転職活動の流れとは!?

転職活動は実質3カ月ですが、その後の流れをご説明しておきましょう。
内定通知書を書面で確認したら、現在勤めている会社に退職を申し出ます。口頭内定が出た段階では、万一のことがないとも限らないので、慎重にしてください。

少なくとも2週間前までに辞めることを伝えましょう。これには諸説あり、前日でもかまわないという弁護士もいますが、引き継ぎなどを考えると常識的には2週間程度は必要だと思います。

採用側にとっては、内定通知書を発行してから1カ月後の入社がベストです。だいたい、月初か月中を指定されることが多く、大手企業ほどその傾向が強いです。たとえば、4月4日に内定が出たとしたら5月1日が一番望ましく、それが無理であれば、6月1日もしくは5月15日前後。だいたいそんなタイミングです。

これぐらいの期聞があれば、引き継ぎには十分でしょう。消化していない有給休暇があればそれを利用して早めに退職するのもよくあるケースです。転職前のリフレッシュ休暇に当てる人も少なくありません。

いったん辞めると決めたなら、あまり長居するのはよくありません。
しっかり引き継ぎをしようとがんばるのではなく、むしろあっさりスマートに去ったほうがいいのです。
というのも、転職する人材は、基本的に優秀な人が多いので、会社にとって残ってほしい人材であることがほとんどです。手順を踏んでいれば、引き留めることはできませんが、表面上はともかく、ほんとうに円満退社することはむずかしいと思ってください。

退職する際に会社の不満や批判はしない

退職する理由も、正直に転職すると伝える必要はありません。あえて言えば、「一身上の都合で」とお詫びをし、「これまで本当にありがとうございました」と感謝を伝える。それで十分です。特に大切なのは、退職にあたって会社や上司に対する不満を言わないことです。辞める人聞がこれを口に出してしまうと、責任問題に発展しかねません。

上司の管理責任が問われることもあります。イヤな上司であれば、溜飲が下がるかもしれませんが、お世話になった方に迷惑をかける事態になりかねないということも考えてください。
また、不満があれば希望のセクションや役職に異動するから残ってほしいと慰留されるケースもあります。心が動いて残ったとしても、結局いい結果にはなりません。

一度「辞めます」と口にすれば、会社側はいったんウチを見限った人間だと評価しますし、希望の部署に異動できたとしても、辞めるつもりだったという噂が広がり、けっして居心地はよくないでしょう。

Vさんは、しっかり引き継ぎをして、今まで勤めていた会社にせめてもの恩返しをしようと考え、先方から1カ月後に来てほしいと言われたのに、さらに1カ月伸ばしました。
ところが、その間に上司はもちろん、さらにその上の部長や取締役までが出てきて慰留され、にごしていた退職の理由が転職であることを話してしまいました。

黙っているのもつらくなり、可愛がってくれた直属の上司に正直に打ち明けておこうと、転職先を伝えたところ、態度が豹変し、「裏切り者」呼ばわりされたばかりか、引き継ぎも必要ないから、さっさと辞めてくれと言わんばかりです。

転職先は伝える必要はなく、転職後に懇意にされている方にお伝えする

Vさんは引き継ぎのスケジュールを短縮、転職前に帰省し、長めの休暇をとりました。転職先には予定通り出社しましたが、面接の時と違い、なんとなく冷たい空気です。取引先を回ったところ、親しい担当者から、前の会社からVさんを中傷するメールが回ってきたと教えられました。取引先を経由して、新しい勤務先にもメールが転送されているようです。

やはり転職先を口にすべきではなかったと思いましたが、後の祭りです。業界事情に精通した人材として期待されていましたが、出鼻をくじかれてしまい、途方に暮れています。

退職の理由をはっきり言わないのは、自衛のためもあります。
特に同業他社に転職する場合は、業界にもよりますが、ライバル企業に移籍するのですから、いい印象を持たない人も多いはずです。

 

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