こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職支援を27年続けているキープレイヤーズの高野です。
「入社してまだ半年だけど、もう限界かもしれない」「第二新卒って本当に転職できるんですか」——22歳前後の方から、この相談を毎年いただきます。しかも年々増えている実感があります。
先に結論を申し上げます。22歳の転職は、市場環境だけを見れば過去10年で最もやりやすい部類に入ります。マイナビの「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」では、企業の91.1%が中途採用に積極的と回答し、第二新卒採用を実施している企業のうち37.0%が「採用数を増やす」と答えました。しかも企業規模が大きいほど強化する傾向が出ています。「とりあえず3年」という言葉は、採用の現場ではもう機能していません。
ただし、率直に言えば22歳の転職は「動けるかどうか」ではなく「辞め方と語り方」で結果が真っ二つに割れます。同じ「入社1年で退職」でも、半年で内定を3つ取る人と、半年活動して1つも決まらない人がいる。その差は、能力ではなくほぼ準備の差です。
この記事では、①22歳で転職する人の実際の数字、②2026年の第二新卒市場、③22歳のリアルな年収、④メリット・デメリット、⑤学歴別の戦い方、⑥成功7ステップ、⑦成功事例と失敗パターン、⑧面接での退職理由の伝え方、⑨FAQ——を、採用側と候補者側の両方を見てきた立場から整理します。年代ごとの全体像は年齢別転職ガイド、第二新卒全体の戦略は第二新卒の転職を成功させる完全ガイドと併せてご覧ください。
▶ あわせて見たい高野の解説動画:「20代の第二新卒大募集!第二新卒の転職事情とは?」
結論:22歳の転職は「早すぎる」のではなく「準備不足だと厳しい」
| 論点 | 2026年のリアル |
|---|---|
| 市場環境 | 企業の91.1%が中途採用に積極的。第二新卒を増やす企業は37.0%(マイナビ2026年版) |
| 珍しさ | 大卒の33.8%が3年以内に離職。22歳の退職はまったく例外ではない |
| 年収 | 22歳の平均は302万円。転職で「すぐ上がる」ことはほぼない |
| 評価される軸 | スキルではなく「素直さ・伸びしろ・辞めない理由」の3点 |
| 最大のリスク | 在職中に動かず、先に辞めてから焦って決めること |
| やるべきこと | 在職しながら3ヶ月。退職理由を「環境要因+自分の学び」に翻訳する |
私が22歳の方に必ず伝えているのは、「転職できるかどうかを心配する時期はもう終わっている。心配すべきは、次で同じことを繰り返さないか」ということです。1回目の短期離職は説明できます。2回目からは急に説明が難しくなる。だからこそ1回目の転職先選びに時間をかけてほしいのです。
22歳で転職する人はどれくらいいるのか【厚労省データ】
大卒の3人に1人が3年以内に辞めている
厚生労働省「新規学卒者の離職状況」によると、2022年3月卒業者の就職後3年以内の離職率は大学卒33.8%、高校卒37.9%です。いわゆる「3年3割問題」は今も続いており、むしろ高止まりしています。
つまり、大卒であれば同期の3人に1人が3年以内に辞める計算です。あなたが「自分だけ脱落した」と感じているとしたら、それはデータ上まったく正しくありません。
「超早期離職」も珍しくなくなった
| 離職までの期間 | 3年以内離職者に占める割合 | 企業側の受け止め方 |
|---|---|---|
| 1ヶ月未満 | 5.2% | 説明がかなり難しい。理由の具体性が必須 |
| 3ヶ月未満 | 9.9% | 労働条件の相違や健康上の理由なら説明は通る |
| 3〜6ヶ月未満 | 10.8% | 「合わなかった」で終わらせず学びを語れれば可 |
| 6ヶ月〜1年 | — | もっとも第二新卒枠で扱われやすいゾーン |
| 1〜3年 | — | 実務経験として語れる。最も有利 |
