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採用
2019/05/04 | 2020/06/25

デザイナー採用は難しい…成功するために重要な視点・ポイント

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

「いいデザイナーを紹介してほしい」

最近、こういった声を本当によく聞きます。私個人の感覚ですが、デザイナーの平均日単価がここ5年間でほぼ倍近く膨れ上がっている気がします。デザイナーの価値・地位は上がる一方で、企業側がデザイナーを採用するために準備できていないことは実はたくさんあります。

今回はデザイナーの方々にお話を伺った上で、デザイナー採用をする方に向けて、この記事を作成しました!少し耳の痛い話になるかもしれませんが、ぜひご一読くださいませ。

転職したいデザイナーの方はこちらの記事をご覧ください!

ベンチャーのデザイナー職で働く魅力や年収、市場価値を高めるポイント

Contents

  • 自社にとってどんなデザイナーが良いデザイナーなのか
    • 自社のデザイン上の課題を解決するための人材に要件を具体化する
  • デザイナー採用のポイント
    • UXデザイナーには役割期待をできる限り具体的に説明する
    • 完璧なデザイナーの採用は難しい、若手を育成する前提にした採用もアリ
    • 若手のデザイナーと繋がりたいのなら「Connpass」のUXワークショップがおすすめ
  • デザインについて知りたいときにフォローすべきTwitterアカウント
  • 最後に

自社にとってどんなデザイナーが良いデザイナーなのか

まず、いいデザイナーとはどんな人材か考えてみましょう。

・優れたビジュアルを書ける人
・多くのツールを使って多様なデザインを作れる人
・与件に対して適切なデザインを早く上げてくれる人

優秀なデザイナーといっても、様々ありますよね。まず、この優秀なデザイナーの定義が曖昧で成功している企業はほぼありません。

自社のデザイン上の課題を解決するための人材に要件を具体化する

UI/UXと一括りで語られることが多いですが、優れたクリエイティブを作成するスキルと、ユーザーを引きつける体験を作れるスキルは、似たようで異なるスキルです。さらに、ユーザーを引きつける体験を作るスキルと、収益の上がるユーザー導線を作るスキルも異なります。

ビジネス職では、プレイヤーとして結果を出した人がそのままマネジメントになることが多いですが、デザイナーはこの点も少し勝手が違います。

プロジェクトマネジャーと言われる人が別部署にいて要件を指示して、デザイナーはUI作成のプロフェッショナルという企業もあれば、必ずサービス設計の初期段階からクリエイティブディレクターが携わって、デザイナー組織をマネジメントする企業もあります。

実際に、「UI/UXデザイナーがほしい」という会社に話を聞くと、「LPデザインができるWebデザイナー」で良かった、というようなケースは多くあります。スキルフルなデザイナーと出会いたいならクライアントワークの多い制作会社に多いですし、チームビルドやUX改善の術を知るデザイナーなら事業会社に多いです。同じデザイナーでも属性が違います。

ビジネス職であれば細かい要件設計をすることが多いですが、デザイナーの場合は要件が粗いことも多いです。母数が少ないことも影響しているのかもしれませんね。

でも、「デザインチーム立ち上げのためにUI/UXデザイナー(マネージャー候補)採用しています!」と言われても、何をするのか分からず応募しがたいのが、デザイナーさんの本音です。反対に、求める人材像を具体的にするだけでアプローチが変わりますし、デザイナーさんからの反応も大きく変わります。

ここからさらにポイントを見ていきましょう。

デザイナー採用のポイント

UXデザイナーには役割期待をできる限り具体的に説明する

今回はデザイナーの中でも、最近特に要望の多いUXデザインができるデザイナーを切り口に考えてみましょう。

まず、企業がUXデザイナーを求めている背景には、SaaSに代表されるようなサブスクリプション型ビジネスの拡大にあります。サブスクリプションビジネスは、売上が積み上がっていくストック型のビジネスですが、解約率が高いと成り立ちません。

そこで必要なのが、ユーザーに解約したいと感じさせないUX設計で、そのためにUXデザイナーの需要が高まってきたということです。

そして、UXデザイナーに入社したいと思ってもらうためには、ユーザーにどんな体験を提供したいと思っているのか、現状とのギャップをデザインでどう改善できると想定しているか、これをなるべく具体的に深く話すことが大切です。

デザイナーは需要が高い割に、企業内での立ち位置が曖昧なことも多くあります。そのため、デザイナーに対しての期待値をなるべく詳細に具体的に聞いておきたいというデザイナーの方が多いです。ビジネス視点もデザイン視点も持ち合わせているデザイナーは希少で引く手数多ですから、この企業のUXデザインをしてみたいと思ってもらえなければ縁がなかったと思う他ありません。

ただ、自社のデザイン上の課題を正しく認識できていない会社が多いことも現状です。そのため、「自社の何の課題を解決して欲しいのか」が正しく伝えられれば、採用できる可能性はぐっと上がります。

