こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
私は日々数多くの方から、転職活動、キャリアについてお話しています。
中には説明も上手でわかりやすい人もいれば、何を言いたいのか全く分からない人もいらっしゃいます。
その様な方とお話すると「地頭が弱いのかな」と感じてしまいます。
「人は初対面の人を、6割が印象、3割が話し方、1割が゙話の内容で判断する」といわれています。
実際転職活動の面接においては、約8割は印象で゙判断しているケースが多いとも言われます。
そこで今回は面接で印象が悪いと思われない様に注意すべき大事なポイントについて解説します。
目次
面接で残念な人の特徴とは?
面接で地頭が良くないと思われてしまうのはとても簡単です。
①質問に対して結論から答えない
②理由を聞いても明確に答えられない
③理由が具体的でない
④辻褄が合わない
⑤話が長い
⑥物事を時系列で話してしまう……。
いかがでしょう?
「これ、私のこと……?」
と思った人もいるのではないでしょうか?
要するに論理的でないということなのです。
残念ながら、論理的な話し方ができないと面接ではなかなか評価してもらえません。
テレビを見ていても、コメントをふられたタレントやコメンテーターの持ち時間はせいぜい30秒。それ以上話すと長いと思われてしまいます。
短く話すには「結論=ポイントは何なのか?」を考える必要があるのでとても頭を使うのです。
その考えるクセをつけることがとても大事なのです。
面接でも要点をまとめていかに端的に話せるかが結果を左右します。
やはり日頃から論理的に考える、話すトレーニングをしておく必要があると思います。
面接で好印象を与える3つのポイントとは?
①面接で好印象を与える話し方のポイント
話の内容が聞き取りやすいか、抑揚がついているか、面接官の目をきちんと見て話をしているか、などがポイントです。
面接マニュアル本にはとにかく大きな声で話すことを勧めているものもありますが、むやみに大声を出すのではなく、ハキハキと聞き取りやすい声で話したほうが、相手に良い印象を与えます
②質問への答え方のポイント〜OK/NG回答例も〜
面接官の質問に対して、長々と話をして、的確な受け答えをしていない人が目立ちます。面接官にいちばん悪い印象を与えてしまうケースです。
質問に対しては、結論から話すことをお勧めします。
たとえば「営業の実績についてお話しください」といわれた場合には「入社三年目のときに、50名中2位の○万円の営業実績を残し、社長賞を受賞しました。成果を出せた理由は……」などと、答えると良いでしょう。
結論を先に話すことにより、伝えたいことがはっきりし、話がうまくまとまるという利点があります。また、聞き手も話の結論をすぐに理解できます。
NGワードとしては、人材紹介会社経由での面接の場合「志望動機は?」と聞かれ「え―、○○さんの紹介で良い印象を持ったからです」というありがちな答えです。
これはまったく回答になっていません。これは理由ではなく、きっかけです。
紹介会社から紹介され、その上で自分なりに調べてどの点が良いと思ったのかを簡潔に述べるようにしてください。
③話す内容のポイント
企業や面接官によって、面接での質問内容は大きく違います。
予想される質問をあらかじめ想定して面接にのぞむことは困難です。
自分のキャリアヒストリーを「過去」「現在」「未来」と大きく三つのカテゴリーに分けて内容を整理しておけば、たいていの質問には対処できます。
人の心を掴んで印象を良くする7つの方法
転職や面接、営業のアドバイスをしていると「緊張してしまって、いい印象を残せなかった気がします…」という相談をたくさん受けます。
貴重な機会だから絶対に外せないぞ!と意気込んで臨んでも、空回りしてしまうこともあります。
でも、大事な場面で失敗してしまうというのは、会話をする際に大切なポイントを言語化・習慣化できていないからかもしれません。
ここでは、人の心を掴む7つの方法を紹介します。
① 名前を覚える
② 相手を褒める
③ 感謝を伝える
④ 事前準備する
⑤ 話すより聞く
⑥ 笑顔で話す
⑦ 本気で向き合う
当たり前のように感じる内容も多く、翌日には忘れてしまうこともあるかもしれません。
しかしこうした基本的なことを継続できる方が人の心を掴み、良い印象を与えることができます。
今回ご紹介した内容を、息をするようにできるようになれば、人との関係性にも変化が現れるのではないかと思います。
面接の前後も結果に影響するため、習慣が大切
自分の印象は努力次第で改善することはできます。営業の現場や、転職活動の面接では、相手に与える印象で結果が大きく変わる場合も多々あります。常に相手にどの様な印象を与えているのかを考えながら、転職活動に臨んでいただきたいです。
なお、面接の前の様子からチェックしているという面接官は非常に多いです。例えば、某総合商社ご出身で現在はSoZo株式会社COOの大永 英之さんは、ご自身で受付から部屋案内まで行い、学生の日頃の言動から見えるようにしていたそうです。
また、面接で連絡先が交換できたときは、面接の内容を踏まえて「こんなことが貢献できます」と御礼とともに、メールやSNSで具体的に貢献できることをご連絡するのも良いことです。
営業での企業への御礼メールもつい形式上になってしまいがちですが、形だけでやるのではあまり意味がないと思っています。相手のことを思って、必要な情報を盛り込むことが大切です。面接の御礼であれば、面接を通して貢献できることを伝えられれば、「相手が欲しい情報かつ自分も伝えたい情報」が伝えられるわけです。
このように、習慣でその人の振る舞いが評価されている部分も多くあります。「面接のときだけ」ではなく、日頃から行動に移して損はないことばかりですので、ぜひ日常的に意識してみてください。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。