3年以内に辞めた人のうち4分の1超が半年未満で辞めているのが今の実態です。ただ、正直に申し上げると、3ヶ月未満での退職は面接で必ず深掘りされます。ここは覚悟してください。逆に半年〜1年であれば、第二新卒枠として素直に扱ってもらえるケースがほとんどです。
企業規模で離職率は2倍近く違う
見逃されがちなのが企業規模差です。従業員5人未満の企業では大卒の5割以上が3年以内に離職する一方、1,000人以上の企業では27.0%にとどまります。
これは「小さい会社が悪い」という話ではありません。教育体制やジョブローテーションの有無、配属の柔軟性が結果に出ているだけです。次の転職先を選ぶとき、規模そのものではなく「入社後3ヶ月の育成設計があるか」を必ず聞いてください。私の経験上、この質問に具体的に答えられない会社は、入ってからもだいたい同じです。
2026年、第二新卒の採用市場はどうなっているか
企業の9割が中途採用に積極的
マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」では、2026年の中途採用について91.1%の企業が積極的な意向を示しました。さらに2025年の中途採用人数目標の達成割合は92.9%と過去最高、前年比27.7ポイント増です。
ここが重要なのですが、企業が不足を感じているのは人材の「量」から「質」へ移りつつあります。つまり「誰でもいいから採る」フェーズは終わりつつあり、「伸びる人を若いうちに採る」方向にシフトしている。第二新卒はまさにこの流れの受益者です。
大企業ほど第二新卒を強化している
同調査では、第二新卒採用を実施している企業のうち37.0%が「採用数を増やす(強化する)」と回答し、企業規模が大きいほどこの割合が高いという結果が出ています。
私の実感とも一致します。数年前まで「新卒プロパー以外は採らない」と言っていた大手が、ここ2〜3年で明確に第二新卒枠を作りました。理由は単純で、新卒採用だけでは頭数が埋まらないからです。22歳のあなたは、企業側から見れば「新卒よりビジネスマナーがあり、中途より安く採れて長く働ける」という非常に扱いやすい層なのです。
ただし「未経験歓迎」の中身は玉石混交
率直に注意を申し上げます。第二新卒歓迎の求人が増えた分、離職率が高いから常に募集している会社も同じだけ増えました。求人票が年中出ている、給与が「月給30万円〜(みなし残業45時間含む)」のような書き方になっている、社員の平均年齢が26歳前後で若すぎる——このあたりは要注意サインです。ベンチャー転職の失敗・後悔ガイドで挙げた見極めポイントは、22歳の転職でもそのまま使えます。
22歳のリアルな年収データ【2026年最新】
22歳の平均年収は302万円
| 年齢 | 平均年収 | 月あたりの手取り目安 |
|---|---|---|
| 22歳 | 302万円 | 約20万円 |
| 23歳 | 321万円 | 約21万円 |
| 20代全体 | 365万円(男性392万円/女性341万円) | 約24万円 |
| 給与所得者全体 | 477.5万円 | 約31万円 |
※22歳・23歳・20代の数値はdoda「平均年収ランキング2025」(2024年9月〜2025年8月にdodaへ登録した約60万人のデータ)、全体平均は国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」。
手取り水準の感覚をつかみたい方は手取り20万円の生活レベルを見ていただくと、実際の家賃・貯金の目安がわかります。
正直に言います。22歳の転職で年収はほぼ上がりません
ここは期待を裏切るかもしれませんが、事実をお伝えします。22歳の転職で年収が大きく上がることは、まずありません。理由は単純で、実績がまだ何もないからです。同水準か、業界を変えるなら一時的に下がることすらあります。
では何のために転職するのか。22歳の転職は「今の年収」ではなく「25歳・28歳時点の年収カーブ」を買いに行く行為です。実際、doda調査では女性は22歳から27歳にかけて1歳ごとに10万円以上年収が上がり、21歳の270万円から27歳の371万円まで約100万円伸びています。この5年のカーブがどの業界・どの職種に乗るかで、30歳時点の差は200万円以上になります。
