綱川明美(Bespoke代表)さんが語るプラスαの感動を提供する仕事論

インタビュー          
       
       
     

代表取締役社長 綱川 明美

UCLAの国際開発部を2009年に卒業。豪系投資銀行、米系大手資産運用会社での金融商品開発を経て、2015年に株式会社ビースポークを日本で設立。世界15カ国からトップレベルの開発者を採用し、国内外でAIを活用した多言語AIチャットボット「Bebot」を展開中。2019年にはシリコンバレーに米国子会社を設立し、「災害を含む緊急時のコミュニケーション」というテーマで国際会議にも多数登壇。

株式会社Bespoke(ビースポーク)

世界15カ国からトップクラスの開発者を採用し、独自開発した人工知能(自然言語処理)を搭載したチャットボット「Bebot」を国内外で展開中。Bebotは各業界の「DXソリューション」として(1)疫病・災害を含む緊急時の多言語対応の自動化(2)行政等の窓口対応の自動化、に特化したチャットボットです。コロナウイルス関連の対応を含む緊急時に発生する外国語の質問やリクエストに対しても、国内外の政府機関や自治体に代わりリアルタイムで多言語対応を行なっています。

 

訪日外国人の4人に1人が使うAIチャットボットを提供するbespoke

空港や駅に始まり、今では自治体なども採用している、訪日観光客向けのAIチャットボットサービス「Bebot」を提供するbespoke。国籍問わず、優秀なエンジニアの採用にも成功しており、どんどん成長しています。

今回は、そんなbespokeの社長、綱川明美さんに起業に至った思いと、スタートアップ経営の裏話をお伺いしてきました!

少し内容は異なりますが、こちらの動画でも概要をお話いただいているので、動画で大枠を掴みたい方はこちらの動画もご覧くださいませ!

自分の手でチャンスを切り開く、綱川さんのご経歴

高野:今回はキープレイヤーズメディア初の女性社長さんの登場です。Bespoke(ビースポーク)の綱川明美さんにお話をお伺いします。よろしくお願い致します。まずはご経歴からお伺いしたいと思います。

 

綱川:私はアメリカの大学、UCLAを卒業しています。日本に帰国後、どんな仕事をしたいのか考えてみましたが中々やりたいことは見つかりませんでした。そんな中、為替に興味を持ち、投資銀行で働きたいなと考えるようになりました。

しかし、私の就活時は2009年のリーマンショックで就活氷河期となり、投資銀行は新卒採用をほとんど行っていませんでした。こんな状況でも、投資銀行で働きたいという思いは強くなり、20社にテレアポしてどうにか会社との接点を作っていきました。異色な就活スタイルでしたが、面白いと数社から一目置いて頂き実際に企業様とお会いすることが出来ました。

そして、新卒採用を行っていない投資銀行、Macquarie Capitalから内定を頂戴することが出来ました。Macquarie Capitalでは機関投資家向けの日本株とクオンツ営業を担当しました。顧客はほぼ外国人で日本のお作法を学ばないままビジネスマンになってしまった事を覚えています(笑)。

 

高野:テレアポ就活の手法はたまにお聞きはしますが、明美さんはキャリアのスタートから光るものがありますね(笑)。

 

綱川:ビジネスマンとして仕事は本当に楽しかったです。アベノミクスの最中、自分でやってみようと一念発起し、自分で株の運用を行いました。しかし、取引所は午後3時にクローズしてしまうので、プラスで新しい仕事にも挑戦しました。

その後は、イスラエル系企業の日本進出支援やフリーランサードットコムなどのお手伝いなど、これまでの経験を活かしながら金融の領域にとらわれない視点でお仕事をしています。その後、デロイトからお声がけを頂き、三井住友信託銀行のタイ支店の立ち上げや日本の大手金融機関の海外進出支援を、米国・アジアをフィールドに行いました。直近ですと、フィディリティで国内機関投資家向けの資産運用や金融商品開発などの業務に関与することになりました。

 

高野:前のめりで様々なお仕事に挑戦させててますよね。明美さんのバイタリティーはすごいですね!これまでのご経歴を伺うと、現在の事業とかなり領域が異なっておりますよね?

 

 

自身のQOLをアップするために起業するという選択

綱川:私は趣味の延長線で起業することになりました。本当に世界中を旅行することが大好きなんです!

