CFO採用ガイド|採るべきタイミングと選び方・年収相場

CFOはいつ採るべきか
執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、12,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。80社以上の投資、9社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。178社上場支援実績あり。顧問、アドバイザー、社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。「ベンチャーの作法」ダイヤモンド社5万部を超えるベストセラー

この記事の要点:CFO採用はタイミングと型の見極めがすべて。本格的な資金調達やIPO準備が見えたら検討を。優秀なCFOは公募に出ないため、業務委託・財務顧問から始めるのが現実的。年収目安は現金900万〜4000万円+SO。

「CFOを採用したい」——資金調達やIPOを見据えた経営者からよく受ける相談です。キープレイヤーズ代表の高野秀敏です。この記事ではCFOを採りたい企業向けに、採用のタイミングと選び方を解説します。個人側の視点はCFO転職の記事をご覧ください。

目次

結論:CFO採用はタイミングと型で決まる

  • タイミング:資金調達やIPOが見えたとき
  • :フェーズに合った型(立ち上げ/体制構築/上場実務)を選ぶ
  • 入り方:まず業務委託・顧問から相性を確かめる

いつCFOを採用すべきか

目安は、本格的なエクイティ調達を控えたときや、IPOを具体的に見据え始めたとき。多くはシリーズA〜B以降で必要性が高まります。ただし、管理体制が未成熟なうちにハイクラスCFOをフルタイムで抱えるのはコスト面のリスクもあります。

どんなCFOを採るべきか:フェーズで変わる

  • アーリー期:管理体制をゼロから作り調達を主導する立ち上げ型
  • ミドル期:管理を仕組み化しIPOを見据える体制構築型
  • IPO前後:上場審査・IRを担う上場実務型

自社のフェーズと、今必要な型を言語化できるかが、CFO採用の成否を分けます。

CFOはどう探す?

CFO級の人材は公募にほとんど出てきません。現実的なのは(1)投資家・経営者からのリファラル、(2)CXO・財務に強いエージェント、(3)財務顧問・業務委託からの参画の3つ。特に(3)は相性を確かめてから正式登用できるため安全です。

【2026年の最新動向】東証グロースの基準厳格化でCFOの価値が上がっている

今、スタートアップの財務に大きな構造変化が起きています。東証はグロース市場の上場維持基準を上場5年経過後に時価総額100億円以上に引き上げました(従来は10年後に40億円以上)。

インパクトは深刻です。グロース市場の約600社のうち、時価総額100億円以上は約3割だけ。残り約7割は基準未達のリスクを抱えています(2025年3月末時点)。

これはとりあえず上場が通用しなくなったことを意味します。上場がゴールではなく、上場後に時価総額を伸ばすストーリーと実行が問われる。だから上場実務を回せるだけのCFOでは足りず、投資家に成長ストーリーを語り、事業の数字を作れるCFOの希少性が一気に高まっています。

実際、2025年のスタートアップIPOは過去10年で最低の31社に留まり、出口もIPOからM&Aへシフトし始めています。M&Aを設計できるCFOへの需要も増えています。

(東証発表・各種報道にもとづき2026年7月時点)

自社にどんな人物が必要か判断がつかない、というご相談は非常に多いです。キープレイヤーズでは、業務委託・顧問から始める選択肢も含めて、採用要件の整理から対応しています。お気軽にご相談ください。

CFOの年収・オファー設計(目安)

  • シード〜シリーズA:現金年収 900万〜1600万円+SO
  • シリーズB〜C:1300万〜2500万円+SO
  • IPO前後:2000万〜4000万円+SO/RS

当社の支援実績にもとづく目安です。COO採用についてはCOO採用の記事もご覧ください。

よくある質問(FAQ)

CFOはいつ採用すべきですか?

本格的な資金調達やIPO準備が見えたタイミングが目安で、多くはシリーズA〜B以降です。

CFO採用はなぜ難しいのですか?

優秀なCFO人材は市場に少なく公募に出ないためです。リファラルや業務委託からの参画が現実的です。

フルタイムでなくてもいいですか?

アーリー期は業務委託や財務顧問から始め、必要に応じてフルタイム化するのが安全です。

まとめ:CFO採用は早すぎず遅すぎず

必要な型は自社のフェーズで決まります。まずは顧問・業務委託で相性を確かめ、権限と報酬を明示して迎える。これがCFO採用成功の王道です。

キープレイヤーズはスタートアップのCFO採用支援を数多く手がけています。自社にどんなCFOが合うかから壁打ちしたい経営者はお気軽にご相談ください。

採用がうまくいかない原因は、たいてい採用手法ではなく、その手前の設計にあります。

「84社のエージェントと契約しているのに決まらない」というご相談を受けたことがあります。これは85社目を探す問題ではなく、84社を動かす仕組みの問題でした。

キープレイヤーズでは、採用と組織づくりを月次の顧問としてご支援しています。月1回の壁打ちから、CxO・幹部採用の設計、採用チャネルの選定、評価・報酬の設計まで。代表の高野秀敏が直接担当します。

企業規模 顧問料(月額)
ベンチャー・スタートアップ・中小企業 20万〜30万円
大手企業 50万円〜

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この記事を書いた人

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使。1万2000件以上のキャリア面談、4,000名以上の経営者と採用相談にのる。80社以上のエンジェル投資、投資して上場は9社。うち2社は役員として上場(クラウドワークス、メドレー)。178社以上の上場支援実績。顧問・社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数300回以上。「ベンチャーの作法」(ダイヤモンド社)5万部を超えるベストセラー

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