27歳の転職は遅いのか|異業種への転職や男性・女性別の事例

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、7社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。165社上場支援実績あり。バングラデシュで不動産会社、商業銀行の設立からの株主、渋谷のバーのオーナーなど。

27歳は、大卒なら4年以上の社会人経験を経てある程度実績がついてくる頃、高校・専門学校・短大卒なら社会人として6〜8年が経つので既に役職についている人もいるかもしれません。

ある程度の社会人経験を経て自分なりの仕事の仕方や考え方を持つようになり、今後のキャリアを見つめ直す機会も増えるタイミングです。結果、新しいことへの挑戦や、将来のキャリアアップを目指すなどの理由から転職を検討する方も多い時期だと思います。

この記事では、27歳の転職事情や転職経験談、成功のポイントを解説します。求められる経験やスキル、アピールのコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

27歳で転職する人の割合

残念ながら、27歳で転職する人数をピンポイントで表した信用できるデータベースはありませんでした。

25歳〜34歳で転職する人の人数は総務省の労働力調査で判明しており、2019年に86万人ほどで、転職者比率は7.8%です。

15歳〜24歳の転職は年々増えていますが、25〜34歳の転職者数はほぼ横ばいの状況です。

27歳の転職事情│転職しやすさ

27歳は、高卒なら社会人10年目、短大、専門卒なら7、8年目、大卒なら社会人5年目の方が多いと思います。

27歳になると、大卒でもある程度の社会人経験を過ごしていることになるので、早すぎる転職であるとマイナスイメージをもたれてしまうこともほぼないでしょう。これまでの実績をもとに知識やスキルをアピールすることも可能です。

高卒、短大・専門卒の方は、実務経験が長くなるので、前職での評価や実績が重要になります。

とはいえ、27歳は、社会人全体では若手として扱われます。20代前半の頃と比べるとキャリアチェンジの難易度は上がりますが、まだまだ新しいことに挑戦できる年齢です。これから異業種へ挑戦したいと考えている人も、諦めずに行動してみましょう。

一方で前職の実績を重視されるのは事実なので、異業種への転職であっても、これまで自分が培ってきた経験やスキルの活かし方に焦点を当てて考えてみると良いでしょう。

27歳の転職理由【男性】

27歳で転職する人は、どのような理由から転職を決断するのでしょうか。まずは27歳男性が転職する理由を紹介します。

年収を上げたい

27歳男性の転職理由としてまず挙げられるのが、「年収を上げたい」ということです。

現状の給料に不満を抱いている人は少なくありません。社会人経験を数年積んだからこそ、自分を客観的に評価できるようになり、正当な評価を得られていない、満足する給料をもらえていないと感じる人もいます。

次のキャリアプランや人生で新たに実現したいことを見つめ直し、収入を増やしたいと考える人もいるでしょう。また27歳となると、すでに結婚して家庭を持っていたり、将来的に家庭を持つことを考えたりすることで、より年収を上げたいと意識する人も増えるタイミングです。

転職したからといって必ず年収が上がるとは限りませんが、今の会社以上に年収を上げたい場合、転職は選択肢の一つになるでしょう。

仕事内容に不満がある

「仕事内容に不満がある」ということも転職理由の一つです。

興味のない仕事を続けることが苦痛な人もいれば、他社で通用するスキルが身につかないことに焦りを覚える人もいます。

仕事内容以外の労働条件などが整っていれば、仕事内容は多少妥協できるかもしれません。しかし、不満がある内容の仕事を続けることは、精神的に負荷がかかるものです。

早めにキャリアチェンジを行えば、よりやりがいを感じられたり、新たなスキルを身につけたりできる可能性があります。

今の仕事に興味ややりがいが感じられない場合は、転職を検討してみても良いでしょう。

会社の将来が不安

「会社の将来が不安」で転職するケースもあります。

数年間働くと、会社の経営方針や内情、社会情勢への理解が深まってきます。そこで「この先もこの会社で働き続けて大丈夫だろうか」「この会社は将来的に生き残っていけるのだろうか」と不安に感じる人も少なくありません。