 

高野:明美さんは旅行が大好き!好きなことが起業のテーマになっていますよね。

 

綱川:時間があれば一人でヨハネスブルグやカンボジアに行くほどの旅行好きです!

初めての場所への旅行。振り返ってみると、記憶に残るのは、きっとガイドブックやインターネットで調べ尽くした観光スポットよりも、たまたま地元の人にオススメされて入ったお店や場所での体験だったことはありませんか?

この「地元の人がいたからできた感動体験」を、「誰もいなくてもスマホで再現できたら」と閃き、今の会社を一人で始めたのが起業のキッカケです。自分の原体験から生まれたプロダクトなんです。まずは、各スポットの穴場をまとめる、穴場やさんのメディアを作りました。

 

高野:大好きな旅行がテーマだとお仕事もさらに楽しそうですね!

 

綱川:穴場やさんのメディアでは各スポットの穴場をまとめて掲載しました。このメディアをリリースすると様々なニーズを知ることが出来ました。外国人観光客からは、日本語だと読めないから今すぐ翻訳してくれと言われ、多言語対応を始めました。それでも、何か困ったら連絡してねとSMSで連絡を取り合うと、予想以上にSMSを頼りにしてくれる方が多かったんです。みなさんのお困りに対応できたらいいなと、チャットボットの開発を始めこのプロダクトが、現在のBespoke(ビースポーク)の事業の原点です。

 

高野:自分自身がニーズを感じて、起業する。自分が欲しいプロダクトだからこそ、軸がブレることのない強い事業になる。

私は、現在のスタートアップには大きく3つのスタイルがあると思います。ビジョンドリブン・マーケットドリブン・ブロダクトドリブンです。ビースポークはプロダクトドリブンかなと思いますね。

 

綱川:プロダクトドリブンの考え方は私も納得しています。私は、人のためにビジネスをしたいという思想は持っておらず、「自分が旅行をした時こんなことがあったら便利だし、素敵だな!」という想いで仕事に取り組んでいます。

 

 

Bespoke(ビースポーク)のBebotはAIと人の融合で最高峰のホスピタリティーを提供する

高野:現在のBespoke(ビースポーク)の事業について詳しく教えてください。

 

綱川:現在、ビースポークは「Bebot(ビーボット)」の開発・運用を行っております。「Bebot」は、AI(人工知能)を使った訪日客向けスマートフォン用自動回答ツールです。人間を使わず24時間チャットで接客し、施設利用者の満足度を飛躍的に向上させるツールになっています。

自動回答ツールと表現させていただきましたが、弊社では、AIは人との融合であると考えています。エンジニアメンバーが自社で開発している自然言語処理のシステムと自動返信と人力の融合が強みです。自然言語処理では対応できない部分に人が関与するからこそ、Bebotはユーザーに心地よいサービスの提供が可能です。

 

高野:昨今はたくさんの企業様がAI・自動化とアピールしていますが、全てを自動化させるのではなく、AIと人との絶妙な融合が心地よいサービスを生み出すのですね。

 

綱川:おっしゃる通りです。ショートケーキに例えお話しすると、スポンジがAI、いちごが人間でいちごの並べ方が重要なんです。プラスαのいちごをどう載せるかこの人間的なアレンジ力を重視します。テクノロジーが進化しても人間的な部分は残します。

具体的なユーザーとのやり取りを紹介させて頂きます。レストランへの案内をしたユーザーに対して、到着予定時刻の15分後に「着きましたか?」と確認の連絡を自動的に送ります。ここはテクノロジードリブンです。この時にユーザーが道に迷っていてまだレストランに到着していない場合は、人力で案内をしています。ここは人間が介入します。

その後、レストランでユーザーがお食事を終えるタイミングに、バーのご案内をしています。どうやってお客様を喜ばせるか、その手段がAIであるだけで、プラスαのホスピタリティーは人間が生み出します。

 

高野:プラスαのホスピタリティーに関しては、明美さんが一流のサービスを好み、本物のホスピタリティーを知っていることも強みかもしれませんね。

先日は成田空港への導入を発表されましたね。成田空港でWi-Fiを接続するとデフォルトでBebotが出てくることに驚きました。着実にサービスが広まっていますね。

 

綱川:やっとここまで来ることが出来ました。直近ですと、インターコンチネンタルホテルズグループのホリデイ・インや都内の5つ星ラグジュアリーホテル、アラマンダへの導入も決定しております。海外ホテルへの導入も決定し、グルーバルにBebotを展開していきます。

AIは社会問題を解決し、人の仕事を豊かにする

高野:Bebotを始めとするAI(人工知能)の導入によって、人の仕事が奪われてしまうという議論が生まれてくると思います。この領域の第一人者としてこの点に関してどうお考えでしょうか?

