こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
- ベンチャー企業への転職に興味はあるけど、いまいち仕事内容がイメージできない。
- ベンチャー企業への転職は敷居が高い印象がある。
- SIerで働いているけれど、ベンチャー企業でバリバリ実力をつけたい。
- エンジニアやWeb系の仕事に興味がある!
今回の記事では、上記のような考えや思いをもった方に向けて、ベンチャー企業のエンジニア職で働く魅力や年収、転職成功事例をお伝えします。
あなたが具体的な一歩を踏み出す手助けになれば嬉しいです。
目次
どの企業も看過できないエンジニア。ITベンチャーでは特に必要不可欠!
そもそも、今ベンチャー企業では、ソフトウェアエンジニアを求めているのでしょうか?
まずはマクロな視点で、ベンチャー企業におけるエンジニア職の需要について見ていきましょう。
結論からお伝えすると、ベンチャー企業界隈では、ソフトウェアエンジニアは圧倒的に引く手あまたの状況です。
理由は2つです。それぞれ説明していきます。
- エンジニア職に従事する人口の絶対数が少ない
- 事業拡大を目指すベンチャー企業が増えており、人手不足が深刻化している
エンジニア職に従事する人口の絶対数が少ない
エンジニアという職業が専門知識を必要とする職業であることは疑いないことだと思います。
そして専門知識に加えて、ある程度の向き不向きがある職業であることも確かでしょう。
エンジニアは「よくわからないけどとりあえずなろう」と思って就ける職業ではありません。
それ故エンジニア従事者の絶対数は少なく、需要に対して供給が追いついていない状況が続いています。
事業拡大を目指すベンチャー企業が増えており、人手不足が深刻化している
多くの方は、ベンチャーと言えば「ITベンチャー」が真っ先に連想されると思います。
GAFAを筆頭にソフトウェアをビジネスモデルの中心に組み込んだ企業が大きく業績を伸ばしていることは、皆さんご存知の通りです。
そして今、多くのITベンチャーが業績を伸ばしています。
時流に乗って業績を拡大する企業では、圧倒的にエンジニアが不足しやすい構造が出来上がっているのです。
以上2つの理由より、今はITベンチャーでのエンジニア転職がしやすい状況と言えるでしょう。
コロナ禍の状況下でも、底堅い需要を誇るエンジニアは安定して良い待遇を獲得しやすい稀有な職業だと思います。
ベンチャー企業におけるエンジニア職の仕事・業務内容とは?
ベンチャー企業にも様々なエンジニアとしての働き方が存在しますが、今回は多くのかたが希望されるであろう自社開発企業に絞ってお話しようと思います。
自社開発企業とは、自社でプロダクトを持つ企業のことです。対義語は受託開発企業になります。
自社開発ベンチャー企業のエンジニア職の特徴としては、以下の2点になります。
- 1.担当範囲が広くフルスタックな活躍が期待される
- 2.スピード感のある開発を行う
担当範囲が広くフルスタックな活躍が期待される
ベンチャー企業は社員数が多くありません。
少ない人数で、ビジネス要件を実現しリリースまで行うためには、必然的に1人1人の担当する領域が広くなることを意味します。
要件定義だけ、実装だけ、テストだけと言った役割分担にはならないでしょう。
1人のエンジニアが要件定義から実装まで幅広く担当することが求められやすい環境です。
スピード感のある開発を行う
ベンチャー企業の特徴はなんと言っても意思決定の速さです。
それが大企業との違いであり、彼ら彼女らのビジネス上の強みでもあります。
必然的に開発にも、意思決定のスピードに遅れずビジネス要件を実現することが求められます。
「要件定義を1年かけて行い、キングファイルに書類を格納する」といった働き方とは、体感速度が大きく違ってくるはずです。
大企業やSIer、受託開発で働くエンジニアとは大きく異なる働き方であることを感じていただけたでしょうか。
スタートアップ/ベンチャー企業のエンジニア職で働く魅力は?
様々なメリットがありますが、何よりも「エンジニアとして自分の力で食っていく実力をつけられること」が最も大きいメリットだと言えるでしょう。
前述したとおり、フルスタックな領域でスピード感のある開発を行うという事は、良質な経験を積む機会が豊富にあることを意味します。
この記事を読んでいる方の中にも、「今の働き方を続けていて、自分の将来は明るのだろうか」と不安をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
大企業で折衝スキルはついても、エンジニアとしての市場価値が高まっている自覚が持てないという相談も多く受けます。
もちろんフルスタックな領域でスピード感のある開発を行う以上、求められるスキルは高くなります。
しかし、高いハードルを乗り越えて、ベンチャー企業で自分の腕で生きていく術を身につける働き方は魅力的な選択肢となりうるのではないでしょうか。
未経験でスタートアップ/ベンチャー企業のエンジニアに転職できる?