中長期計画や経営状況をよく理解し、今の会社にいても成長が望めないと判断する場合や、経営陣の考えに共感できない場合は転職を検討してみても良いでしょう。

27歳の転職理由【女性】

27歳女性が転職する主な理由を紹介します。

労働時間や休日の条件が悪い

27歳女性の転職理由としてまず挙げられるのは、「労働時間や休日の条件が悪い」ということです。

社会人になって働き始めた頃は仕事を優先できていたとしても、数年経って状況が変わることは大いにあります。時間の使い方やライフプランを見つめ直し、ワークライフバランスを整えたいと感じる人もいるでしょう。あまりに仕事に追われ十分な休息を取ることができず、身体を壊してしまう人もいます。

労働時間や休日などの条件は、転職により改善できる可能性が高いです。入社後に想定していた条件と違っていたと後悔することのないよう、しっかりリサーチしたうえで転職することをおすすめします。

結婚

「結婚」を機に転職する27歳女性も多数います。

厚生労働省が発表している「令和3年雇用動向調査結果」によると、女性で結婚を理由とする離職率は25歳〜29歳で最も高くなっています。

結婚のほか、出産・育児などのライフイベントがあっても働き続けられる環境を整えている企業は増えてきています。しかし、労働条件や仕事内容、周囲の理解度によっては難しい場合もあるでしょう。勤務地の問題で転職せざるを得ないケースもあります。

結婚をきっかけにライフプランと向き合い、転職を視野に入れてみても良いでしょう。

人間関係にストレスを感じる

「人間関係にストレスを感じている」ということも転職理由の一つです。

27歳となるとちょうど上司と後輩の間に挟まれたり、同僚との関係が上手くいかなかったりして、人間関係に悩む人もいるでしょう。社内でコミュニケーションを取りづらいせいで、仕事が円滑に進められないこともあるかもしれません。

人間関係でストレスがあると、出社することさえ大きな苦痛を感じ、プライベートな時間にまでも気が滅入ってしまう場合もあります。人間関係は自分一人ではどうにもできないことが多いですが、環境を変えてみることで改善できる可能性があります。

人間関係で精神的な苦痛を抱えている場合は、転職することで思い切って環境を変えてみても良いでしょう。

27歳転職のメリット

27歳で転職するメリットを紹介します。

若手として扱われながらも実績を見てもらえる

1つ目のメリットは「若手として扱われながらも実績を見てもらえる」ことです。

20代前半ではポテンシャル採用がほとんどですが、27歳のタイミングなら若手として将来の可能性に目を向けてもらえる一方で、経験値も評価してもらうことが可能です。

30代をこえてくると未経験職種に転職するのはかなり難しくなるため、ポテンシャルが評価してもらえる27歳のタイミングはキャリアチェンジを図るには最後のチャンスであるともいえます。

ビジネスパーソンとして評価される

2つ目のメリットは「ビジネスパーソンとして評価される」ことです。

20代前半では、実績よりも人間性や意欲など、ポテンシャルに目を向けて採用する企業がほとんどですが、社会人経験が4年を超えてくると、その人ならではの価値観や仕事の仕方がはっきり現れるようになるので、即戦力のあるビジネスパーソンとして評価されやすくなります。

実績をアピールする必要があるので、今の会社で培ってきたスキルや知識を一度洗い出してみるとよいでしょう。

思い切ったキャリアチェンジを考えるなら今が最後

27歳であればポテンシャル採用の可能性があるので、「異業種にも挑戦できる」ことがメリットですが、思い切ったキャリアチェンジを考えるなら今が最後であると考えた方がよいでしょう。

30歳までに新しい業界である程度の実績や経験値を積もうと考えると、27歳のタイミングでの転職が最後のチャンスです。

27歳転職のデメリット

27歳で転職するデメリットを紹介します。

今の会社での実績がないと転職が難しい場合も

1つ目のデメリットは「今の会社での実績がないと転職が難しい場合もある」ことです。

特に営業など、数値で結果が判断される業種の場合は前職での実績が重視されます。今の会社で思うようにパフォーマンスが出せていないと感じる人は、もう少し頑張ってみるのもよいでしょう。今の会社を続けてみて、実績が出たタイミングで転職するのもひとつです。