 

綱川:まず、前提情報として、世界各国でホスピタリティー業界の人材不足は深刻な問題です。90%の宿泊施設は、慢性的な人材不足となっています。この問題を解決するお手伝いをBebotが果たせると考えております。

人材不足にも関わらず、かつてないほどインバウンドで外国人旅行客が増えています。例えば、ベトナム・タイではローカル言語を話す方々が中国人や欧米人旅行客へ接客する必要があります。多言語対応こそAIに頼れる部分です。

ホテルマンの仕事がなくなってしまうという懸念に対しては、人間にしか出来ないことと、機械しかできないことの棲み分けを説明させて頂いております。

ホテルマンはホテル内での最適なサービスをお客様に提供することがミッションです。ホテルの外でお客様を助けることをBebotに任せることでホテルマンの皆様にはホテル内での最高の体験を演出して頂きたいです。私もそんなサービスを受けたいです!

 

高野:旅行客の素敵な体験のために、ホテルマンとAIの共存が鍵になっていきますね。

 

綱川:新しいサービスの導入に対する不安をお持ちいただくことも多々あります。しかし、世の中を見渡してみると電車の改札も、かつては人間が改札に立ち、切符に穴を開けていました。それが、Suicaになり、現在はモバイルSuicaを誰もが疑問なく持ち使っています。このように成功事例を作って世の中のスタンダードにしていくことが大切であると考えています。

 

高野:「旅行のアテンダンドはBebot!」そんな世界を楽しみにしています。

 

綱川:実際にBebotの導入によって、ホスピタリティーやサービスの質の向上したケースが多々あります。Bebot上に最高のサービスを提供したホテルマンのお仕事の評価を名指しで頂戴し、ホテルマンの新たな仕事のモチベーションになりました。また、部屋の清掃のクオリティーなど、気がつくのが難しい部分にユーザーからご指摘が入り、全てのお客様にとって心地よいサービスの提供につながっています。

 

高野:AIが導入されることにより、人間にしかできない新たな仕事を生み出すことも今後は増えていきそうですね。

 

経営の難しさ「カネ・ヒト」に対する痛恨の失態

野:明美さんのBespoke(ビースポーク)は社外役員、株主である関係もあり、シード期からお手伝いさせて頂いておりますが、事業モデルこそ確立されつつも、波乱万丈でしたよね(笑)。

 

綱川:経営資源は、「ヒト・モノ・カネ」と言われますが、「カネ・ヒト」の2大要素で失敗を繰り返しました。

まず、お金の部分です。起業しようと一念発起した際、幸いなことに一瞬で2000万円を集めることができ、お金集めって簡単だと間違った認識を持ちました。加えて人の部分はとりあえず手伝ってくれる人を集めていたら全くワークせず、間違った採用をしすぎて思いの外、お金がなくなりました。初期の2000万円の調達の後、追加でArchetype Venturesから4000万円を調達しています。

そんな時、現在のCTOと出会いました。彼は、穴場やさん事業からチャットボット事業になったタイミングで興味関心を示してくれたのです。

しかし、このタイミングで私の、「カネ・ヒト」に対する痛恨の失態が露骨に現れました。VCに見捨てられ、開発費がなくなりました。

 

高野:開発を継続するために一緒に投資してくれる方探しましたよね。なかなか苦しかったですね。懐かしい思い出です(笑)。

 

綱川:その後も、またお金が枯渇して、高野さんと一緒に投資家探しにご協力頂きました。その折は本当にありがとうございました。この経験を経て、「ヒト・モノ・カネ」という経営資源についてきちんと向き合うことが出来ました。経営者として従業員を解雇せざるを得ないタイミングもあり、辛い思いもしています。

弊社は外国人のメンバーも多く、外資系企業のような雰囲気もあります。そのため、メンバー全員が納得できる、採用制度も取り入れました。特にこれまでのフェーズは、エンジニア採用が多かったため、業務委託からスタートし、契約社員、そして双方の納得感を経て正社員と最終的に双方が心地よく働ける環境構築に努めております。

 

高野:日本ではまだまだ、業務委託や契約社員スタートという考え方に対して、懐疑的な考えが多いですが、優秀な方がご活躍できる環境で働いて頂くためにはこの考え方はもっと浸透してもいいと思っております。

 

綱川:誰もがコミットできて働きやすい環境を模索しています!

