【最新】SaaSスタートアップに転職するのはあり?

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今回のベンチャー・スタートアップ転職相談

 

相談者様:SaaSの上場企業株価が3分の1以上に劇的に下がっている会社も多々あります。

 

そのような中でSaaSスタートアップに転職するのはどう考えるべきでしょうか?

 

あえて飛び込むべきなのか?避けるべきなのでしょうか?

 

流のスタートアップでも株価が大幅に下落

去年まではSaaS企業がとにかく人気だったので、人気ということで転職していた方が多かったのですが、相談者様が仰っている通り株価は大幅に下落しました。

 

これは悪意のある発言ではなく、ポジティブに捉えて頂きたいのですが

 

私がリスペクトしている会社さん。例えばマネーフォワードさん、freeeさん、ラクスさん

このような一流のスタートアップでも株価が昨年に比べて大幅に下落しましたよね。相場が下がってしまったので、相場に引きずられたということです。

 

※株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは、個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスを提供している企業

 

※freee株式会社
freee株式会社は、小企業を初めとした法人・個人事業主向けの、事務管理を効率化するためのSaaS型クラウドサービスを開発、運営するフィンテック企業

 

※株式会社ラクス
株式会社ラクスは経費精算システムや電子メール管理システムや保守サービスなどの中小企業向けSaaS事業や、労働者派遣事業などを展開している企業

株価が落ちてしまったSaaS企業に転職する際の見極めは?

株価が数分の一になってしまったSaaSの企業なども、1社2社ではなく結構あるので今未上場のベンチャー・スタートアップは、資金調達が苦しくなっている会社が増えています。

 

私自身もそれは肌感としてあります。

 

しかし数字が上がっている企業は、ちゃんとシリーズA・Bで資金調達できているんですよね。

 

ただそのバリエーションが、去年までの価格ではありません。

 

去年までだったら、例えばあるSaaSのスタートアップ会社さんがARR(年間経常収益)が50億円で、PSR(株価売上高倍率)換算で1,700億円くらいとなると、30倍強というPSR。

しかし今ではPSR5倍でも高いと言われることもあります。

 

※ARR(年間経常収益)とは1年間に決まって得られる収益を指す言葉で、年間経常収益や年間定期収益と訳されます。

※PSR(株価売上高倍率)Price to Sales Ratioの略称で和訳は株価売上高倍率。時価総額を年間売上高で割ったもの。

 

前のラウンドが高いから

 

「ダウンラウンドはどうなんだ?」

 

というところになってしまいます。

 

そのため、勝ち負けがかなりはっきりつくので、ちゃんと勝つ側に入らないといけないです。

 

ただ株価が低いから、SaaS企業に転職しちゃダメとかはないですが、SaaSに限らずですがちゃんと見極めて、ご自身が勝てると思える会社にちゃんと入るということが大事ですね。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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