コロナウィルスの影響もあり、Web説明会やWeb面接、オンライン面談が増えていますね。早く落ち着くといいのですが、この流れはもう少し続きそうですね。
また、今回の事態を受けて、Web会議やオンライン面談を取り入れる企業は増えるのではないかと思います。そのため、Web面接やオンライン面談を受ける際の基本的な流れやポイントをこの記事では紹介できればと思います。
実施企業の方からは、うまくやらないと、最初の5分は無駄にしてしまうという声もあります。限られた面接の時間をフルに使ってアピールできるよう、やり方を覚えておきましょう。
Web面接(オンライン面接)とは?
Web面接とはTV電話やビデオチャットでの面接のこと
Web面接とは、SkypeやZoomといったTV電話、ビデオチャットサービスを使って行う、オンライン上での面接のことを指します。
直接対面して面接することが難しい場合に行われていますが、最近では、志願者と面接官双方が移動する負担を減らすために行われることもあるようです。
また、最近コロナウィルスで在宅ワークを取り入れる企業が急増していますが、しばらくの間はWeb面接を実施する企業が増えるかもしれませんね。
実施企業増加中
先日、Facebook上の人事・人材業界の交流グループにオンライン面談の実施についてアンケートをとったところ、実施している企業の方からの回答が多く集まりました。
Web面接はスマホでもできる?
基本的にはPCを推奨。ただ、スマホでもできなくはない!
基本的にはPCで接続することをおすすめしますが、スマートフォンでないとできないという方もいらっしゃいますよね。スマートフォンでもWeb面接を受けることが可能です。ただし、注意点があります。
必ず固定すること
手持ちで面接を受けることは厳禁です。画面が揺れていると、面接官に落ち着かない印象を与えてしまいます。スマートフォン用の三脚は安いものも多く発売されていますので、ぜひ三脚を使ってみてください。
面接のためだけに三脚を買うのはちょっと…という方も、必ずスマートフォンが動かない状態を作りましょう。何かに立てかけて固定する場合は、スマートフォンの下にラバー製のものや布などを敷くと滑りにくくなります。画面に触れてしまうと、操作されてしまう場合があるので、気をつけてください。
マイク音量に注意
音量は受話側でも調整できますが、大きさが問題ないか、必ず確認するようにしましょう。スマートフォンのマイクは広く音を集めるようになっており、肝心の自分の声が聞こえづらい場合があります。
確認して失礼に当たることではないので、遠慮なく面接官に聞くようにしましょう。
WEB面接をする際の準備と注意点
ネット通信環境がよい場所で
当たり前かもしれませんが、通信環境がよい場所で行うようにしましょう。接続が悪いと、満足に会話ができない場合があります。自宅にネット環境がない場合は、個室のレンタルスペースなどを利用するようにしましょう。
たまに、ネットカフェや図書館のような場所で接続してもよいか聞かれるのですが、避けたほうがよいです。面接では、企業の大切な情報を扱うことになります。また、面接官が本音を話してくれなくなってしまう可能性もあるので、第三者の目に触れる場所で行うことは避けましょう。
静かな場所でマイク付きイヤフォンの使用を推奨
マイクは想像以上に周囲の音を拾います。できるだけ静かな環境で接続しましょう。自宅で行う場合は、エアコンや洗濯機なども音が入ってしまう可能性が高いので、面接の時間にはなるべく稼働させないことをおすすめします。また、家族と同居している場合は、事前にWeb面接をしていることを伝えましょう。
Web面接を取り入れていらっしゃる企業の方(U-NEXTの柿元崇利さん)からも、マイク付きイヤフォンがマナーとして浸透するといいかな、という意見がありました。PCやスマホで直接入ると、ノイズが入りやすいようですね。
スマホを買ったときのイヤフォンなどで問題ないようなので、持っている方は使うようにしましょう。ない方も、今後のために購入しておくといいかもしれません。
なるべく明るい場所で、カメラは上から肩口まで映るように
気をつけたいのは、影です。天井からライトが当たっていると、顔に影ができます。対面のときはあまり気にならないのですが、Webだと影で大きく印象が変わります。間違っても、背中からライトが当たる逆光にはしないようにしましょう。
また、印象を良くするポイントとして、カメラの位置も重要です。カメラが自分の顔の位置よりも下にあるほど、見下ろすような形になりますよね。面接官側からすると、少し威圧的な印象になってしまいますし、顔にも影ができやすいので、なるべく上から撮影することをおすすめします。顔が近すぎても会話しづらいので、肩口まで映るくらいの距離感にしましょう。
最近では、YouTuberが使うようなライトを使ってもいいかもしれません。過度にきれいに見せる必要はありませんが、印象は確実によくなるので、試してみてください。
背景に要注意
背景の映り込みにも要注意です。実際にWen面接を実施した方からも、生活感のありすぎる部屋などはよい印象を受けないと聞きます。
服装は上下しっかり揃える
「下半身は映らないから、部屋着でいいや」と思う方もいらっしゃいますが、意外と映っています(笑)。意外と広い範囲が映っているんですね。
髪形なども基本的には対面と変わりないので、身だしなみはしっかり整えて面接に臨みましょう。
面接の場にそぐわないアカウント名やプロフィール写真は事前に変更を
私はLINEで転職相談を受けており、本名以外の名前で最初ご相談いただくケースもあります。でも、面接の場では必ず本名で、アカウント名やプロフィール写真も悪印象を与えないものに変更したほうがいいです。
プリクラやキャラクター画像で、面接に臨む人に対して、評価が下がることはあっても、上がることはないですよね(ごく稀に、趣味の合う人が面接官の場合もありますが、その可能性にかけるのは危険です)。