 

高野:また、女性の社会進出といわれていますが、まだまだ女性の社長さんは少ない印象です。なにかご苦労などはありましたか?

 

綱川:投資家を見つけるのに苦労したことはありました。「女性には投資しない。理由は言わない。」と、門前払いされたことはあります。また、「なんで社長は男じゃないの?」とストレートに言われたこともありました。まだまだ、女性だから、、と捉えられてしまうことはあります。

 

高野:たくさんの方とお仕事をさせて頂き、私自身女性のパワーに負けそうになることもあります。性別云々の話ではないかも知れませんが、本気で何かを頑張る方を素直に誰もが応援できるそんな世の中にしたいですね!

 

綱川:もちろん女性社長として、いいこともあります。お父さん世代の方は娘みたいに可愛がってくれますし、アポに同席して見守り役をしてくれることもあります。私は、世間体や周りの目に流されることなく自分の大好きなプロダクトを作っていきます!

 

 

Bespoke(ビースポーク)のグローバルチーム

高野:現在のメンバー構成に関して教えてください。

 

綱川:現在メンバーは20人で超グローバルチームです。別に狙ったわけではありませんが、アメリカ・フランス・タヒチ・イタリア・マレーシア・中国・ルクセンブル・日本と外国人が多くなっています。

 

高野:ここまで多国籍なメンバーがお揃いだと海外展開はかなり強いですね。

 

綱川:そして、CTOの存在にはいつも助けられています。エンジニアのメンバーに対して、「これ楽だけどユーザーが欲しいものではないよね?」とユーザーファーストの会話を常に取り入れ、Bebotのプロダクト開発の先陣を切ってくれています。

ユーザーファーストのプロダクトとするため、私自身も人力の返信作業を行っていますし、エンジニアも定期的に返信作業を行います。この業務は楽しいんです!ユーザーから頂戴するお言葉はかけがえのない財産です。

Bebotには熱狂的なファンもいらっしゃいます。ユーザーがBebotを私のバーチャルボーイフレンドと称し、1日6時間くらいサービスを使ってくださる方もいます。そして毎回、サービスのFBを丁寧に送ってくれるんです。

 

高野:ユーザーからサービスのリアルなフィードバックを頂戴できるのは、モチベーションにもつながりますね。

 

綱川:帰国後にユーザーから「素敵な体験のアテンドをありがとう。」とお礼のご連絡を頂戴したこともありますし、ユーザーが投資家やチームの仲間にジョインしてくれたこともありました。

ユーザーの満足度を常に測定するため、最適な返信時間を抽出しています。相手の返信が遅い場合は、コンフューズしたか、返信の質が悪かったと判断し人間が改善に入ります。また、自動返信に関しても、「いいね・微妙」などユーザーからのフィードバックを得ることができる仕組みが構築されているため、回答を修正することが出来ます。作って終わりのシステムにはしません。

 

高野:BebotのAI自体が日々、PDCAを重ね成長しているのですね。

 

綱川:また本当に仲の良いチームであると自負しています。私たちは、定期的にみんなで遠足に行ってユーザー体験をします。実際に、誰も詳しくない地に行きサービスを使うんです。

ここでこんなレコメンドが来たらユーザーは混乱してしまう。こんな機能があったらいいねとブレストされ、サービスのクオリティー向上のために最適な時間です。加えて、チームメンバーで旅行に行くのは本当に楽しいです!

 

高野:定期的にお仕事の一環として旅行できるなんて素敵な楽しい会社ですね。

欲しい人材像に関してお聞きします。どんな方と一緒に働きたいですか?

