こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、ClipLineさんです。
ClipLineが掲げるミッションは、「できるをふやす」。人の手によるサービス、人の顔が見えるサービスの現場で“動画×タブレット”を活用した、サービスマネジメントプラットフォーム「ClipLine」を開発・運営を行っています。
2021年10月には、総額6億円の第三者割当増資による資金調達を実施。引受先はインキュベイトファンド株式会社およびシンガポールのベンチャーキャピタルAxiom Asia Private Capitalで、調達した資金はサービス拡充や組織体制の強化に充てられるそうです。
また、今回の資金調達により累計調達額は21億円に。加えて、引き続きシリーズEエクステンションラウンドの実施が予定されています。
この記事では、ClipLineの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをご紹介します。
目次
ClipLine転職の要点
ClipLineの特徴
・2021年10月に総額6億円の資金調達を実施、累計調達額が21億円に到達
・サービス業における構造的な課題にアプローチする「ClipLine」を提供
・小売、外食産業を中心に幅広い顧客への導入実績がある
・医療従事者の募集を呼び掛ける動画を、2021年8月に無償作成・提供を実施
・経済産業省推進、企業へのIT導入を支援する「IT導入補助金2020」に認定
ClipLineの会社概要
社名 | ClipLine株式会社 |
所在地 |
〒141-0031 |
設立 | 2013年7月11日 |
資本金 | 9億220万2,040円 |
従業員数 | 68名 |
代表者 | 代表取締役 高橋勇人 |
事業内容 | 組織実行力を高める動画型マネジメントシステム「 ClipLine(クリップライン)」の開発・運営、および経営コンサルティング事業 |
ClipLineの商品・サービス
ClipLine
「ClipLine」は、国内・海外に数多くの店舗を展開している企業向けに開発されました。
“動画×タブレット”を活用した、サービスマネジメントプラットフォームとして、2014年10月よりサービスを開始。吉野家や高島屋などの外食・小売企業の導入からスタートし、現在は介護福祉・薬局・ヘルスケア・銀行など、幅広い業種で利用されています。
ClipLineを一言で表現するのであれば、「組織実行力を高める動画型マネジメントシステム」といえるでしょう。
数秒~数分の長さの動画(クリップ)を活用し、“見て学習・実際にやってみる・フィードバックしてもらう”という従来のOJTを、動画形式のコミュニケーションを通じて、デジタル化することを可能に。全国展開するサービス業の従業員教育、臨店チェック、好事例の横展開など、あらゆる企業における“サービスマネジメント全般”で利用されています。
それだけではなく、東京都の感染症対策マニュアル動画の制作など公共部門との連携、東京ヴェルディおよびスカイライト・コンサルティングとの共同開発でプロサッカー選手によるレベル別・テクニック別のトレーニング動画の制作実績も。
いまでは、リモートトレーニングを可能とした社会的な意義のある教育コンテンツ制作に関与する場面も増えているそうです。
約15,000店舗、約40万人から高い支持を得ている「ClipLine」。多様な可能性を秘めたサービスの躍進は、今後も続いていくでしょう。
ClipLineの代表 高橋勇人さんの経歴
高橋さんは、京都大学 理学部・京都大学院 理学研究科のご出身です。大学院を卒業後、アクセンチュアに入社。3年半、クライアント企業のIT戦略や業務計画、業務システムの設計・開発に携わっていました。
2003年にジェネリックスパートナーズに転職し、外食・アミューズメント・ヘルスケアをはじめ、さまざまな業界のコンサルティングを手がけています。
また、2009年から3年間、回転すしチェーン大手「あきんどスシロー」の経営改革に参画。その結果、“売上180%・営業利益300%増・同業界1位”達成に貢献されています。「スシローを改革した男」として、数々のメディアに登場されていました。
その後は、居酒屋・レストラン経営を行うダイヤモンドダイニングの社外取締役に就任されており、同社の東証二部・東証一部への上場にも貢献されました。
華々しいキャリアを積み上げていた高橋さんですが、当初は起業を視野に入れていなかったとのこと。しかし、クライアントの外食産業者社長達との出会いにより、転機が訪れます。“創業者ならではの物の捉え方・考え方”に触発されたことをキッカケに、40歳間近で起業を決意されました。
そして、2013年7月にClipLineを設立。順調に事業拡大が進み、現在に至ります。
ClipLineの採用・求人情報
ClipLineの職種・求人
カスタマーサクセス
・SaaSカスタマーサクセス
・マネジメントコンサルタント
セールス
・新規開拓/エンタープライズセールス
・BtoB営業スペシャリスト
エンジニア
・QAエンジニア
・フロントエンドエンジニア
・サーバーサイドエンジニア
デザイナー
・UIデザイナー
・UXデザイナー
上記職種以外でも採用を行っています。また、インターン(社長室インターン/フロントエンジニア)も募集されているそうなので、詳しくはお問い合わせください。
ClipLineの平均年収・平均年齢
ClipLineは非上場企業のため、平均年収・平均年齢に関する情報は公開されていませんでした。
コーポレートサイトの求人サイトを確認したところ、
・カスタマーサクセス 500万~700万円
・BtoB営業スペシャリスト 800万~1,200万円
となっており、職種によって変動するようです。
ClipLineの労働環境
ClipLineは1日実働 8時間フレックスタイム制(コアタイム 11:30~16:30)、1ヶ月労働清算制を採用しています。通勤交通費は全額支給(※上限は5万円まで)、休日休暇は土日祝日・有給休暇・年末年始。加えて、別途特別休暇も用意されており、慶弔・感染症羅患時などに取得できるそうです。
福利厚生としては、健康保険・厚生年金保険・労災保険・雇用保険といった各種社会保険を完備。また、育休制度や学習支援制度、勉強会制度といった、さまざまな手当も支給されます。待遇面も非常に充実しているといえるでしょう。
ClipLineに関する口コミまとめ
やりがいと成長
国内サービス業の最前線で“付加価値を生むコンセプト・現場への実装”の両立を目指すにあたっては、さまざまな課題解決が必要となります。そのため、大変な思いをすることもあるそうですが、非常にやりがいを感じる社員が多い印象です。
サービスの実装や顧客の現場、顧客側経営目線での価値、業界での構造などを体感しやすい点もメリット。また、ビジネスマンとしてのある程度の経験、サービス業への強い好奇心が求められる風潮があるとのことでした。
働く環境・待遇
事業コンセプト・経営陣の考え方と共に、ClipLineは“生産性”を大切にしています。そのような考え方が浸透している影響で、無駄なタフワークを求める文化は一切ないという声もありました。「男女問わず、非常に働きやすい」と、働く環境に対する満足度も高いようです。
ClipLine転職を考えるにあたって最後に
ClipLine株式会社への転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
人材不足が問題視されるサービス業界では「店長の業務負荷が大きい」「スタッフの離職率が高い」「スタッフの教育体制が整備されていない」などの、課題を抱える企業が少なくありませんでした。
しかし、「ClipLine」の登場によって、状況は一変しています。生産性が一気に向上した実績も数多く、“労働投入量を減らし、かつ付加価値の向上”に役立つサービスとして、認知されるように。これからも、更に導入実績を伸ばしていくでしょう。
「サービス業の未来を変えたい」「DXを通して、新しい価値観を生みだしたい」という方は、ClipLineへの転職をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!