年収が上がるとは限らない

2つ目のデメリットは「年収が上がるとは限らない」ことです。

27歳のタイミングでは、勤続年数に応じて新卒の頃よりも給与が上がっている場合も多いでしょう。転職先が同様の待遇で受け入れてくれる場合は良いですが、すべての企業がそうとも限りません。特に異業種へ転職を考えている場合は、まず給料はダウンすると考えた方がよいでしょう。

一方で、例えば営業の職種は変えずに異業界へ転職する場合など、これまでの実績が評価されて年収がアップする可能性もあります。

自分にとって何を重視するのかをよく考え、悔いのない転職活動を行いましょう。

27歳で転職すべきケース

27歳で転職すべきケースを紹介します。

プロフェッショナルを目指して転職したい場合

1つ目は、「プロフェッショナルを目指して転職したい」場合です。

27歳になって、スキルや経験が全く身についていないと感じた場合、転職することで解決できる可能性があります。行動にうつすのは早ければ早いほどよいでしょう。

とはいえ、27歳のタイミングでは、初めて転職活動を行う方も多いでしょう。スキルや経験がないと感じている中でどのように転職活動を行って良いかわからないかもしれません。

そんなときは転職サイトやスカウトサービスに登録して、自分の市場価値を知ることからはじめてみると良いでしょう。

27歳前後の若手人材を採用したい企業は想像以上に多いです。転職するのに遅すぎるということはないので、まずは情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。

理想のキャリアアップが現職では難しい場合

2つ目は、「理想のキャリアアップが現職では難しい」場合です。

社会人経験を重ねるにつれて、仕事に対する考え方や価値観に変化がでるのはごく自然なことです。新卒入社から数年が経つと、思い描いていたキャリアとは違う方向に進みたいと考えることも珍しくありません。

会社によっては、社内異動や公募制度が用意されているケースもあるので、まずは自分のキャリアアップが現職で叶えられないか相談してみると良いでしょう。一方で、制度はあるものの空きがなかったり、配属部署の人手不足などの理由からすぐには対応してもらえないこともあります。

先が見えないと感じた場合、自ら転職に行動を移す方が早いでしょう。

自分ではどうしようもない環境面で悩みがある場合

3つ目は、「自分ではどうしようもない環境面で悩みがある」場合です。

パワハラやセクハラなど、自分ひとりでは対応しきれない問題で悩みを抱えている場合は周りの人に相談しましょう。

相談先が見つからない場合は、厚生労働省の運営する「あかるい職場応援団」を利用すると良いでしょう。職場に関する悩み・相談を受け付けてくれています。

同時に、転職活動を進めるとよいでしょう。

27歳での転職で問われる能力・スキル

27歳の転職で問われる能力・スキルについて紹介します。

ある程度の即戦力

27歳では、まだポテンシャル採用をしてもらえる年齢ですが、一方で社会人経験のあるビジネスパーソンとしても扱われます。

20代前半の頃は周りの先輩からの教育も手厚いですが、27歳であれば、周りの人も基本的なビジネススキルは身に付いているものとして接してきます。もちろん仕事内容のレクチャーはしてもらえますが、ある程度自発的に業務を進める力が必要になります

わからないときは自分から確認を取りに行ったり、自分で対応しきれないと感じた業務は早いタイミングで他の人に任せたりするなど、成果を出すことを重要視して、日頃から適切な行動を心がけておきましょう。

業務遂行能力とは?
  • 分からないことは自分から確認する
  • ホウレンソウができる(報告・連絡・相談)
  • 適切なタイミングで他の人に業務を依頼できる

新しい仕事を適切に吸収すること

27歳は「若手」に分類されます。新しい仕事を素直に吸収する姿勢は評価されるでしょう。

一方で、ある程度の臨機応変さも必要になります。何か問題が出たときは勝手がわかっている人に相談できるなど、自分ひとりで何もかも解決する必要はありませんが、適切な1次対応能力が求められる年齢です。

後輩とも十分なコミュニケーションがとれる

27歳になると、先輩や上司との関わりだけでなく、後輩へのコミュニケーションを取る機会も多くなります。自分の仕事だけに目を向けている人と、後輩まで面倒をみることができる人では、印象に大きく差が出ます