完璧なデザイナーの採用は難しい、若手を育成する前提にした採用もアリ

ただ、優秀なデザイナーにはオファーが殺到していますから、いいご縁になかなか恵まれないこともあるでしょう。

そうしたときは、若手を採用して育成する方向に頭を切り替えてみてもいいかもしれません。例えば、スキルはなくても、ユーザーの求めていることを掴むことに優れた人はいます。その人自身が始めからツールを扱うスキルがなくても、受託をしているUIデザイナーは以前と比べて増えてきていますから、ツールを扱うところは業務委託をしながら身につけていくこともできるでしょう。

例えば、Daily UI、cocodaというUIデザインの宿題を毎日出していくサービスがあります。実務で活かせるようになるにはもうひと工夫必要だと思いますが、経験のない方でもこういったサービスでスキルを培うことはできます。

反対に、自社のデザイン課題がかなり具体的になっているのであれば、ツールを扱うスキルが高いデザイナーを採用して、ビジネス視点を身に着けてもらうこともできます。

このように、ベテランのデザイナーが採用できない場合は、新人デザイナーを育成するのもひとつの手です。社内に育成できる人がいない場合は、メンタリングを行うデザイナーを外部から招き、OJT期間として3ヶ月〜半年ほど頼むこともできます。

「短期的に見て必要な要件に絞って採用し、足りないスキルは長期的に育成していく」という視点を持つことができると、完璧なデザイナー像を抜け出して採用が上手くいく企業もあります。

若手のデザイナーと繋がりたいのなら「Connpass」のUXワークショップがおすすめ

出会いは様々ですが、UXデザインのワークショップでは多くいるように見受けられます。UIデザインをやっているデザイナーで、よりサービスを決める上流で関わりたい、UXデザインを学びたい、と考えているデザイナーは多いです。

参加する場合も、UIデザインのワークショップですとデザインツールが必要となるのでハードルは高いですが、UXデザインのワークショップであればツールがなくても参加できます。思考法やダイアログ等を中心とした様々なデザイン手法を学びながら、よいデザイナーと知り合うチャンスがあります。

このご時世ですので、リアルでのイベントを開催することは難しく、直接リクルーティングすることも難しいかもしれませんが、デザインの潮流を知るいい機会にもなるので、試しにウェビナーに出てみるのもいいかもしれませんね。

デザインについて知りたいときにフォローすべきTwitterアカウント

デザイナーの間でも評判がよい方だと、

・OH 割石裕太さん
・THE GUILD 深津貴之さん
・THE GUILD 安藤剛さん
・クックパッド 宇野雄さん
・クックパッド 米田哲丈さん
・グッドパッチ 土屋尚史さん
・Baigie 枌谷力さん
・basecamp 坪田朋さん
・メルカリ 黒野明子さん

Twitterやっていない方(見つけられませんでした><)でも、KESIKIの石川俊祐さん、Gunosyの森浩明さん、アウルスの菊池将史さん、ウルトラとキャスターで兼業している佐々木恒平さんなどが発信されている情報をチェックするといいと思います!

さよなら、「デザイン思考」|KESIKI|note

こんにちは。KESIKIの石川俊祐です。 KESIKIは、デザインやクリエイテビティの力で、愛される会社や人にやさしい経済を生み出そうと考えているクリエイティブ・ファームです。(フワッとしていてわからないよ! と思われる方も多いと思います。ぼくたちがやろうとしていることについては、改めてまた!) ところで、みなさん、「デザイン思考」と聞いて、何を思い浮かべますか。付箋を使ったブレストの手法?

 

 

また、優秀な方の発信を見ていると、自分の得意不得意などを分解・理解している方が多い印象を受けます。「不得意なことを成長して補っていくよりも、得意なことをどんどん伸ばしていきたい!」という人も、反対の人もいるので、採用に関してはこの辺りの見極めも大事になりますね。

最後に

自己理解ができている優秀な方を採用するには、その方に対して期待することを企業側が明確にする必要があります。そのため、理想のデザイナーの採用したいなら、まずは自社のデザインにおける課題やそれを解決するために必要な人材を考え直してみてはいかがでしょうか。

そして、デザイナーが自社の業績に貢献していることを正しく評価することが、定着させるためには必要です。デザイン組織の設計などはまだまだノウハウが各社少ない状態だと思います。

この記事を書く際にもご協力いただいたエージェントセブンは、デザイナー人材の紹介をしています。デザイナーが転職したいと思う理由やきっかけにも詳しいので、デザイナーの採用・組織についてお悩みの方は、ぜひご相談くださいませ。

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高野 秀敏

1999年に東北大学を卒業し、株式会社インテリジェンスへ入社。2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3500名以上の経営者の相談と、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。また、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。転職・採用、投資のご相談は Facebook Messenger、もしくはLINEからご連絡くださいませ。
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1999年に株式会社インテリジェンスへ入社。2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3000名以上の経営者の相談と、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。また、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。

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