こんにちは、キープレイヤーズの高野です。
アメリカにおけるビジネスパーソンの転職回数をご存じですか?
平均転職回数は11回です。
それに比べ日本では、生涯、一度も転職をしない人が五割を占めるのが現状です。
転職をしたいという潜在意識はありながらも、二の足を踏んでいる人がたくさんいるのだと想像できます。
でも、転職をして、継続性のない人という烙印を押されたのはひと昔前の話。
転職市場は確実に変化しています。
いまや、初めての転職は、転職ではありません。
「セカンド就職」なのです。
自分にとって、よりふさわしい職を得るために職を替えることに対して、世間的な評価も、個人の考えにも変化が生じているのです。
ホワイトカラーの人材紹介ビジネスが増えている理由
私の仕事は転職市場に密接に関わっているわけですが、ホワイトカラー対象の人材紹介ビジネスは、ここ数年で、急速に拡大しています。
一雇用される個人サイドで考えても、この一年間で求人数が一・五倍にも増えており、確実に売り手市場が到来しているのです。
その背景にある主な要因としては、以下の三点があげられるでしょう。
・終身雇用制度が崩壊し、転職市場において流動性が高まった
・少子高齢化が進み、新卒者の絶対人数が減ってきた
・即戦力人材(中途採用)のニーズが高まった
求人数が増えているのはよいことなのですが、個人の立場からすると、選択肢に迷いが出ます。
また、企業側から見ても、自社にぴったりの人材を見つけるのは至難の業。
そんな背景から、自社に合った人材を迅速かつ効率的に紹介してくれる人材紹介会社を使って採用するケースが増えているのです。
私がキャリアコンサルタントとしてスタートを切ったのは六年前になりますが、その当時は「職業はキャリアコンサルタントです」と自己紹介をしても、「・・・?」という反応を返されるのがおちです。
この職業について正確に把握している人はほとんどいませんでした。
ところが最近、同窓会を開催したところ、「人材紹介会社」や「キャリアコンサルタント」への認知度が大幅に向上していることがわかりました。
ようやく日本においても、「キャリアコンサルタント」の需要が拡大し、私の提唱する「セカンド就職」戦線も活気を帯びてきたようです。