特に将来役職のつくようなキャリアを目指している場合は、後輩とのコミュニケーションは必須です。

入社からある程度の年月が経つと、後輩が入ってきている人も多いでしょう。自分が身につけた能力や経験は惜しまずに後の代へ伝えるように日頃から心がけてみましょう。

自分自身の指導力が身につくだけでなく、実際に転職した際は引き継ぎがスムーズになるメリットもあります。

27歳の転職に活かせる資格

転職の際に役立つ資格についてよく質問されますが、資格で転職が有利になることは少ないです。基本的には実績が重視されるので、資格だけで転職できるとは思わない方が良いでしょう。

ただ、「その資格がなければできない業務がある資格」は、そもそも転職の条件として定められていることも多いです。

【転職条件とされる資格の例】

  • 税理士
  • 宅地建物取引士

27歳転職に成功できる人の共通点

26歳転職に成功できる人の共通点を紹介します。

自分について誠実に話すことができる

1つ目は、「自分について誠実に話すことができる」ことです。

転職の際は、実績や経歴を誇張して話してしまう人も多いです。しかし、面接官は多くの人材を見てきているので、ほとんどの場合バレてしまうことになります。

経歴を伝える際は以下のポイントに注意してみましょう。

経歴を伝えるときのポイント
  • 携わっていた事業・サービス
  • 自分の立場
  • 具体的な業務
  • 自分の追っていた目標
  • 実際に出た成果

キャリアの棚卸しができている

2つ目は「キャリアの棚卸しができている」ことです。

27歳はそれなりの業務経験があると判断されるため、これまでに培ってきた知識やスキルを時系列にまとめてスムーズに伝えられるようにしておきましょう。

また、自分が関わってきた業務内容は最低限説明できるようにしましょう。

転職先の企業にとって自分がどう役に立つのか説明できる

3つ目は、「転職先の企業にとって自分がどう役に立つのか説明できる」ことです。

新卒の頃はやりたいことや熱意で評価が通るケースもありますが、27歳になると相手の立場に立って物事を考えるスキルが重要視されます。転職先の企業にとって、自分を採用することでどのようなメリットがあるのかを的確に伝えられるようにしましょう。

やりたいことや熱意ももちろん大切ですが、自分本位の考え方になりすぎないように注意しましょう。

マネジメントの経験がある

4つ目は、「マネジメントの経験がある」です。

27歳ですでに店長やマネージャーといった、人や数字のマネジメント経験がある人は、転職後の活躍が期待されるため転職も成功しやすいです。

転職先でいきなりマネジメント職といった役職につくことは少ないかもしれませんが、幹部候補生として年収アップを狙うこともできる可能でしょう

マネジメント職として取り組んでいた課題や、具体的な成果を話せると採用で評価されやすいです。

27歳転職に失敗する人の共通点

一方で、26歳転職に失敗する人には以下のような共通点があります。

後先考えずに退職してしまう

1つ目は「後先考えずに退職してしまう」ことです。

人間関係や業務量のストレスなど理由は様々かと思いますが、辞めたいという気持ちが先に出て、今後のことを深く考えないまま退職届を出してしまう人もいます。

そのような転職でも上手くいくケースがないわけではありませんが、できれば現職につきながら転職活動した方がよいでしょう。

また、離職期間が長引くと、職務履歴書にブランクに対する理由も説明しなければならなくなります。レファレンスチェックのある企業を受ける場合は、退職時に揉め事を起こしていることが転職先にわかってしまうこともあります。

収入面から必要以上のプレッシャーを感じてしまうデメリットもあるので、よほどの事情がない限りは現職で働きながら転職活動するとよいでしょう。

他人や環境のせいにしてしまう

2つ目は「他人や環境のせいにしてしまう」ことです。

自分の行動を顧みずに他人や環境のせいにばかりしてしまうと、自ずとネガティブな発言が出てしまいます。面接官に良い印象を与えることはできませんし、これからの転職先に対しても同様の不満を繰り返してしまう可能性があります。

前職の環境を伝える場合も、自分のとった行動や改善努力と併せて伝えるようにしましょう。「現状を打破するために、自分は最善をつくせたのか」という視点で振り返ってみるのもポイントです。これは転職時の面接でも深堀りされるケースの多い質問です。