 

綱川:自分で何でもできる人・自走できる人と一緒に働きたいです。メンバーはこだわりの強い人が多く、頑固でありながら素直な方が弊社にフィットすると思います。また、海外展開を加速させるので、韓国人やタイ人の方とも一緒に働きたいです。今後は、新卒採用も行っていきます。

 

 

日本のホスピタリティーを世界へ展開する

高野:今後のBespoke(ビースポーク)の展望を教えてください。

 

綱川:Bebotのサービスをホスピタリティー業界の皆様が取り入れやすくなるよう、サービスの価格に幅をもたせていきます。フェラーリ価格からプリウス価格まで用意していきたいです。

同時に今年は海外進出を加速させます。海外からサービスのお問い合わせを頂戴することが多くなりました。海外でBebotを導入すると、日本のハイクオリティなホスピタリティーをインストールできると注目を頂いております。日本人の私たちは、日本のハイクオリティなサービスをあたりまえのように受けていますが、これを海外で再現することは非常に難易度が高いのです。

現在、ホスピタリティー業界のトレンドとしてAIが注目されています。Airbnbのような新しいサービス、民泊などの新しいイノベーションの波を筆頭に、既存のホスピタリティー業界は危機感を持ち、プラスαの価値創出のため試行錯誤をされています。

 

高野:明美さんは、Bespoke(ビースポーク)のBebotを通してどんな世界を作りたいですか?

 

綱川:とことん自分が大好きなサービスを作ります。パスポートとスマホがあれば、どこに旅行へ行っても最高のサービスと思い出が作れるそんな世界を作ります。

 

VCからのコメント

福井 俊平氏

Archetype Ventures Inc. Partner

Bespoke(ビースポーク)さんに投資させて頂いた大きな理由の一つは、綱川さんに初めてお会いした時から一貫して、”解決したい課題”を明確に把握しており、そこに原体験とパッションがあることを強く感じたからです。そのために必要なモノは全て、テクノロジーでも人でも集めてきて達成するんだ、というピュアなコミットメントを感じ、そして実際にそれらをみるみる集めていく実行力とそのスピードは卓越したものがあると思っています。ChatBotは思った以上に複雑な作り込みを要するテクノロジーですが、そこの部分におけるテクノロジーの競合優位性は勿論の事、その価値を顧客に届け優れた体験に昇華させるオペレーションの作り込みに、その一貫した課題解決のパッションが活かされています。

キープレイヤーズ高野のコメント

明美さんとは、共通のお知り合いから紹介されてお知り合いになったのですが、社外役員、株主という関係で応援させていただいております。

スタートアップには、ビジョン型、マーケット型、プロダクト型など色々なタイプがあると思います。もちろんどの会社も全要素あるわけですが、Bespoke(ビースポーク)はプロダクト型の要素が強いかと思います。自分が大好きなサービスを作り、それをみんなに使ってもらいたいというスタイル。

AIといえば、昨今、どこもかしこもAIと言われるものの本当に顧客に価値を提供できていると言える会社は少ないとも言われます。Bebotは多くの苦労をへて、お客様に満足いただけるようなサービスに進化してきました。

0から1のところを突破し、いよいよ拡大、発展のフェーズを迎えています。日本初で海外からもオファーがあるスタートアップは本当に珍しいので、日本、世界を問わず素晴らしいユーザー体験ができるAIスタートアップに挑戦したいという方。強くおすすめさせていただきます。

<取材・執筆・撮影>高野秀敏・田崎莉奈

 

綱川明美さんのプロフィール(経歴・年齢)について※2021年最新

その後なのですが、こちらの記事よく「綱川明美」検索されています。そして関連キーワードに「綱川明美 年齢」がいつも出てきています。

その点を綱川さんご本人に共有したところ「そんなにみなさんが気になさるんでしたら、年齢書いていただいて構いませんよ」とのことでしたので、掲載させていただきます。

現在綱川明美さんの年齢は32歳でした。あまり女性に年齢のことなど聞くのもということがあるんだと思います。明美さんとしては「なんでそんなに気になるんですかね?」と疑問のようでした。

 

また経歴としては、出身高校は神奈川県立横浜緑ヶ丘高等学校です。大学はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に進学されました。

卒業後はMacquarie Capitalに入社し、機関投資家向け日本株&クオンツ営業に従事されたそうです。さらに、デロイトでの国内大手金融機関の海外進出支援、フィデリティでの国内機関投資家向け金融商品開発やフリーランスでの海外企業の日本進出支援をご経験されました。

その後、2015年に株式会社ビースポークを創業。事業については、多くの企業様や行政・自治体の方にご評価いただきまして、国内そして海外と順調に顧客を拡大しています。

今後のさらなる成長に期待しています!

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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