こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、Tebikiさんです。
Tebikiは製造業や物流業などのデスクレスワーカーをメインとする業界を対象に、現場スタッフがOJTの様子をスマホで動画撮影するだけで字幕の入った動画マニュアルが簡単に作成できるクラウド型の動画教育システムを提供しています。
現場では重要なノウハウが人や機械に依存しているためIT化による効率化が進まず、煩雑な業務はベテラン社員に偏り後継者が育たないなどの課題もあります。Tebikiはこうした現場教育における課題解決に挑戦しています。
長年変わることのなかった現場教育に変革を起こそうという取り組みに期待も大きく、2021年11月にはシリーズAラウンドで株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズを引受先とした第三者割当増資で8億円の資金調達を完了しています。
今回の記事では、Tebikiの求人にご関心をお持ちの方向けに、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
Tebiki転職の要点
Tebikiの特徴
・「現場の教育を、動画で変革する。」をミッションに掲げ、「デスクレスワーカー」の現場の教育における課題解決に取り組む
・製造/物流/介護/美容/飲食などの幅広い業界に向けたクラウド動画教育プラットフォーム「Tebiki」を展開
・2021年3月に今後著しい成長が期待されるスタートアップを表彰する「EY Innovative Startup 2021」でEnterprise部門を受賞
・2021年11月に株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズを引受先とした第三者割当増資を実施し、8億円の資金調達を実施
・調達した資金で各部門の人材採用を強化
Tebikiの会社概要
社名 |
Tebiki株式会社
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所在地 |
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-21-7 第5瑞穂ビル7F
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設立年月日 | 2018年3月1日 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役CEO 貴山 敬 |
役員 | 取締役 CTO 渋谷 和暁 |
事業内容 | 物流/製造/清掃/販売などの業界を対象とした現場支援システムの開発 |
Tebikiの商品・サービス
Tebiki
小売/サービス/製造/物流/介護/飲食など、デスクを持たない社員=「デスクレスワーカー」が働く現場を対象とした、クラウド型動画教育プラットフォームです。
営業やマーケティングといったデスクワークをメインとする職種は様々なITツールで効率化が図られていますが、デスクレスワーカーの現場教育に関してはOJTが中心で、IT化も進んでいないため複雑で分かりにくい紙マニュアルが溢れ教育担当者に負担がかかっているのが現状です。
Tebikiは現場のOJTをスマホで撮影するだけで字幕も自動生成された動画マニュアルを簡単に作成することができます。さらに閲覧状況がデータ化、自動分析されるので教育の習熟度の可視化と進捗管理が簡単になります。現場教育が大幅に効率化され、業務品質の標準化などにもつながります。
Tebiki代表取締役の貴山敬さんの経歴
慶応大学を卒業後は三菱商事に入社し、事業投資を担当します。食品メーカーを買収し工場長として出向した際に、起業のきっかけにもなる現場教育の課題に直面したそうです。
三菱商事を退職されてから1年間カルフォルニアに滞在しますが、周りが起業しているのに触発され自身も1社目を起業。旅行のCtoCサービスを立上げ事業売却に成功するも心残りがあったそうです。
そこで次の起業に向けて事業アイディアを探しているときに、コーチ・ユナイテッド株式会社に誘われ取締役に就任します。子会社上場を目指していたものの、メイン事業はクラウドワークスに事業譲渡し、親会社のクックパッドに吸収合併されます。
その結果にも満足できず改めて起業をするか悩んでいたときに、現CTOの渋谷さんを誘ったところ快諾されたため2018年3月に2人でTebikiの前身となるピナクルズを創業し現在に至ります。
Tebikiの採用・求人情報
Tebikiの職種・求人
・セールス/カスタマーサクセス
・マーケティング
・エンジニア
・デザイナー
・人事責任者
Tebikiの平均年収・平均年齢
Tebikiは非上場企業のため、残念ながら平均年収・年齢の公開データはありませんでした。
Tebikiの労働環境
基本的には出社勤務ですが、週に2日程度のリモートワークも認められているようです。その他、福利厚生としては下記があります。
・各種社会保険完備
・通勤手当支給
・ストックオプションあり
・書籍補助(業務に関連するものであれば上限なし)
・資格取得補助
・希望 PC の支給
メンバーが信頼され、裁量と権限を持たされていると感じられるよう、細かな規則を作らないようにしているそうです。細かな規則がなくても全員が同じ目線で適切な判断と行動ができるように、「カルチャー」を言葉にして共有しています。
Tebiki転職を考えるにあたって最後に
Tebikiへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
どの業界でも人不足が叫ばれていますが、せっかく採用できても教育がうまくいかずに離職につながっていたり、ノウハウが人依存のためになかなか技術継承が進まずベテランが負担する業務量が減らなかったりというのが現状です。
現場教育が人不足を解決する大きな障壁になっており、その壁を壊そうとするTebikiの今後の動きは非常に楽しみです。
こうした課題解決への取り組みに興味があるという方は、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
成長業界への転職を支援した実績は数多くありますので、ご興味を持った方はお気軽にご相談下さい。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。