自己評価が高すぎるケース

3つ目は、「自己評価が高すぎるケース」です。

自分の評価が適切にできていない場合、本来の実力に対して高すぎる条件や待遇を求めてしまうことになり、転職先が思うように見つからない可能性があります。

とはいえ、自分を客観的にみるのはとてもむずかしいことです。どのように進めて良いかわからない場合は、人材のプロである転職エージェントに相談してみると良いでしょう。

客観的な第三者の意見を聞いて、より詳細な自己分析を行ってみましょう。

明確な目的やビジョンがない

4つ目は、「明確な目的やビジョンがない」です。

転職活動において、本人の明確な目的やビジョンがない場合は、転職で失敗する可能性が高いです。

なぜなら、明確な目的やビジョンがなければ、転職活動においてどのような企業が自分に向いているのかが分からないからです。反対に自分の目的やビジョンが明確にあると、自分のプランをもとに転職先の企業を探せますし、採用する側の企業も入社後のキャリアアップのイメージがつきやすく採用に積極的になります。

まだ明確な目的やビジョンがない人は、自己分析をして、現在のスキルと経験を棚卸ししてみましょう。

27歳転職の成功事例

27歳女性の転職成功事例です。

27歳男性の転職成功事例

新卒ではIT系の企業に就職。法人営業として契約を取りに行くところから、顧客のアフターフォロー、計上業務までを幅広くこなしていた。

営業も楽しかったが、25,6歳をこえた頃から専門的なスキルを身につけたいと感じるようになり、仕事上関わることの多かったSEの仕事に興味を持つようになる。社内で営業職からSEへ転身した例はほとんどなかったため、プログラミングスクールへ半年通いながら基本スキルを習得。

転職市場では未経験からSEへの転身はハードルがあるものの、営業で培ってきたIT知識とコミュニケーションスキルが評価され、現在は社内SEとして活躍している。

27歳転職の失敗事例

一方で、27歳で転職して失敗してしまったと感じている人もいます。

給与アップにつられて次の会社を選んだけれど、思っていた以上にプレッシャーの強い環境にストレスを感じ、再転職を検討している。
同業他社なのでこれまでの仕事の仕方でできると思ったが、想像以上に環境が変わった。会社側からは経験値があると思われているので業務量が多く、定時で帰れたためしがない。
前職では気に留めたこともなかった昼休憩がとても苦痛。毎日職場の人達と行くランチで愚痴大会が開催され、時間の無駄としか思えない

とくにやりたいことが見つからない場合は無理に転職を決める必要はありません。ただ、転職サービスに登録することで自分の市場価値を知ることができるメリットもあるので、情報収集目的で利用してみるのもよいでしょう。

27歳からの転職を成功させるためにすべきこと

27歳の転職を成功させたい方は、以下の3点を守って転職活動をすることをおすすめします。

複数社の選考を同時に受ける

転職するときは、複数社の選考を同時に受けるのが鉄則です。一社ずつ慎重に受けたいと考える人もいますが、そのような判断はあまりおすすめしません。

複数社の選考を受けることで、希望する業界の同業他社などを比較検討することができますし、自分の市場価値も知ることができます。とくに異業種への転職を考えている場合は、業界に対する知識がない場合がほとんどかと思いますので、業界への理解を深めるという目的で数社受けてみるとよいでしょう。

転職に適した時期に転職する

基本的に自分が思い立ったタイミングで転職活動を行えば良いのですが、転職しやすい時期が存在することも頭に入れておくと良いでしょう。4月入社・7月入社・10月入社・1月入社がおすすめです。

多くの会社が3月決算のため、上記の4つを提示しましたが、決算期が異なる場合は、それに準じて四半期決算が締まる翌月に入社できるように動きましょう。採用側も同様にスケジュールを組んでいることも多いです。

転職する際は、面接を受けて2ヶ月後に入社するスケジュールで動くことが多いです。希望している企業のスケジュールに応じて逆算して考えてみるとよいでしょう。

転職サービスに登録しておく

基本的には転職サービスを利用しましょう。転職サービスでは企業側が報酬を払う仕組みなので、一般的には無料で受けられるサービスばかりです。活用できるものはフル活用しましょう。