未経験の定義にもよりますが、結論から申し上げると、未経験からエンジニアに転職する事は容易ではありません。
先ほども述べましたが、エンジニアは専門知識を必要とする職業です。知識のある方が優遇されるのが理です。
ただ、全く門戸が開かれていないわけではありません。
エンジニア需要は底堅く、本人の努力次第でいくらでもチャンスは転がっている状況であることは間違いありません。
また、必ずしもフルスタックな活躍が期待される、というわけではありません。
ベンチャーの中でも企業のフェーズごとに必要とされるスキルセットは異なるので、自分の得意なポイントを課題としている会社を選ぶことも重要です。
実際に、SIerで毎日要件定義をしていた方でベンチャー企業への転職に成功した方を何人も知っています。
まずは知識をつけることから初めて、手を動かし、魅せ方を学べば、あなたにも必ずオファーが届くはずです。
気になるエンジニア職の平均年収は?
気になるエンジニアの平均年収ですが、493万円となっています(2020年4月,求人ボックス 給料ナビ調べ)。
日本人の平均年収は、約441万円(2018年度,国税庁民間給与実態調査)なので、平均以上の給与を得ることができる職業だと言えますね。
また、もしあなたがコミュニケーションに自信があるならば、社長の側近としてDXに携われることで年収アップを狙うという手もあります。
他にも、有名企業で働くことはハクが付くが年収アップには繋がりづらいという実情もあります。
ベンチャーでフルスタックを目指すほうがレバレッジが効きやすいというのが私の体感です。
ベンチャーエンジニア職への転職に成功するための秘訣
では、どのようにすればベンチャー企業にエンジニア転職することが可能になるのでしょうか?
ここでは私の経験から、ベンチャー企業へのエンジニア転職に成功した方の具体的な特徴を詳らかにしてみます。
私が転職に成功する方に共通して感じるのは、以下の3要素です。
技術的な側面は企業によって大きく変わってしまうので、多くのベンチャーに共通する精神的な側面に絞ってご紹介します。
- 1.自分の頭で考え判断することが出来る
- 2.自発的に学び続けることが出来る
- 3.自分の領域を作り、その中に閉じこもらない
自分の頭で考え判断することが出来る
ベンチャー企業では1人1人の担当する範囲が広くなる分、全てにおいて上長からの指示を仰ぐということは難しくなります。
「何を質問するべきか」「逆に何を自分で判断するべきか」を適切に見極め、同僚の時間価値を最大化するように配慮しつつ仕事を進める能力は必須と言えるでしょう。
自発的に学び続けることが出来る
言わずもがなですが、エンジニアの世界は日進月歩です。
業務に必要な技術は自分で自発的にキャッチアップする気概があることは重要な要素です。
また、技術そのものが好きである人ほど自発的に学び続けられる傾向が強いことも事実です。
自分の領域を作り、その中に閉じこもらない
業務を細分化して割り振るということが難しいベンチャー企業では、一人一人が柔軟に様々な役割をこなすことが多くなります。
「これは自分の仕事では無いから」と自分でラインを引くのではなく、あえて自分の持ち分を越境していくメンタルが求められています。
エンジニア職の方の転職成功事例〜20代〜
レバテックキャリアによると、300万円年収がアップしたという事例もあります。
このようにエンジニアは転職によって給与を上げやすい職種です。
需要が多いエンジニアは、転職する上で有利です。
他の職種に比べて、良い条件の求人を見つけやすいという特徴があります。
最後に
最近は特に、エンジニアという職業の魅力に多くのかたが気付き、参入してきているなという実感があります。
先が見通せない不安定な時代だからこそ、自らの知識と経験で飯を食える実力をつけたいという方が増えているのでしょう。
ベンチャー企業でエンジニアとして働くという選択肢は、中長期的に見ても期待リターンの大きい選択肢だと思います。
もしあなたがベンチャー企業へのエンジニア転職に対して心理的ハードルを感じているならば、それは翻って転職に成功した時の安心材料になります。
参入障壁の高い領域に身を置くことは、希少性が担保されやすいということ、つまり安心に繋がります。
この記事を読んで思う所があった方は、今この瞬間から具体的な一歩を踏み出してみていかがでしょうか。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。