こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、SpiderLabsさんです。
AIアドフラウド対策ツール「SpiderAF」の開発・運営をメインに、業績を伸ばしているSpiderLabs。現在は2024年のIPOに向け、内部統制を重点的に整備されています。日々クライアントが増加している、急成長中のスタートアップです。
2021年9月には、Headline Asia・三菱UFJキャピタル・Darwin Venture Management・Golden Asia Fundを引受先とした資金調達を実施。また、調達した資金は自社プロダクト「SpiderAF」の事業拡大に向けて使用される予定です。今後も国内外の事業展開を更に加速させるべく、更なる挑戦を続けていくでしょう。
今回の記事では、SpiderLabsの求人にご関心をお持ちの方に向けて、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
SpiderLabs転職の要点
SpiderLabsの特徴
・AIアドフラウド対策ツール「SpiderAF」の開発・運営がメイン事業
・2021年9月、約5.5億円の資金調達を実施済
・2021年2月、東京都主催のアクセラレータープログラム「X-HUB TOKYO」北米東海岸進出支援コースに採択
・広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」と連携強化、アドベリフィケーション促進を目指す
・リモートワーク率62%・社内の英語使用率56%と、グローバルかつ柔軟なワークスタイルを実現
SpiderLabsの会社概要
社名 | 株式会社 SpiderLabs |
所在地 | 〒107ー0062 東京都港区南青山7−10−3南青山STビル4階 |
設立 | 2011年4月 |
資本金 | 3億6454万円 |
代表者 | 代表取締役 大月聡子 |
事業内容 | AI アドフラウドツール「SpiderAF」 の企画・開発・運営・販売 データサイエンスコンサルティング |
SpiderLabsの商品・サービス
SpiderAF
不正な手法によって広告のインプレッションやクリック、コンバージョンの水増しを行い、広告報酬を詐取するアドフラウド(広告詐欺)の対策に特化したツール「SpiderAF」。
“国内ネットワーク導入率No.1”のAI アドフラウドツールといわれており、日本の大手広告配信事業者から高い支持を得ています。“ネットワーク解約率も0%”と、非常に満足度の高いサービスを提供しているそうです。
SpiderAFは「誰でも手軽にアドフラウド対策が行ってほしい」という考えのもと、自動化・非属人化に特化しています。加えて、無駄な広告トラフィックを排除する機能も搭載している点もポイント。
2018年12年には、複数事業者でブラックリストを共有する「SHARED BLACKLIST(シェアードブラックリスト)」を、日本で初めて提供を開始したそうです。
また、「デジタル広告業界の信頼性を高めるため」目的を掲げて設立された世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」不正防止部門から、日本およびAPACで初めて認証を取得した実績も。世界基準で“品質の高さ・画期的なアイデア”が認められており、海外からも大きく注目を集めています。
SpiderLabsの代表 大月聡子さんの経歴
大月さんは1984年生まれで、奈良女子大学をご卒業されています。
その後、首都大学東京 理工学研究科に進学され、原子物理の研究に取り組まれていました。しかし、さまざまな研究を行っていくなかで、「日本には優秀な研究者がたくさんいるのに、活躍の場がない」「最先端技術をあらゆる場面で応用できることを、ビジネスで証明したい」と感じる機会が増えていったそうです。
最終的に、友人から背中を押されたことがキッカケとなり、大学院卒業と同時に起業を決意。大月さんは、当時の研究室や先輩・他大学の物理のメンバーと共に、前身となるフィビットを設立します。当時はWEBやスマートフォンなどのアプリケーション開発を主力事業とし、受託開発を請け負っていたとのことです。
そして、複数社のアドテクサービスの受託開発を担った経験を活かし、2017年6月に「SpiderAF」を正式リリース。この出来事により、大きな転機が訪れます。
当時、日本では大手広告代理店によるデジタル広告不正請求事件があり、デジタル広告の透明性への課題感は急速に高まっていました。しかし、国内の市場にフィットしたサービスはほとんどありませんでした。そこに、自社プロダクト「SpiderAF」の存在が口コミで広がり、会社の知名度も一気に上がりました。
また、2020年6月に創業10周年を迎え、同時にSpiderLabsへと社名変更。社名とサービス名の統一を図り、リブランディングを実施しています。
現在ネット配信事業主向けにおける「SpiderAF」のシェアは過半数以上を占めており、導入実績数を伸ばし続けているそうです。“ネット広告におけるセキュリティを牽引するリーダー的存在”である「SpiderAF」を武器に、これからも更なる躍進を遂げていくことでしょう。
SpiderLabsの採用・求人情報
SpiderLabsの職種・求人
・カスタマーサクセス
・SaaS Sales
・PRスペシャリスト
・Webマーケター
・DevOpsエンジニア
・フルスタックエンジニア
・SDR
・フロントエンドエンジニア
・経理
・Business Development(事業開発)
・人事マネージャー
・Sr. Account Manager
SpiderLabsの働く環境
平均年収・平均年齢
SpiderLabsの平均年齢は31.7歳です。平均年収に関しては、非上場企業のため公開されていませんでした。
採用のために発信している情報によると、
・カスタマーサクセス 400万~600万円
・人事マネージャー 500万~1,000万円
となっており、業種によっても異なるようです。
労働環境
フレックスタイム制(コアタイム 10:00〜17:00)を導入、休日は完全週休2日制(土・日・祝日)となります。
SpiderLabsは働きやすい環境づくりに力を入れており、「プレミアムフライデー」「オンライン英会話・語学学習などの補助」「スマホ通信料負担」など、福利厚生も非常に充実。また、キャリアの多様性を実現するために“副業制度”を採用し、現在17%の社員が活用しているそうです。
SpiderLabsに関する口コミまとめ
やりがいと成長
非常にスピード感ある社風なので、「今日決まったことが、明日には変わる」というパターンも。そのため、臨機応変な対応が強く求められる環境です。“あえて細かくマネジメントしない”スタイルを取り入れており、自分のやり方で業務を進めやすいと思います。
SpiderLabs転職を考えるにあたって最後に
SpiderLabsの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
「Building a Safer and Happier future with Automation」というミッションを掲げ、独自の視点で社会課題の解決に取り組んできたSpiderLabs。今後5年以内のIPOを目指し、現在更なる盛り上がりを見せています。
「SpiderAF」は、NHKのクローズアップ現代でも取り上げられるなど、社会問題化が進んでいる“アドフラウド”の被害拡大を食い止め、より快適なネット環境を生み出してきました。
「SpiderAFの素晴らしさを世界に発信したい!」「グローバルな環境のなかで自身のスキルを伸ばしたい」という方は、ぜひSpiderLabsへの転職を検討してみてください。
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!