転職ノウハウ

ベンチャー転職/スタートアップ転職する際に発生する5つの不安やリスク

ベンチャー企業やスタートアップ企業が話題になり、実際に働く人が増えてきて以前よりも一般的になってきたように感じます。とはいえ、自分がベンチャー企業・スタートアップ企業に転職するとなると不安だという人は、まだまだ少なくないようです。

今回は、ベンチャー転職・スタートアップ転職する際の不安やリスクを経験者からヒアリングし、実状を考察してみました。

 

ベンチャー転職/スタートアップ転職における不安やリスク①倒産

一番大きなリスクと考えられるのがこちらでしょう。1年間の倒産件数は約8,000件で、資金要因に限らない休廃業や解散を合わせると40,000件ほどのようです。

(出典:中小企業庁『2018年版中小企業白書』)

これだけでは、多いのか少ないのかわかりませんね。

(出典:中小企業庁『2011年版中小企業白書』)

※認識している中では、こちらのデータが最新なのですが、1980〜2009年と古いので、あくまで参考程度に留めてください。

中小企業庁にデータを提供している、帝国データバンクさんで取れているデータでは、10年後生存率70%という数値でした。10年後生存率1%などとも言われていますが、思っているほどに高くないのかもしれません。ただ、現在は起業のハードルが下がったこともあり、生存率は高まっているかもしれません。企業はよく見極めて選ぶようにしましょう。

 

ベンチャー転職/スタートアップ転職における不安やリスク②給与の下落

転職を考える際には必ず頭をよぎるものですね。30代以降に大手からベンチャー転職/スタートアップ転職する場合は、ほぼ給与は下がると考えて相違ないでしょう。大手企業でもらっていた年収は実際に発揮している価値よりも高いことが多く、大企業の給与を支払うほどの結果を残せないことがほとんどです。そのため、採用側も十分な給与を用意したい気持ちもあるのですが、そうはいかないのが実情です。ベンチャー企業の人事労務に転職した方は、「結果も残せていない状態で、こんな額を期待していたなんて恥ずかしい」というような方もいらっしゃいました。

反対に、新卒入社時はベンチャー企業の方が給与が高いケースもあるため、ポテンシャルが見込まれればむしろ給与が上がることもあるかもしれません。その場合は、ほぼ新卒と同じ扱いで、長期での育成も見越しているケースが多いでしょう。

もちろん、30代を過ぎての転職でも、ご自身のスキルと会社の経営状況によって給与が上がることはあります。それらも総合的に判断する必要があるので、1つの意見だけでなく多面的な情報や意見を集めることが転職においては大切です。

 

ベンチャー転職/スタートアップ転職における不安やリスク③労働の長時間化

ベンチャー企業になると長時間の労働が当たり前と思っている人もいらっしゃるようですが、これは誤りです。企業フェーズにもよりますが、上場を目指すベンチャー企業などでは、むしろ早く帰るよう指導されるケースもあります。制限がかかるのが嫌で、大手企業から転職したが、結局転職先のベンチャー企業でも労働時間に制限がかけられてがっかりした、という方もいらっしゃいました。

立ち上げ段階などパワーがかかるタイミングでは、長時間働く必要があることも多いですが、長時間働くことをよしとしない経営者も増えてきています。労働時間については。ビジネスモデルや企業フェーズなどに大きく影響を受けるため、社員の声や噂をアテにせず調べた方がいいと思います。

 

ベンチャー転職/スタートアップ転職における不安やリスク④福利厚生の整備が不十分

社員数が30人未満のベンチャー企業ではとくに、福利厚生面が整っていないケースが多いです。これは整える気がないのではなく、単純に問題として上がってこなかったという会社が多いと思います。一気に従業員数を拡大させようとするタイミングで考え始める企業が多いです。

この場合、むしろ今まで気になったメンバーがいなかっただけとも考えられるので、提案してみるのもいいかもしれません。もちろん出せないものは出せませんが、人事もどういった制度を作るべきか、見当がついていない可能性もあります。ないものを嘆くのではなく、建設的に進めるために議論ができるのがベンチャー・スタートアップの醍醐味でもありますので、懸念に感じていることがあるのであれば、ぜひ相談してみてください。直接反映されなくても、何か代替策が見つかるかもしれません。

 

ベンチャー転職/スタートアップ転職における不安やリスク⑤仕事で扱う金額の低下

これはやりがいに関わるところですね。大きな金額を動かしていることに誇りを感じる人もいるかもしれません。

こちらについては、扱っているビジネスによってしまう部分が大きいので、一概にこうとはなかなか言えません。例えば、パネイルのようなインフラに関連する企業だと大きい金額を動かすことも少なくないです。大きな金額を動かすこと自体が好きなのであれば、企業規模やフェーズに必ずしも縛られる必要はないと思うのですが、それでも気になる方は大きな金額を動かすことに付随する何かに魅力を感じるのかもしれません。

メルカリやクラシルなどのように、かなり多くの人に利用されているサービスも増えてきています。仕事のスケールの捉え方は人それぞれかと思いますが、新卒入社のときに考えたきりの人は一度考え直してみるのもいいでしょう。

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