だからこそ目先の月給5万円の差より、「その会社にいる25歳の先輩がいくらもらっているか」を聞くべきです。面接の逆質問でこれを聞ける人は、私が見てきた中でも伸びます。年収の考え方全体は年収・手取りガイドにまとめています。
22歳で転職するメリット5つ
1. キャリアをまるごと方向転換できる最後に近いタイミング
22歳なら、業界も職種も同時に変えられます。30代でこれをやると年収が大きく下がりますが、22歳ならほぼノーリスクです。「未経験可」の求人が最も多く開いているのがこの年齢です。
2. ポテンシャル評価で戦える
実績を問われません。問われるのは素直さ、地頭、伸びしろ、そして「またすぐ辞めないか」だけ。準備で埋められる項目ばかりです。
3. 新卒より扱いやすいと思われている
名刺の渡し方、メールの書き方、報連相——半年でも社会人経験があれば、企業は研修コストを大きく削減できます。これは新卒に対する明確なアドバンテージです。
4. 合わない環境に消耗し続けずに済む
これは実利です。心身を壊してから動くと、次の転職活動そのものができなくなります。私は「あと1年頑張ってから」と言って動けなくなった方を何人も見てきました。
5. 20代のうちにベンチャーで裁量を持てる
成長企業では、22〜25歳でも事業の中心に置かれることがあります。ここで数字を持つ経験をした人は、その後のキャリアが一段速くなります。ベンチャー転職の完全ガイドに、企業フェーズごとの向き不向きを整理しています。
22歳で転職するデメリット・リスク4つ
1. 「またすぐ辞める人材」というラベルが貼られる
面接官が最も気にする点です。ここに納得できる説明がないと、他がどれだけ良くても落ちます。逆に言えば、ここだけ突破できれば通過率は一気に上がります。
2. スキル評価は原則ゼロ
半年〜1年の経験では「できること」を語れません。したがって年収交渉の材料もありません。条件で戦うのではなく、環境で選ぶと割り切ったほうが結果的に得です。
3. 短期離職を繰り返すと一気に不利になる
1回目は説明できます。2回目、3回目になると、面接官は「環境の問題ではなく本人の問題」と判断します。この転職を「最後の1回目」にする覚悟で選んでください。
4. 焦って決めると同じ失敗を繰り返す
先に辞めて無収入になると、判断基準が「早く決まる会社」になります。これが最悪の選び方です。私が見てきた22歳の失敗例は、ほぼすべてこのパターンでした。
22歳で転職すべき人・やめておくべき人
| 転職すべき人 | もう少し留まったほうがいい人 |
|---|---|
| 労働条件が求人票と明らかに違う | 不満はあるが具体的に言語化できていない |
| 心身に不調が出ている、または出そう | 「同期がもう辞めたから」が主な動機 |
| 配属が希望と全く違い、異動の見込みもない | 異動・ジョブローテの可能性がまだ残っている |
| やりたい業界・職種が具体的に決まった | やりたいことが「今と違う何か」で止まっている |
| 会社の事業自体が縮小・撤退している | 入社3ヶ月未満で、まだ仕事の全体像が見えていない |
| コンプライアンス上の問題が常態化している | 転職先の情報収集をまったくしていない |
右側に当てはまる方に強く申し上げたいのは、「辞めない」ではなく「今は動かず、3ヶ月だけ情報収集する」という選択肢です。在職しながら求人を見て、エージェントと話すだけでも、自分の市場価値と今の会社の相対評価がわかります。それで「意外と悪くない」と気づく方も本当に多いのです。
【最終学歴別】22歳転職の戦い方
高卒(社会人4年目)の場合
22歳の高卒はすでに実務経験3〜4年。これは大きな武器です。第二新卒枠ではなく「若手経験者」として勝負できます。製造・建設・物流・販売の現場経験は、業界内であれば即戦力評価。「学歴不問・経験重視」の求人を軸に、資格(施工管理技士、危険物、フォークリフト、簿記など)を組み合わせると通過率が跳ね上がります。
短大・専門卒(社会人2年目)の場合
