こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、LexxPlussさんです。
「自律的産業インフラへの進化を加速させる」をミッションとし、自動搬送ロボット『Hybrid-AMR』などを提供しています。ニーズが拡大する米国AMR市場にも進出しており、世界的な活躍が期待されている企業の一つです。
2023年3月にはシリーズAラウンドで、約14.5億円の資金調達を実施しました。引受先はDRONE FUND 株式会社・SBIインベストメント株式会社などで、調達した資金は米国市場での製品展開や、自動搬送ロボットの生産規模の拡大などに充てられます。
この記事では、LexxPlussの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをご紹介します。
目次
LexxPluss転職の要点
LexxPlussの特徴
・「自律的産業インフラへの進化を加速させる」をミッションに掲げる
・日本のインフラを支える物流業・製造業の課題解決を目指すスタートアップ
・自動搬送ロボット『Hybrid-AMR』などを提供
・ニーズが拡大する米国AMR市場にも進出
・2023年3月に約14.5億円の資金調達を実施済、累計調達額は18億円に到達
LexxPlussの会社概要
社名 | 株式会社LexxPluss |
所在地 | 〒212-0032 神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 KBIC本館211号室 |
設立 | 2020年3月 |
資本金 | 1億円(※2022年3月時点) |
代表者 | 代表取締役 阿蘓将也 |
事業内容 | ・物流センターや製造工場向けの自動搬送ロボットの開発事業/管理システム開発及び販売事業を展開。 ・工場内の工程間の搬送を行える自動搬送ロボット『Hybrid-AMR』の提供。 ・最大50台もの『Hybrid-AMR』を一度に管理するシステム『Konnectt』の提供。 ・既存のベルトコンベアに後付け可能で、操作や荷物の乗降作業が自由に拡張できる『Luft-Conveyor』の提供。 |
LexxPlussの商品・サービス
この項目では、LexxPlussの代表的なプロダクト『Hybrid-AMR』を解説していきます。
Hybrid-AMR
『Hybrid-AMR』は、物流センターや製造工場で発生する“工程間搬送”の自動化に特化した自動搬送ロボットです。
日本で唯一、「自律的に障害物を検知・迂回できるAMR技術」「繰り返し精度・作業スピードを保証できるAGV技術」の併用が可能。国内市場のみならず、グローバルでの市場展開を目指しています。
また当プロダクトの特徴として、下記のようなものが挙げられます。
・大量のモノを素早く搬送
1台で最大500キロの荷物を、人と同じスピードで自動搬送します。
・改札も通れるほど、コンパクトな設計
回転半径は38センチ。スペースの狭い倉庫や工場でも安全かつ効率的に作業できます。
・自律走行、自動充電が可能
SLAM方式の自律走行システムを搭載。さらに自動充電システムを標準搭載しているため、充電を気にしなくてOKです。
2022年4月に製品発表以降、すでに初期ロット分は完売。現在さらなる生産拡大とそれに伴う拡販が進められているとのことです。
今後も“物流分野に新しいイノベーションを起こす”プロダクトとして、より多くの現場をサポートしていくでしょう。
LexxPlussの代表の阿蘓将也さんの経歴
阿蘓さんは英国マンチェスター大学・大学院を修了後、ボッシュ株式会社にて入社。自動運転技術開発に従事されています。
その後は日本・ドイツにある自動運転の開発拠点を回り、自動バレー駐車システムの日本開発チーム技術リーダーとして活躍。レベル4の自動運転をリリースした経歴をお持ちです。
また2018年には、モビリティー開発における日本最大の有志団体「Deep4Drive」を立ち上げに従事。自動運転レースをはじめ、JR東日本と共同プロジェクトにも参加されたそうです。
そして2020年3月に、LexxPluss。物流倉庫向け自動搬送ロボットの開発をメインに、順調に事業拡大が進められています。
LexxPlussの採用・求人情報
LexxPlussの職種・求人
マネジメント
・Product Manager (CPO候補)
開発(ソフトウェア)
・ソフトウェアエンジニア (Autonomous Robot – Supervisior)
・ソフトウェアエンジニア (Autonomous Robot – Perception and Localization)
・ソフトウェアエンジニア (Autonomous Robot – Simulation and CI/CD)
・フルスタックエンジニア (Fleet System)
・バックエンドエンジニア (Fleet System)
・インフラエンジニア(Infrastructure Engineer)
・Application Engineer
・Embedded Software / 組み込みソフトウェアエンジニア
・Product Owner
・Technical Project Management
開発(ハードウェア)
・Electronics Engineer / 回路エンジニア
・Mechatronics Engineer / メカトロニクスエンジニア
・QAエンジニア(QA Engineer)
・生産技術エンジニア
・生産管理(OEMマネージャー)
・Field Engineer
・Product Compliance
ビジネス
・Business development and strategy
・Sales and Marketing
・Project Management
コーポレート
・Accounting Manager
LexxPlussの働く環境
LexxPlussの平均年収・平均年齢
LexxPlussは非上場企業のため、平均年収・平均年齢に関する情報は公開されていませんでした。
LexxPlussの労働環境
本社には3D-Printer 2台・汎用旋盤・汎用フライスなど、各種工作設備が用意されているそうです。またロボット実機を取り扱った業務が発生するため、週数日の出社は必要ですがリモートワークも可とのこと。副業もOKとなっています。
LexxPluss転職を考えるにあたって最後に
LexxPlussへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
「ただ製造・物流ラインを自動化させる(=Automated)のではなく、人間と機械の同調により産業インフラ自体を継続に発展させたい」
このような想いから、LexxPlussは設立されました。
これまでに物流大手拠点へ多数導入されたり、米国拠点を設立したりと、順調に事業拡大が進められています。今後も“次世代のキーエンス・次世代のファナック”と呼ばれる産業機器メーカーになるべく、更なる躍進を遂げていくでしょう。
「物流業・製造業の課題をテクノロジーの力で解決したい」「ロボティクス・オートメーション製品の開発・販売に携わりたい」という方は、LexxPlussへの転職をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。