こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、CoCooking(コークッキング)さんです。
コークッキングが掲げるビジョンは、「食のよい効果を最大限まで引き出すこと」。食品ロス削減を目的として、飲食店等で廃棄の危機に面している食事と消費者をマッチングして提供するプラットフォーム『TABETE』を開発・運営しています。
2022年1月31日には、プレシリーズAラウンドとして総額1.1億円の第三者割当増資による資金調達を実施しました。
引受先は、KIBOW社会投資ファンド・SMBCベンチャーキャピタル株式会社・山口キャピタル株式会社・のとSDGsファンドで、今回の資金調達の実施により、累計資金調達額は3.8億円となりました。調達した資金はTABETEのサービス拡大のために充てられるそうです。
この記事では、コークッキングの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをご紹介します。
目次
コークッキング転職の要点
コークッキングの特徴
・食を通じて、環境問題の改善に取り組む事業をしている
・廃棄の危機に面した食品を手軽に「レスキュー」できるプラットフォーム「TABETE」を提供
・TABETEで11万食以上が「レスキュー」され、57トン相当以上の食品ロス削減を実現している
・2022年1月に総額1.1億円の資金調達を実施
・今後さらにサービスの利用エリアの拡大を予定している
コークッキングの会社概要
社名 | 株式会社コークッキング |
所在地 | 〒355-0063 埼玉県東松山市元宿 1-29-17 |
設立 | 2015年12月1日 |
資本金 | 2億7,250万円(資本準備金含む) |
従業員数 | 10名 |
代表者 | 川越 一磨 |
事業内容 | フードシェアリング(TABETE)事業 TABETE レスキューデリ事業 TABETE レスキュー掲示板事業 パターン・ランゲージ制作事業 イベント・ワークショップ事業 |
コークッキングの商品・サービス
TABETE
TABETEは、「お店でロスが発生しそうな食事」と「食べ手」をつなぐフードシェアリングのプラットフォームです。
商品の入れ替え時間や閉店時間が近づき、食事のロスが発生しそうな飲食店・お惣菜店・パン屋さん・お菓子屋さんは、そのロスが発生しそうな商品をプラットホームに掲載し、食事をレスキューしてくれる「食べ手」に情報を届けます。「食べ手」はプラットフォーム上で欲しい商品をクレジットカード決済し、都合の良い受け取り時間を予約、お店でスマホ画面を見せ商品を受け取れます。
予約のキャンセルがあったり、天候によって客足が掴めず仕入れが多くなってしまったり、飲食店には「食品のロス」をコントロールするのは難しく、多くの問題があります。まだおいしく安全に食べられるのに食品ロスになってしまうのはもったいない、そこで生まれたのが食事をレスキューできる「フードシェアリングサービス」です。
「食べ手」は、好きな店舗を「お気に入り登録」すると、店舗の出品情報を通知で受け取れます。現在、登録ユーザー数は50万人を突破、登録店舗約2000店以上と着実な成長を実現しています。登録店舗は東京23区を中心とした関東圏、金沢市、大阪市、神戸市、札幌市、名古屋市、神戸市、浜松市などを中心にサービスを展開しています。
コークッキングの代表の川越一磨さんの経歴
川越さんは1991年生まれ、東京都のご出身です。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社サッポロライオンで飲食店の店舗運営を経験されます。退職後、2015年に山梨県富士吉田市に拠点を移し、コミュニティカフェ、こども食堂などを立ち上げ、同年12月に株式会社コークッキングを創業されました。
2016年にスローフードの活動に参画したことをきっかけに、料理を使ってフードロスの問題について啓蒙活動する企業向けイベント「ディスコスープ」を開始。規格外や廃棄の野菜を食べ考える機会があり、フードロス問題の解決をビジネスでできないかと考えたそうです。
その当時、すでにヨーロッパで広まっていた「Too Good To Go」というフードシェアリングサービスを日本でもやりたいという思いで、2017年から日本初のフードロスに特化したシェアリングサービス「TABETE」の事業化に取り組んでいます。2019年4月には一般社団法人日本スローフード協会の理事に就任され、SDGsについてやフードビジネスに関するイベントでの講演なども積極的に行っています。
コークッキングの採用・求人情報
コークッキングの職種・求人
コークッキングの働く環境
コークッキングの平均年収・平均年齢
コークッキングは非上場企業のため、平均年収を公開していません。コーポレートサイトから採用に関する問い合わせが可能となっています。
メンバーの平均年齢は25歳です。
コークッキングの労働環境
フルフレックスタイム制、労働時間は1日8時間で完全週休二日制です。一部の職種ではリモートワークを導入しています。平均残業時間は月5時間程度、繁忙期は月20時間程度です。
2022年4月頃にオフィスの移転を予定しているそうです。
コークッキングに関する口コミまとめ
気になる口コミですが、コークッキングには好意的な口コミが寄せられている印象を受けました。
やりがいと成長、人間関係、働く環境・待遇の3つのポイントで情報をお伝えします。
やりがいと成長
これまでの自分の経験を活かして挑戦しスキルアップができる環境のようです。社会的に意味があるテーマを事業として扱っているので、世の中にインパクトを与えるビジネスの拡大に参加できることもやりがいにつながっているようです。
人間関係
飲食業やイベント業などの経験から食品ロスへの問題意識を持つメンバーが多く在籍しているのも特徴です。経営視点と現場視点の両方を持ちながら、戦略立案から導入・実現までチームで協力して運営しているようです。
働く環境・待遇
昇給は年2回あります。副業が許可されていて、各種社会保険も完備されています。通勤交通費全額、時間外手当が支給されます。
コークッキング転職を考えるにあたって最後に
株式会社コークッキングへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
現在、コークッキングではセールスデベロップメントの採用を行なっています。「TABETEのプラットフォームに興味がある」「食品ロス削減など環境問題に直結する事業に携わりたい」という方は、コークッキングへの転職をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。