専門性と社会人経験の両方があるバランス型です。医療・介護・IT・デザイン・調理など専門分野で学んだ方は、その分野から離れすぎない転職が最も成功率が高い。分野を変える場合は、なぜ学んだ分野を離れるのかを面接で必ず説明できるようにしてください。
大卒(社会人1年目)の場合
最も第二新卒枠にはまるゾーンです。新卒採用で受けたが縁がなかった企業に、第二新卒として再チャレンジできるのが最大の利点。大企業ほど第二新卒枠を強化しているので、新卒時の第一志望群をもう一度当たる価値は十分にあります。1年目での転職の判断基準も参考にしてください。
22歳の転職を成功させる7ステップ
ステップ1:辞めずに始める(最重要)
在職中に活動を開始します。無収入の焦りは判断を確実に歪めます。私の実感では、在職中に動いた人と辞めてから動いた人で、内定先の満足度は明確に差が出ます。
ステップ2:辞めたい理由を「事実」と「解釈」に分ける
「上司が嫌い」は解釈です。「入社時に聞いていた企画職ではなく、テレアポ専任に配属され、異動の目処もないと言われた」が事実。面接で語れるのは事実だけです。ここを分解する作業に一番時間をかけてください。
ステップ3:この半年〜数年で得たものを棚卸しする
「何もない」と言う方が多いのですが、必ずあります。使ったツール、担当した顧客数、改善した業務、上司から褒められた場面。数字にできるものは全部数字にします。
ステップ4:軸を3つだけ決める
「業界」「職種」「働き方」で、譲れないものを各1つ。多すぎると決まらず、少なすぎるとまた同じ失敗をします。
ステップ5:エージェントとスカウトを併用する
第二新卒特化のエージェントは求人の当たりが良く、スカウト型サービスは自分の市場価値の把握に向きます。2〜3社を併用して、担当者の言うことが割れたところを自分で調べるのが正しい使い方です。選び方は転職エージェント選び方ガイド、第二新卒向けの具体的なサービスは第二新卒におすすめの転職エージェントで比較しています。
ステップ6:最低5社は受ける
1社だけ受けて内定が出ると、比較対象がないまま決めることになります。複数の内定を並べて初めて、条件と社風の差が見える。落ちることも織り込んで動いてください。
ステップ7:内定後、必ず現場社員と話す
人事と役員の話だけで決めないこと。「入社2〜3年目の方と話させてください」とお願いしてください。断る会社は、その時点で答えが出ています。
面接で必ず聞かれる「なぜ辞めたのか」への答え方
ここが22歳の転職の山場です。私が採用側から聞く限り、落ちる人はほぼ全員ここで落ちています。
| NGな伝え方 | 通る伝え方 |
|---|---|
| 「人間関係が合いませんでした」 | 「チームで裁量を持って動きたかったが、担当業務が定型作業に限定されていた」 |
| 「残業が多くてきつかった」 | 「月80時間の残業が常態化し、資格勉強と両立できないと判断した」 |
| 「やりたいことと違いました」 | 「◯◯の企画を志望したが△△に配属され、異動の見込みがないと確認した」 |
| 「会社の将来性が不安で」 | 「主力事業が2年連続で縮小し、自分が伸ばしたい領域の投資が止まっていた」 |
| 「もっと成長したいと思って」 | 「1年で◯◯を身につけた。次は△△まで踏み込める環境に移りたい」 |
コツは3つです。①事実ベースで語る、②前職を悪く言わない、③「だから御社で何をしたいか」まで一息でつなぐ。特に②は徹底してください。前の会社を強く批判する人は、面接官の頭の中で「うちのことも次の面接で同じように言う人」に変換されます。
そして最後に必ず「次は長く働きたい。そのために御社の◯◯を確認したい」と自分から言ってください。企業が一番恐れているのは早期離職の再発です。それを自分から潰しにいく候補者は、強い。
22歳転職の成功事例4本
事例1:大手メーカー営業(1年)→ SaaS企業のインサイドセールス
希望と違う地方配属で異動見込みなし。在職中に3ヶ月活動し、4社から内定。年収は330万円→340万円とほぼ横ばいでしたが、3年後に25歳でチームリーダーとなり年収520万円。「あのとき横ばいを飲んだのが正解だった」と本人が言っていました。
