中途採用の面接対策、質問事項、自己PR、面接本について

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こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

中途採用の面接対策について、初めての転職、新卒採用とは内容もやり方も異なるのでよく質問を受けます。

実は、会社によって対策は異なるのですが、今回は一般的に中途採用がどのように進んでいくかをご紹介できればと思います。

中途採用の面接対策

面接では、淀みなく流ちょうに話せる人のほうが有利、と考えていませんか。
もちろん、ぼそぼそと暗い印象で話す人より、はきはきと上手にしゃべる人のほうが、一般的にはいい印象を与えるでしょう。
しかし、企業側はプレゼンテーションがうまい人を採用したいわけではありません。


自社に貢献してくれる人材を探しているのですから、実力がある人であれば能弁な必要はありませんし、話し下手でも不利にはなりません。プレゼン力が弱くても大丈夫です。


ただし、話す内容については吟味が必要です。うまく話すよりも、質問に対してきっちり説得力のある答え方をするほうが大事です。

面接に自信がない人、口下手だという自覚がある人は、人材エージェントを利用したほうがいいでしょう。その方に応じた面接攻略法でしっかりフォローするからです。

面接がうまくいかない人は、話のポイントがずれていることが多いのです。そこを改善して自分の実績を端的にアピールすれば、勝率が確実に上がります。基本的にどの会社でも、聞かれる内容は決まっていますので、想定される質問をリストアップし、どう答えるかをまずは文章にしてもらいます。

すると、だいたい企業が聞きたい核となる部分が答えられないことが多いのです。実績を裏付ける数字がなかったり、セールスポイントがあいまいだったりすれば、それに対してコンサルタントは突っ込みます。

面接官にうまく伝わるようにフィードバックをしていくだけで、全然違います。
もちろん、自分自身でブラッシュアップしてもいいのですが、場数を踏んでいるコンサルタントのアドバイスは、やはり違います。

よい点、悪い点、課題点も浮き彫りになり、自己分析が適確にできることもメリットでしょう。企業側がほんとうはどういう人がほしいのかを見極めないまま、面接に臨むと結局、面接はパスしません。人材エージェントは企業側の視点で面接対策をするので、そこが個人で対応する場合とまったく異なるところです。

面接対策とは、面接を表面的に乗り切るテクニックではありません。キャリアの方向性をしっかりと定めて、その方向に対してアピールしていくことです。


それが企業の求人とうまくマッチングすれば、採用につながります。自己応募だけだと、客観的な視点でのアピールになっていないので、採用側の希望とズレがちです。

実際、自力でトライを続けていて書類審査の段階でNGになったり、最初の面接で落ちてしまっていた人が、エージェントに相談することで転職できた例はたくさんあります。


もちろん、いい転職をするために、エージェントが存在するのですから、積極的に活用してください。

中途採用の面接、転職の事例

転職サイトの求人に応募する形で転職活動をスタートしたHさん。

書類審査は何社かパスするものの、面接でうまく話せず、口下手な自分に自信を失いかけていました。

自力での活動に限界を感じたHさんは、ネットで検索し、評判のよさそうな人材エージェントに登録してみることにしました

キャリアカウンセラーに今までの経過を話し、履歴書と業務経歴書を見せると、文章が長くて、内容がわかりにくいと指摘されました。

いくつかのブロックに分けて箇条書きにリライトし、アピールポイントの優先順位をつけるようにアドバイスされました。

面接対策も実践的でした。一度整理した内容を担当者に話してみることで、少し自信がついたのです。

初めて最終面接に進むと、想定していた質問が多く、自分でも驚くほどスラスラ答えられました。

無事内定が出て、新しい会社への期待に胸を膨らませています。数多くのプレゼンテーションを勝ち抜いてきたーさんは、転職活動も自慢の話術で乗り切るつもりでした。

ところが、1次面接は通過するものの、最終面接までたどりつけません。

人材エージェントの担当者から、先方のフィードバックを聞き、Iさんはハッとしました。

一方的なプレゼンになっていて、先方の質問とかみあっていないと指摘されたのです。

話の上手下手ではなく、ポイントを相手とあわせることが重要なのです。
相手が何を求めているのかをつかむ努力をしましょう

中途採用面接の質問事項

よくある質問事項についてどのようなものがあるのかについてまとめてみました。

以下について準備をしてみると良いでしょう。書いて整理をし、音読をします。音読をしますと、案外はなせないものです。

一言一句暗記するというよりはポイントを抑えるでも良いです。会話、コミュニケーション、面接が苦手な方は声に出して話すことを何度も何度もやった方が良いです

面接や交渉をするような場面は人生で何度でもやってきます。

ただの面接対策ではなく、自分の勝負事には話すこと、伝えること、口説くことが大事な局面があります。

人生の修行だと思ってやってみるのも良いと思います。音読し続けるとハイテンションになってきます。

その勢いも大事です。自分のマインドセットする。できる自分だと言い聞かせることです。

自分すら信じられなければ企業や社長、人事はあなたを信じることはできませんので。

仕事上もっとも成果を出したと思う経験は何ですか?

転職理由の本音を教えてください

将来のキャリアはどのように考えていますか?

現在年収、希望年収、希望最低年収はいくらでしょうか?

自分の強み、弱みを教えてください

他社はどこを受けていますか?

何か質問はありますか?

中途採用の面接本について

拙著で恐縮なのですが、中途採用の面接用の本はないですか?と今まで数多く聞かれたため出版しております。

基本的なことはどの会社でも共通です。面接ができる人は、仕事もできると言われます。

全員ではないですが、面接力をあげると交渉力が上がり、仕事で有利になります。面接を面接だけと捉えずにビジネススキルだと考えて取り組むと面白いと思います。

今回は基本的な中途採用の面接対策についてでした。個別の会社ごとにはその一人一人のひとごとにコツやテクニックがあります。

詳細についてはお会いしてまたはオンライン面談でのみお伝えしております。

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

成功する人は拙くても求められていることを話し、後悔する人は自分本位にアピールする。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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