2021年版」に、ANDARTが選出
ANDARTの会社概要
社名 | 株式会社ANDART |
所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル10F-B |
設立 | 2018年9月 |
資本金 | 62,237,500円 |
代表者 | 代表取締役社長CEO 松園詩織 |
事業内容 | プラットフォーム運営事業 マーケティング事業 |
ANDARTの商品・サービス
ANDART
「ANDART」は、日本初のアート作品の共同保有プラットフォームです。
1万円からオーナー権を購入することが可能なので、「アートは好きだけど、自宅には飾れない」「高額だから、なかなか購入する勇気がない」「アート投資に興味があるものの、選び方が分からない」という方に非常におすすめしたいサービス。
ANDARTで取り扱う作品は現代アートが中心で、バンクシー・KAWS・草間彌生などをはじめとする有名アーティストの作品が揃っています。単体で数百万~数千万の値がつくことが多いものの、数量限定で発行されるオーナー兼を購入すれば“作品をシェアして保有すること”ができます。
各アート作品の共有持分権(所有権)を手に入れられるため、気軽にアートをデジタルコレクションできる点が強みだといえるでしょう。
また、「偽物なのではないか?」「保存状態の良し悪しが気になる」と思う方も、少なくないかもしれません。しかし、ANDARTには“プロの目利きによる本格アート”がしっかりと揃えられています。
ANDARTに出品されるアート作品は、長年キャリアを積んできたプロによって厳選されているためです。加えて、定期的なコンディションチェックも実施しているそうなので安心。保管場所を気にせず、自身が好きなだけセレクトできます。
購入したオーナー権は、オンラインで売買OK。「将来的に購入した作品の価値があがる」という可能性もあるため、投資目的で利用するユーザーも多いです。
ANDARTは、20代~40代のビジネスマンを中心に、幅広い層のユーザーから支持されています。登録自体は無料なので、気になる方はぜひ利用を検討してみてください。
ANDARTの代表 松園詩織さんの経歴
松園さんは、大学在学中にアート系のスタートアップに参画した経験をお持ちです。
また、周囲に学生起業家として成功を収めた知人が多かった影響もあり、当時から「会社を立ち上げてみたい」と考えることもあったといいます。加えて、子どもの頃からアートに親しみがあったそうで、展覧会や美術館に足を運ぶこともしばしば。
しかし、「アートフェアに出向いても、初日の時点で作品がほぼ完売している」「アートの価格は、一般人にはオープンではない・情報自体が入りにくい」「公開されていても好きな作品は既に売約済で、一般人は購入できない」という現状に、もどかしさを感じる日々を過ごされていたそうです。
大学を卒業し、2014年にサイバーエージェントに入社。新規事業責任者として、大手企業のデジタルマーケティングに従事されています。
多様なキャリアを積まれた後、東京ガールズコレクションを運営するW TOKYOへ転職。社長室に配属され、大手企業・行政・国連との取り組みに携わるなど、エンターテイメントの領域において数多くのプロジェクトを手がけてきました。
そのようななかで「アートの持つ多面的な魅力を実感し、それらを多くの人と共有したい」という想いが、少しずつ膨らんでいきます。そして、最終的に「クローズドなマーケットだからこそ、起業家として真摯に向き合う価値がある」「挑戦したい!」という考えに至ったとのこと。
こうして、起業を決意した松園さんは着実に準備を進め、2018年9月にANDARTを設立されました。自社プロダクト「ANDART」はこれまでに数多くのメディアに取り上げられており、非常に注目されています。今後も利用するユーザーは増えていくことでしょう。
ANDARTの採用・求人情報
ANDARTの職種・求人
・サーバーサイドエンジニア(リーダー候補募集)
・UI/UXデザイナー
・マーケティング担当
・アート事業仕入れ営業担当
・アート事業作品管理担当
・PR担当
・アートセールス
・プロダクトマネージャー
・事務アシスタントスタッフ
職種によっては、業務委託・パート・アルバイトも募集しているそうです。
ANDARTの働く環境
平均年収・平均年齢
ANDARTは非上場企業のため、平均年収・平均年齢を公開していません。
採用サイトによると、
・UI/UXデザイナー 年収380万~650万円
・PR担当 年収400万~720万円
となっており、業種によっても異なるようです。
労働環境
福利厚生としては下記の制度が整えられています。
・各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
・残業代全額支給(管理職は除く)
・交通費支給(上限2万円/月)
・定期健康診断
・副業可能
・服装自由
勤務時間は10:00~19:00で、完全週休2日制(土・日・祝日)になります。また、決算賞与は業績に応じて変動しますが、年1回支給されるようです。
ANDARTに関する口コミまとめ
2021年9月23日現在、ANDARTで働くことに関する口コミを確認できませんでした。情報が確認でき次第、随時更新していきます。
ANDART転職を考えるにあたって最後に
ANDART転職を考えるにあたって、さまざまな留意点をお伝えしました。
「日本でのアート購入が、もっと気軽な文化になること」を目指し、各種事業を展開しているANDART。今後は海外へもサービスを展開していく予定となっており、更なる成長に期待が高まっています。
「国内のアート業界に、イノベーションを起こしたい」と考えている方は、ぜひANDARTへの転職を検討してみてはいかがでしょうか?
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!