事例2:飲食チェーン店長候補(8ヶ月)→ 人材業界の法人営業
月間労働時間が280時間を超え体調を崩す寸前で相談に来た方。店舗運営で培った数字管理とシフト調整を「マネジメント経験」として言語化し直したところ、評価が一変。年収290万円→330万円で決定しました。
事例3:高卒4年目の製造オペレーター → 同業の生産技術職
22歳で実務4年。現場を知る強みを活かして「作る側」から「設計する側」へ。資格取得を並行し、年収340万円→400万円。高卒22歳は経験年数が武器になる典型例です。
事例4:新卒で入ったベンチャー(6ヶ月)→ 大手グループ会社
逆パターンです。教育体制がなくいきなり放置され、成長実感が持てなかった方。「基礎を体系的に身につけたい」という動機を素直に伝え、第二新卒枠で大手グループへ。ベンチャーから大手への転職は22歳なら十分可能です。
22歳転職の失敗パターン5つ
1. 辞めてから探し始める
最頻出です。貯金が減るスピードに判断が引きずられ、条件の悪い会社に決めてしまう。これだけは避けてください。
2. 「今より楽そう」で選ぶ
楽さを軸に選ぶと、次は「成長できない」という不満が来ます。22歳で楽を取ると、28歳で市場価値がないことに気づく。順番が逆です。
3. 内定が出た1社だけで決める
比較対象がなければ、良し悪しの判断はできません。最低でも2社は並べてください。
4. 求人票の「未経験歓迎・月給30万」に飛びつく
みなし残業が何時間含まれているかを必ず確認してください。45時間込みなら、実質の基本給は22万円台です。求人票は必ず「基本給」と「固定残業代の時間数」まで見る。
5. 退職理由を正直すぎるほど正直に話す
嘘をつけという意味ではありません。感情を事実に翻訳せずそのまま出すと、伝わり方が変わってしまうという話です。ステップ2の分解作業をやってから面接に臨んでください。
22歳から狙いやすい業界・職種
| 職種 | 未経験のしやすさ | 3年後の年収イメージ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| SaaS・IT営業 | ◎ | 450〜600万円 | 数字で追われるのが苦でない |
| 人材・広告営業 | ◎ | 400〜550万円 | 人と話すのが好き、成果連動を望む |
| ITエンジニア(研修型) | ○ | 400〜550万円 | 独学を続けられる、論理的思考が得意 |
| Webマーケティング | ○ | 400〜550万円 | 数値分析と改善が好き |
| カスタマーサクセス | ○ | 380〜500万円 | 相手の課題を聞き出すのが得意 |
| 経理・人事などの管理部門 | △ | 350〜450万円 | 資格取得を厭わない、腰を据えたい |
| 生産技術・施工管理 | ○(現場経験者) | 400〜520万円 | 高卒で現場経験がある |
私の実感として、22歳から最も年収カーブが立つのはSaaS営業とエンジニアです。ただしどちらも向き不向きがはっきりしています。「稼げるから」だけで選ぶと1年で苦しくなるので、体験談や1日の流れを必ず調べてから決めてください。
年代別に見た、22歳の今やっておくべきこと
| 時期 | やるべきこと | この時期の判断基準 |
|---|---|---|
| 22歳(今) | 業界・職種を決め切る。年収は妥協してよい | 25歳時点で何が語れるようになるか |
| 23〜25歳 | 一つの領域で成果を数字にする | 「何ができる人か」を一言で言えるか |
| 26〜28歳 | 年収を市場水準まで引き上げる。ここが最初の勝負所 | ポテンシャル採用の最終ライン |
| 29〜32歳 | マネジメントか専門特化かを選ぶ | 実績評価に完全移行する |
22歳の1年は、28歳の1年の何倍もの価値があります。ここで「妥協して年収を取る」より「伸びる領域に入る」ほうが、生涯年収では圧倒的に有利です。次の年齢の相場は23歳の転職、24歳の転職で確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 入社3ヶ月で辞めても転職できますか?
