スタートアップ、ベンチャーに30代で転職して、良かったことや、失敗したことなどあれば是非とも教えていただけませんでしょうか?
こちらよく聞かれる質問でございまして、30代で転職するのがやや不安な方が多いようでお悩みの方が多数おります!!

このようにフェイスブックで問いかけさせていただいた結果素晴らしいお友達の方々からご意見が寄せられました。せっかくなので、こちらの記事でまとめさせていただきます。

 

1.スペースマーケットCEO 重松大輔さん(日系大手→スタートアップ→起業 30代 男性) の場合

【よかったこと】
裁量の大きさが違う。いちいち上司の判断を仰がなくても一人称で進められるようになった。言い換えると、バイネームで仕事ができるようになったのは、スタートアップに転職してからだと思う。
また、組織と事業の「成長の痛み」を10人→100人までを見たので、自分が起業するとき再現性が高く、役に立った!

【苦労したこと】
給与所得は当然下がる。会社名を誰も知らないので、会社や自分を外部の人に信頼してもらうハードルが高くなる。

重松さんの場合は、新卒でNTT東日本に入社し、30歳のときに当時10人ほどのフォトクリエイトに転職されました。そして、37歳のときにスペースマーケット創業というキャリアを歩まれています。今でこそ、大企業からのベンチャー転職は増えてきましたが、2006年当時では、かなり思い切った意思決定だったのではないかと思います。

 

2.スタートアップ→GAFA企業→日系大手→スタートアップ 30代 男性 の場合

30代でCheero→Amazon→オープンハウス→チカクなうですが、大手の経験を活かしつつも、自身の能力を思いっきりぶつけられるのは本当に楽しいです!(1/1000と1/10は100倍会社へのインパクト違う的な)

あと失敗してもスタートアップでもがいた経験は大手でやった以上に+で大手にも戻れるという(大手側の採用もやってきて、ベンチャーで思いっきりやった人は自立心高く行動力もあるので評価高いです。)

ベンチャーに行くと大手には戻れないという話をする方が多いのですが、私がお会いしている限りで、大手に戻れなかったという実例は聞いたことがないです。ただ多くの人はベンチャーに行くと、そちらの方が面白くなり大手に戻らないという状況の人が多かったというところでしょうか。最近はむしろベンチャー経験を評価してくれる大手が多いと感じます!

3.総合商社→ITスタートアップ→経営者 30代、男性の場合


大永さんは三井物産を辞めて、SDPという会社を起業されています。

【良かったこと】
何が起きても怖くないという感覚を手に入れたこと。
あのままだと会えていない方にたくさん会えていること
世の中の最先端の話に触れられるようになったこと
ボーナスのありがたみを感じれるようになったこと

【苦労したこと】
大企業の当たり前が通じないことと、激しく残業当たり前だったので、最初とても疲れました汗

確かにベンチャーの役員はハードワークなことが多いと思います。ただそれは大手の役員もそうかと思います。社員についていえば最近のスタートアップ、ベンチャーはハードワークなところはものすごく減りましたね。時代が変わりました。政府が掲げる働き方改革派ベンチャーにも浸透してきています。上場を目指すと、実際に監査が通りませんので。

4.総合商社→ITベンチャー 採用担当 30代 男性 の場合

総合商社→100名規模ベンチャーで、何でもあって当たり前の環境にいたので、制度や必要なものがないと「何でないんや」って感じでした。「なければ創ればいい、変えればいい」っていう思考になったのが良かったなと自分的には思っています(笑)。

 あと、ベンチャーなら何でも通るかと言えば、ロジックだけでなく、誰に相談して通すかっていうのはどこでも重要と途中気づきました(ここらへんは商社時代のが役に立ちました)。新卒ベンチャーに入ると、意外とこの辺りで失敗する人がかなり多い気がします笑

大手からベンチャーに行くと、当たり前のものがないという壁に一度当たりますよね。ただそれも優秀な人は皆乗り越えていますね。

5.外資系→ITベンチャー 事業企画担当部長 30代 男性 の場合

30過ぎでIBM辞めて起業失敗→社員数300人未満のU-NEXT(売上安定しすぎてスタートアップともベンチャーとも言いづらいけれども)にいます。

【よかったこと】
社内ではなく市場に向き合って仕事できる。人間関係マウントのとりあいでなく付加価値で勝負できる。市場の最先端にいるので飽きない、会社に対する周囲の評価が上がっていくのをリアルタイムで実感し続けられる。

【苦労したこと】
特にないが強いて言えば会社名言ってもあまりおべっか使ってもらえないこと?所属先にアイデンティティを重ねる方には向かないかもしれませんね。

会社名によって合コンでモテるモテないがあると耳にしたことがあります。私は所属先でそのような現象にあったことがないので体感がないのですが、前職の同僚が、超有名企業に転職した際に、合コンが組みやすくなりましたと正直に告白してくれました。

6.日系金融→コンサル→ベンチャー→起業 CEO 30代 男性 の場合

【よかったこと】

20代と比較すると遅いかもしれないが、30代というまだ体力のあるうちに転職できてよかった。この面においては、若ければ若いほどよいと言えると思う。
一方で、体力だけどうにかなるものでもなく、知的体力も必要になる。そのバランスが取れているのが、30歳前半だと思うと、30代がむしろベンチャー転職に最も適した時期なのではないかと考えている。

また、チャンスに対してのアグレッシブさを失わないうちにチャレンジする習慣がつけられたことはよかったと思っている。チャンスはどこにでも転がっているが、次第に腰が重くなるもの。こうしたチャンスを積極的に生かしてアウトプットし、それを振り返りをすることで、挑戦を必ず次への一歩に繋げる思考ができるようになった。

【苦労したこと】

調達環境が整い、資金が潤沢になったベンチャーが増えたとは言え、給与は下がるのが一般的。また、福利厚生がなんでも整っているベンチャーは少ないので、この点が気になる人はあまりベンチャーにも向いていないのではないかとも思う。

【向いていると思う人・向かないと思う人】

今までの経歴(学歴・職歴・プライド等)が捨てられる人。どんなに優秀だと言われている会社を出ても、自分が思っているほど転職後に力になれないケースも多い。

『失敗』したくないのマインドだとツラいかもしれない。また、失敗が許されない状況のベンチャーに入るのは、最初は避けたほうがいいかもしれない。

キープレイヤーズ 高野のコメント

30代の転職について色々な声をいただきました。印象的だったのはベンチャーに行ってもその後大企業でも評価されたという話でした。最近はこのようにベンチャー経験も評価されることが多いです。今までの成功体験を一旦リセットできるかどうかも大切だと感じています。前の会社はこうだった、、、とよく話す人はあまり評価されないようです。


当記事にリフカムの経営企画室室長の小林さんからいただいたコメントをご紹介します。

大企業かベンチャーかよりも、今の仕事や職場をどれだけ意識的に選べているかどうかが大事なのかもしれない。 そうでないと45歳で肩を叩かれる。

 

このように、大企業やベンチャーの違いにこだわるのではなく、選んで今の環境にいることを意識し、自分のコミットメントを高めることも大切ですね。 比較的、スタートアップの方が一般の日本の大企業よりも仕事のコミットメントは求められることも多いので、ここで苦労する方も多いですね。 こうした言語化のお手伝いはできるかと思うので、転職を考えている人はぜひお気軽にご連絡ください。

高野 秀敏

キープレイヤーズ 代表取締役

99年に株式会社インテリジェンスへ入社。2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3000名以上の経営者の相談と、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。また、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。

人気のブログ記事