メロディ・インターナショナル転職のための採用・求人情報、代表の尾形優子さんについてまとめました

医療・ヘルスケア
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こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

今回のスタートアップまとめは、メロディ・インターナショナルさんです。

少子高齢化が進む日本ですが、実は世界で一番”赤ちゃんが安全に生まれる国”なんです。国連の調査では新生児1000人あたりの死亡数においては、日本は0.9人と世界最小を記録しています。

一方で死亡数が世界最多な国はパキスタンで45.6人で、途上国は軒並み30〜40人の死者数で推移しており、大きな社会問題になっています。

この課題に挑戦しているのが、メロディ・インターナショナルという日本の会社です。

胎児モニター機器「iCTG」によって妊婦の健康状態を把握し、死亡数の減少に貢献しています。その事業の意義・効果が世界的に認められ、タイやブータンなど海外展開も活発化しています。

また、2021年4月に京都大学イノベーションキャピタル株式会社を引受先とする1.5億円の第三者割当増資を実施しています。

今回はメロディ・インターナショナルの求人に関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをまとめています。

メロディ・インターナショナル転職の要点

コーポレートサイトより

メロディ・インターナショナルの特徴

・世界初IoT型胎児モニター「iCTG」・周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i」を開発
・社員数8名少数先鋭の大学発ヘルステック企業
・タイやブータンなど海外展開を拡大中
・2020年11月に科学技術振興機構主催の「STI for SDGs」アワード「科学技術振興機構理事長賞」受賞
・週刊東洋経済のすごいベンチャー100(2021年版)に掲載

メロディ・インターナショナルの会社概要

社名 メロディ・インターナショナル株式会社
所在地 〒761-0301 香川県高松市林町2217-44ネクスト香川304
設立 2015年7月27日
資本金 263,966,850円
株式公開市場 未上場
従業員数 8名(2019年6月時点)
代表者 CEO/創業者 尾形優子
役員

CIO 二ノ宮敬治
CMO 河野弘就
CFO 佐伯浩二
監査役 宮川博之

事業内容 遠隔医療サービスにかかるプラットフォームと医療機器の製造、開発および販売

コーポレートサイトより

メロディ・インターナショナルの商品・サービス

コーポレートサイトより

・分娩監視装置「iCTG」

超音波センサーを内臓したモバイル機器「iCTG」が胎児心拍を測定し、妊婦のオンライン診療を可能にするシステムです。
クラウドサーバーもセットで提供しており、計測データは13年間保存されるため、大量のデータを紙保存する必要がなく、産婦人科から絶大な指示を受けています。

「iCTG」をブータン国王夫妻が実際に使用し、その性能が高く評価されブータン国内20箇所にて運用が予定されています。

・周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i(メロディ・アイ)」

妊婦さんが「iCTG」で計測した結果をかかりつけ医師に送信でき、遠隔で医師から受診推奨などアドバイスを得ることができるコミュニケーションプラットフォームです。

妊婦さんと医師との連携だけでなく、クリニックからNICUのある中核病院へのデータ連携も行うことも可能となっています。

・Central i(セントラルモニター)

複数台の「iCTG」のデータを一括で管理するためのネットワークシステムです。
データをリアルタイムに同時監視することが可能になり、また複数のデバイスからどこからでもアクセスが可能になります。

これらの「分娩監視装置iCTG」&「Melodyi」の活用により、遠隔で胎児の健康状態をモニター出来て、分娩のタイミングなどを予測することが可能となり、国内外の妊婦さんがより安心・安全に出産できる環境を提供しています。

訪問助産など、自宅にいながらの計測と遠隔での医師の診断を合わせることで、妊婦さんに安心感を与え、通院や入院などの負担を軽減することが出来ます。

また、受診前に計測ができることで、胎児の異常を早い段階で発見でき、胎児仮死などの予期せぬ事態を軽減できる可能性が高まります。

「救える命を確実にこの世に」迎えるサポートが可能になるとても社会意義の高いサービスですね。

メロディ・インターナショナルのCEO 尾形優子さんの経歴

コーポレートサイトより

尾形さんは大阪府高槻市のご出身で、1981年に京都大学大学院工学研究科原子核工学を専攻されます。

卒業後、株式会社ファモスにて画像処理部のチームリーダーを務められ、システム開発に携わられます。その後、アムロン・イノベイトなどのシステム開発会社にて職歴を重ねられ、1998年に経済産業省などと共同で四国4県の電子カルテデータをシステム管理する事業に携わり、周産期管理ソフトの開発を経験されます。

この開発を通して妊婦と産婦人科の様々な課題に触れ、2002年に周産期電子カルテの開発販売を行う株式会社ミトラを起業されます。紆余曲折を経て2013年には8億5000万円の売上、利益率30%を計上する企業へと成長させます。

しかし、主力製品に注力し利益が上がりにくい遠隔医療や僻地医療を敬遠する経営に違和感を感じ、メロディ・インターナショナル株式会社を設立してCEOに就任され、現在に至ります。

メロディ・インターナショナルの採用・求人情報

・システムエンジニア
・セールス・スタッフ
・総務事務

基本的に年齢は不問としており、最終学歴は高卒以上と規定しています。エンジニアとしての必須条件としてもjavaやphp、JSやHTMLなどの基礎プログラミング言語のみで開発実績を重視していないため、志望動機などのモチベーションも考慮する選考になっています。

メロディ・インターナショナルの働く環境

平均年収・平均年齢

メロディ・インターナショナルは非上場企業のため、平均年収を公開していません。採用サイトではエンジニアの目安として年収400〜500万円となっています。同業他社と比較しても遜色ない水準にあります。

平均年齢に関する情報は確認できませんでした。

労働環境

所定勤務時間は3パターンあり、8:00〜17:00、8:30〜17:30、9:00〜18:00です。

福利厚生も充実しており、休日は土日祝日はもちろんのこと、夏季・年末年始、育児・介護に加えプレミアムフライデーの制度もあります。

健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険なども整備されています。東京オフィスもありますが、基本的には高松本社での勤務になります。

メロディ・インターナショナル転職を考えるにあたって最後に

メロディ・インターナショナルに転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点をご紹介しました。

分娩監視装置の基本原理を発明し、世界標準に発展させた原量宏教授・竹内康人教授の両名が顧問として助言しており、分娩監視においては技術そしてビジネス化において世界の第一線を突き進んでいる企業です。

途上国支援に積極的に取り組んでいるため、仕事を通じて社会的意義を感じたい方に非常にオススメです。

成長・注目産業への転職支援の実績は数多くありますので、興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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