できます。ただし面接では必ず深掘りされます。労働条件が求人票と違った、健康上の問題があった、といった客観的に説明できる事実があれば通ります。「なんとなく合わない」だけだと厳しいので、まず自分の中で事実を整理してください。
Q2. 第二新卒はいつまでですか?
明確な定義はありませんが、実務上は卒業後3年以内、おおむね25歳までを指す企業が多いです。22歳は最も枠が広いゾーンです。
Q3. 新卒で落ちた企業に第二新卒で再チャレンジできますか?
できます。むしろ有利なことがあります。新卒選考で落ちた理由が「学生時代の実績不足」なら、社会人経験を積んだ今のほうが評価される可能性があります。再応募が不可の企業もあるので、応募規定は必ず確認してください。
Q4. 転職回数は履歴書にどう影響しますか?
22歳で1回なら問題になりません。問題になるのは2回目以降です。だからこそ今回の選択に時間をかけるべきなのです。
Q5. 資格は取ったほうがいいですか?
職種によります。経理なら簿記2級、ITならAWSや基本情報、建設なら施工管理技士が効きます。ただし「資格を取ってから転職しよう」と考えると1年溶けます。転職活動と並行してください。
Q6. 22歳でベンチャーに行くのはリスクが高いですか?
会社によります。シリーズB以降で採用と教育の体制が整った企業なら、22歳でも十分に成長できます。逆にシード期は教育投資の余裕がないことが多い。「入社後3ヶ月の育成プランを教えてください」と聞いて、具体的に答えられるかで判断してください。詳しくは第二新卒からベンチャー転職したい人へで書いています。
Q7. 転職活動はどれくらいの期間がかかりますか?
在職中で2〜3ヶ月が標準です。1ヶ月で決めようとすると比較検討が甘くなり、6ヶ月を超えると条件を下げがちになります。3ヶ月を目安に設計してください。
まとめ:22歳の転職は「逃げ」ではなく「配置換え」
改めて整理します。
- 大卒の33.8%が3年以内に離職している。22歳の退職はまったく例外ではない
- 企業の91.1%が中途採用に積極的、第二新卒を増やす企業は37.0%。市場環境は追い風
- ただし年収はほぼ上がらない。22歳の転職は「25歳・28歳の年収カーブ」を買いに行く行為
- 合否を分けるのは退職理由を事実として語れるかの一点
- 最大の失敗は辞めてから探し始めること。在職しながら3ヶ月動く
27年この業界にいて思うのは、22歳で一度キャリアを組み替えた人のほうが、30代で強いことが多いということです。早い段階で「自分に合わない環境」を知り、自分で選び直した経験は、その後ずっと効いてきます。合わない場所で消耗し続けることのほうが、よほど取り返しがつきません。
一方で、繰り返しになりますが2回目・3回目の短期離職は説明が急に難しくなります。だからこの1回を丁寧にやってください。焦らず、在職しながら、複数社を比較して。それだけで結果はかなり変わります。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップを中心に、20代前半の方のキャリア相談も数多くお受けしています。「今の会社を辞めるべきか」の段階からで構いません。市場の実態と、あなたの選択肢を率直にお伝えします。お気軽にご相談ください。


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