他にも、アプリ通知音や操作エラー音もマイクが拾ってしまうので、通知を停止するか、他の全てのアプリケーションを閉じておくことをおすすめします。
【ツール別】Web面接を接続するまでの流れ
Web面接は、面接が始まってしまえば一緒ですが、使用するツールによって接続するまでの流れが異なります。今回はよく使われるツールの接続手順を説明します。本番前にバタつかないよう、早めに準備しましょう。ご友人の方に手伝ってもらうなどして、接続テストもしておくことをおすすめします。
Zoom
Zoomは導入企業がかなり増えていますね。使用していても、通話の安定性が非常に高いです。
Zoomを使用するには、無料のサインアップ、ダウンロードが必要です。
上記のリンク先でzoomをダウンロードしておいてください。
面接が決まると、企業から「ミーティング ID/パスワード」もしくは「URL」が送られてきます。
URLが送られてきている場合は、そのURLに遷移すると、自動的にビデオチャットが接続されます。
ミーティングID/パスワードの場合は、zoomを立ち上げ、「ミーティングに参加」をクリックし、ミーティングIDと名前を入力してください(そのまま反映されるため、必ず本名でご登録ください)。「次へ」を押すと、パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力すると接続完了です。
実は、Zoomは背景を変える機能があるそうなので、先に紹介した背景の映り込みのも問題も解消できそうですね。自宅でリモートワークする際にも、背景を変えることができたら嬉しいですよね。今後、導入する企業はさらに増えてきそうですね。
その他、Zoomの場合、40分で通話が終了するなどの無料会員の制限があるようです。今後、40分で実施される面接も増えてくるかもしれないので、短時間でアピールする練習をしましょう。Contactから、LINE、Messengerでご相談承ります。
Skype
Skypeの利用にも無料のサインアップ、ダウンロードが必要です(ブラウザ版を利用する場合は、ダウンロードの必要なし)。
面接が決まると、企業から「Skype ID」が送られてきます。Skypeは事前にコンタクト承認している必要があるので、Skyep IDを検索して、追加しておきましょう。
もしSkype IDが送られてきていない場合は、直前のごたつきを防ぐためにも、自身のSkype IDを送り、念のため企業のIDも確認しておきましょう。
当日は、電話やLINE通話のように一方が発信し、それをもう一方が受信すると接続される形となります。このとき、訪問する際とは異なり、時間前に発信するのはマナー違反なのでやめましょう。
Skypeでは接続前にチャットもできるので、いきなり発信するのではなく、準備ができたタイミングで、「本日はよろしくお願いします。準備が整いましたので、○○様のご都合のよろしいタイミングでご連絡ください。」などとメッセージを入れておくことをおすすめします。
Whereby
Wherebyは一方がサインアップしていれば、もう一方はサインアップなしで利用できるビデオチャットツールです。Wherebyを指定される場合は、企業がアカウントを持っていることがほとんどですので、登録の必要はありません。
面接が決まると、「URL」が送られてきます。そちらにアクセスすると、すぐにビデオチャットが開始されます。Wherebyでは先に入ることも可能ですが、タイミングを誤ると、前の時間に行っていた面接や会議が続いている可能性がありますので注意してください。
ベルフェイス(bellFace)
「見よ、この営業で鍛えたヒラメ筋!」のCMで有名なベルフェイスも、オンライン面接での使用が増えてくるかもしれませんね。こちらも企業側がアカウントを持っていれば、接続することができるツールとなっています。
接続の方法も簡単です。まず、時間になったら企業の方から電話が来ます(時間を過ぎても連絡がない場合は、メールや電話で問い合わせましょう)。電話がつながった状態で、企業が接続ナンバーを教えてくれますので、それを入力すれば接続完了です。
ベルフェイスの最大の特徴は電話回線を使っている点ですね。ネットワーク環境が悪くても使用することができるそうです。
通信が切れてしまっても慌てないで!
もし、Web面接で不具合が発生し、接続が切れても慌てないでください。意外と多く発生しています。落ち着いて対応しましょう。
まずは、電話やメールなど、別の連絡手段で、不具合が発生して接続が切れてしまったことを伝えましょう。その上で、短時間で改善できそうか否か、その旨を伝えましょう。
通信が悪くなってしまったことで落ちることはないので、今の状況をシンプルかつ的確に伝えて、面接官の指示を仰ぎましょう。
短時間で改善できる場合としては、アプリの再起動やPCの再起動があります。PCの再起動は環境によっては時間がかかると思うので、ご自身の使用環境に合わせて判断してください。
この際に、現状を正しく伝えられなかったり、あまりにも対応が遅かったりすると、合否に影響が出てしまう場合もあります。慌てずに、シンプルに状況を伝え、短期間で直せそうであれば治す、難しそうであれば改める、ように対応を進めましょう。
もちろん、事前に使用するツールを使っておき、トラブルが発生しない環境を整えておくことがベストです。
最後に
Web面接でも、面接の内容が大きく変わることはあまりありません。環境さえ整えることができれば、あとはいつもどおり面接するのみですので、怖いものではありません。もし、Web面接がうまく行かない、という方でも、お話を聞けばアドバイスできるかと思います。
他にも、転職しようと考えているが、志望動機がうまくまとまらない、今考えている業界に適性があるかわからない、そういったお悩みを抱えている方は、ぜひContactよりご相談ください。もちろんオンライン面談も承っておりますので、お気兼ねなくおっしゃってくださいね!
この記事は動画でも解説しています。是非ご覧ください。