コンピューターの進化により仕事が機械化され、働き方やライフスタイルの多様性が生まれてきた昨今、「生き残る会社」「なくなる仕事」に関して、真剣に考える方が増えてきた印象を持ちます。この時流に伴い、これまでの仕事内容から大きくジョブチェンジをしてweb・IT業界へ進みたいとお話を頂戴することが多くなりました。
現在、第二新卒・若手層は売り手市場であり転職しやすい状況下ではありますが、新卒とは異なり、社会人経験・就業感・仕事に対するスタンス・これまでの経験が必ず問われることを忘れてはいけません。
目次
web・IT業界について深く考えてみよう
まず、「web・IT業界とは何であるのか?」自分自身で整理することが大切です。ニュースやメディアでweb・IT・AIと様々なワードを日常的に耳にしますが、これらのビジネスに対して、今の自分の能力ではどの部分に介在価値があるのか整理をする必要があります。
また、職種としてもエンジニアになりたいのか・デザイナーになりたいのか・UIUXを考えるデザイナーになりたのか、webサービスの営業をしたいのか、ビジネスの観点から自分が企業に対して提供できる価値を発見することが大切です。
加えて、最近よく耳にする人気業界ワードとして、ブロックチェーンや仮想通貨領域があります。金融業界で活躍されている方はこの領域に興味を示されることが多いです。しかし、残念ながらこれらのビジネスは、エンジニアのプログラミング・開発マターの仕組みで動くプロダクトであるため、営業マンを多く必要としている業種・業界ではありません。
「なぜweb・IT業界に転職がしたいのか?」真剣に考えてみよう
web・IT業界の理解の次に、そもそもなぜ自身がこの領域に興味を持ったのか整理してみましょう。単なる、「これからはITの時代だから。」「ベンチャーの人は楽しそうに働いているから。」などの短絡的な理由ではいけません。このような理由な場合は、隣の芝が青く見える現象に過ぎません。
どんな、最新のIT技術を有している企業でもB to Bの仕組みを構築している会社であれば、営業マンも必要ですし、バックオフィスの経理担当も事務担当者も必ず在籍しているはずです。単なる理想論ではなく、web・ITに関して学ぶ姿勢・理解・キャッチアップをすることを怠らないようにしましょう。すでにこの領域で活躍されている方は、スピード感のある世界で日々、インプットしながら結果を出されております。
企業は学校ではない!まずは、これまでのスキル経験を活かすことを第一に考えよう
第二新卒や若手で転職活動を検討する場合は、少なからずネガティブな転職理由も持ち得ます。そのような状況下だと、これまでの業務経験は何も活きないと考えがちです。しかし、短期間ながら自分がビジネスマンとして何を学び・何ができるようになったのか、些細なことでも構いませんので、言語化出来ることが大切になります。
採用する企業もこれまでの仕事において、結果や実績を残していない方は、どんなに素敵なお人柄でも採用の意思決定は出来ません。現職の今、目の前にある仕事にも全力で向き合ってみてください。採用する企業側の立場に立ち、自分を採用するメリットは何か考えてみることが大切です。
企業は学校ではありません。未経験の方にゼロから教育するほどの余裕がないのが常です。その中で自分には何の介在価値があるのか考えてみてください。
まずは活躍し実績を残すことを意識しよう
第二新卒の人材を採用するポジションは営業が多くなります。ここで営業の言葉を一言で解釈しないことが大切です。
営業と一言で言いますが、その仕事内容は多岐に渡ります。銀行の窓口の個人営業も、代理店の数億を超える法人営業も、外資系金融機関の債権の営業も、新聞の訪問販売も、新ITシステムの提案営業も全て営業です。単に、これまでの仕事がつまらなかったから・役に立たなかったから営業は営業に向いていないと、自分の可能性を狭めないようにしましょう。
ここまでに述べた、内容を踏まえた上で改めて自分がどんなキャリアを歩みたいのかじっくり考えてみてください。結局は、企業規模・業界・業種に優劣はなく、自分の歩みたいキャリアの為に、最適な環境を選択する、その一言に尽きます。
スピード感があり、今後ますます勢いを増していくweb・ IT業界を始めとするベンチャー・スタートアップに若手優秀層の皆さんが挑戦し、活躍してくれることを心待ちにしております!
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