転職エージェント

転職エージェントは、求人紹介や面接対策を行ってくれる転職サポートサービスです。

27歳だと日々の業務が忙しい中、自力で転職活動をするには限界があります。転職エージェントは、一人ひとりに担当がついて、転職をサポートしてくれます。

スケジュール管理もサポートしてくれるので、現職に勤めながらでも安心して転職活動を行えます。

スカウトサイト

スカウトサービスは、自分に興味を持った企業からスカウトをもらえるサービスです。

転職活動を進めたいと思っても、現職の忙しさから、なかなか自分からアプローチする暇がない方も多いでしょう。

スカウトサービスは、登録しておくだけで興味を持った企業からスカウトがもらえるので、受け身の姿勢でもある程度情報を得ることができます。

スカウトにより自分の市場価値判断にもつながるので、スカウトサービスも合わせて登録しておくといいでしょう。

27歳におすすめする転職エージェント3選

27歳で転職を考える人におすすめなエージェントは、以下の3つです。

  • リクルートエージェント
  • doda
  • JACリクルートメント

それぞれ詳しく解説します。

リクルートエージェント

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リクルートエージェント公式

リクルートエージェントは、求人情報数の多さと、充実したサポート体制が特徴の転職エージェントです。

2023年4月3日時点で、37万件以上の公開求人と26万件以上の非公開求人があり、業種も豊富にあります。

営業、事務、企画、ITエンジニアをはじめとした業界に精通しているキャリアアドバイザーが、希望条件やスキルに沿った求人を厳選して紹介してもらえます。

また、提出書類の添削や面接対策だけではなく、独自分析した業界や企業情報を提供してもらえて、充実した転職サポートを提供してもらえて便利です。

さらに、提案しにくい年収交渉や入社日の調整、円満退社のための手続きなどのアドバイスももらえるので、転職に関する不安を解消できるでしょう。

doda

王道の転職エージェント|doda
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  • 業界最大級の求人数あり
  • 転職活動の手続き代行も
  • プロによる選考対策のサポート
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dodaは、2023年4月3日時点での公開求人が18万件以上あり、毎週月・木曜日に新着求人が閲覧できる転職エージェントです。

求人の検索では「在宅勤務可能」「年間休日数」「女性向け求人」など、 様々な働き方で検索できるため、希望に近い仕事を効率よく探すことも可能です。

また「働きたい企業」「今の仕事に満足している人が多い職種・業種」などの調査データや、ランキング情報を公式サイトで確認できるので、転職活動時の参考にもなります。このように、現場の転職事情や転職者の内情について、深掘りしたデータを取得できるのも魅力です。

転職イベントや転職セミナーも随時開催しており、面接前の対策にも役立てられます。

JACリクルートメント

出典:JACリクルートメント

JACリクルートメントは、管理職や専門職を目指すミドル・ハイキャリア向けの転職エージェントです。

27歳という年齢でも、新卒入社でキャリアを積み課長以上の役職についた人や、具体的なキャリアアップを考えている人におすすめしたい転職エージェントです。抱える求人募集では、課長や部長といった管理職をはじめ、外資系や海外進出企業など、エグゼクティブ案件を多く保有しています。

転職支援実績が累計43万人と多く、各業界に精通したキャリアアドバイザーが多く在籍している点も、JACリクルートメントの特徴です。

実際に口コミにおいても「他の転職エージェントでは見つからないようなエグゼクティブ案件を紹介してくれた」と、高い評判を得ています。

ただし、経歴やスキルなどによっては、求人を紹介して貰えない可能性もあります。もしも、「ハイキャリア転職に興味があるが、転職できるか不安」という人は、一度登録して現在の市場価値を確認するのもおすすめです。

まとめ

以上、27歳で転職する人の割合から、転職可能性、実際の事例まで紹介しました。

27歳ではポテンシャルを評価してもらえる一方で、相手の立場に立ってものごとを考えるスキルが求められます。自分の実績やスキルを適切に伝えられるように準備しておきましょう。

異業種・異職種に転職する場合も、自分の培ってきた経験から、なぜ初めての業種・職種で活躍できるのかを説明できるようにしましょう。説明できそうにない場合は、いまの会社で実績を作るまでもう少し頑張ってみるのもひとつの選択です。

もし、どのように転職活動をすすめたらよいかわからない場合は、転職エージェントを頼って客観的なアドバイスを受けながら、効率的に転職活動を進めてくださいね。

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