こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、Photoructionさんです。
Photoructionは、建設業のスマート化に取り組む“建設IT”企業として、急成長を遂げています。建設支援クラウド「Photoruction(フォトラクション)」の開発・運営を中心に、これまでに数多くの実績を積み上げてきました。
「Photoruction」は、既存の建設業務における記録と比較の業務コストを、DXによって削減することを実現するプロダクトです。
また、併せてバックオフィス業務を全部まるっと請負えるように、建設に特化したアウトソーシングサービスも提供しています。そうすることで、ツールだけでは解決し得なかった、根本的な現場業務の効率化も実現しています。
2021年8月に第三者割当増資による、7.6 億円の資金調達を実施。引受先は、慶應イノベーション イニシアティブ(KII)・GMO VenturePartners、既存株主であるDBJキャピタル・SMBCベンチャーキャピタルとなっています。調達した資金は、採用と組織体制の強化等 事業拡充に使用される予定です。
この記事では、Photoructionが持つ特徴や求人情報などの詳しい情報をまとめています。
目次
Photoruction転職の要点
Photoructionの特徴
・建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction」の開発・運営がメイン事業
・週刊東洋経済「すごいベンチャー100社 2021年版」に選出
・約100,000件の建築プロジェクトでの導入実績がある
・AIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA Inception Program」のパートナー企業に認定
・2018年から3年間でARRは15倍に成長。
Photoructionの会社概要
社名 | 株式会社フォトラクション |
所在地 | 〒104-0045 東京都中央区築地5丁目4−18 汐留イーストサイドビル 6階 |
設立 | 2016年3月14日 |
資本金 | 1,245,088,250円 |
代表者 | 代表取締役 中島貴春 |
事業内容 | インターネットサービスの企画・開発・運営 |
Photoructionの商品・サービス
Photoruction
建設業向けの生産性向上サービスである「Photoruction」は、数多くの業務をソフトウェアとAIの力で自動化することが可能です。
図面や写真等 必要な情報を全て一元管理し、最新情報を常にリアルタイムで共有。関係者との伝達スピードが格段にアップし、多忙な現場作業において大きく効率化を図ることに成功しました。
Photoructionを導入することで、「現場1人当たりの作業が月9時間まで削減された」「報告作業にかける時間が95%削減された」というデータも公表されています。最大で10倍を超える業務効率を実現できる点が強みだといえるでしょう。
また、「建設の世界を限りなくスマートにする」という想いから生み出されたPhotoructionは、操作もシンプルです。導入自体も楽なので、ITに慣れていない建設業界でも気軽に利用できる点も大きなメリットだと思います。
スーパーゼネコンを含め、これまでに国内外 10万を超える建設プロジェクトで導入された実績も。大手企業の清水建設や鹿島建設をはじめ、中小企業・個人事業主も実際に利用されています。
Photoructionの代表 中島貴春さんの経歴
中島さんは1988年生まれ、群馬県のご出身です。2013年に芝浦工業大学 大学院 建設工学修士課程を修了され、新卒で竹中工務店に入社。大規模建築の現場監督をつとめた後、建設現場で使用するシステムの企画・開発およびBIM推進に携わります。
BIMとは、BIM(Building Information Modeling)の略で、“設計・施工から維持管理まで、建設にまつわるあらゆる工程をコンピュータ上で再現する”という考え方のこと。中島さんは、大学3年の頃には既にBIMを研究室で学んでいた経歴をお持ちです。そのような経緯もあり、新たな部署への配属が決定したといいます。
建築物が生み出される過程は、数百年以上変わっていないそうです。そのため、持続されてきた伝統に、BIMというテクノロジーの力をプラスすれば「新たな未来が切り拓かれるかもしれない」と、中島さんは強く感じていました。
竹中工務店でBIM推進業務を担う傍ら、週末には自主的にプログラミングスクールに通われていたそうです。「仕事に活かしたい」という想いから、自身のスキルアップにも努めていました。
そして、中島さんはスクールを卒業する際、現在の「Photoruction」の原型となるプロダクトを制作されています。中島さんが発表したプロダクトが、VCの目に留まったことで、一気に注目が集まったそうです。
最終的に「建設業界を変えたい」という想いを形にする決断をした中島さん。2016年3月に、前身となるCONCORE’S株式会社を設立しました。2020年6月にPhotoructionへと社名変更し、現在に至ります。
Photoructionの採用・求人情報
Photoructionの職種・求人
・PdM
・WEBアプリケーションエンジニア
・モバイルアプリケーションエンジニア(iOS/Android)
・総務アシスタント
上記職種以外では、自由応募にてオープンポジションの採用を行っています。また、学生・主婦の方を対象としたビルダーサポート(OAオペレーター)も募集しているそうです。
Photoructionの働く環境
平均年収・平均年齢
Photoructionは非上場企業のため、平均年収・平均年齢を公開していません。
労働環境
採用のために発信している情報によると、給与体系は完全月給制で、給与改定には年2回(1月・7月)となっています。
社内の雰囲気は、とても落ち着いている印象です。“着実に実績を積み上げていくタイプ”のメンバーが数多く在籍しているため、安心して自身の業務に取り組むことができる環境だといえます。
Photoructionに関する口コミまとめ
2021年9月6日現在、Photoructionで働くことに関する口コミを確認できませんでした。 情報が確認でき次第、随時更新していきます。
Photoruction転職を考えるにあたって最後に
Photoruction転職を考えるにあたって、さまざまな留意点をお伝えしました。
「建設の世界を限りなくスマートにする」をミッションに掲げるPhotoruction。建設業のデスクワークをクラウドとAIにて請負う「建設BPOサービス」をはじめ、現在もさまざまな自社プロダクトの開発・運用を進めている最中です。建設業界特化型のSaaS業界を牽引する存在として、今後も更に活躍の幅を広げていくことでしょう。
変革期として大きく動き出したPhotoructionでは、現在会社を盛り上げてくれるメンバーを募集しているとのことです。「建設業におけるデジタル産業を切り拓きたい」という熱量をお持ちの方は、Photoructionへの転職を検討してみてはいかがでしょうか?
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!