転職して海外で新規事業を立ち上げる方法

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今回のベンチャー・スタートアップ転職相談

 

相談者様:海外事業の立ち上げをやりたいです。

 

そのような求人案件はありますでしょうか?

 

ネットは意外と世界をまたげない

 

海外事業の立ち上げの転職案件は実はとても少ないです。

 

しかし、全くないというわけではありません。

 

「海外事業の責任者・担当者を紹介して欲しい」

 

というのはあります。

 

日本のメガベンチャークラスの企業買収では、一定の成果が上がったものはあると思います。

 

しかし、日本人が海外で事業を立ち上げて上手くいった実例は極めて少ないです。

 

成功事例があれば、私も教えて欲しいくらい少ないです。

 

私の知っている方では、寿司職人は語学ができると海外で年収3,000万円稼いでいる人もいます。

 

最近では7,000万円などというニュースも出ましたよね。

 

一方でネットサービスの場合、ネットは意外と世界をまたげないことが多いです。

 

そのエリアごとの商慣習が様々あるので、国をまたいで成功する例が少ないです。

 

「GAFAMは?」

 

と言われるのですが、GAFAMのような会社はアメリカにもほとんどありません

 

例えば日本からプロダクトを持っていっても、元々ローカルにもあったりします。

 

良いものが無くても、真似されて安くされるということが起こりがちです。

 

ですので、転職して海外事業の立ち上げをすることはかなり難しいです。

 

ただし、起業してオーナーだったら可能です。

 

私はバングラデシュに2011年にいき、法人を作り不動産会社をやっています。

 

社長や、働いてもらう方は途上国であれば現地の方が当然良いです。

 

安くて優秀な人が沢山います。月給30万でとんでもないレベルの人が採用できたりします。

 

月給が1万、2万、3万の世界なら10倍もらえれば当然優秀な方がいるわけです。

 

海外に駐在してしまうと、駐在費用のコストを補えなくなる可能性もあります。

 

オーナーになった方が簡単です。

 

海外事業立ち上げの勝ちパターンとは?

日系企業向けにビジネスをすることが勝ちパターンです。

 

日本人が日系企業向けにサービスするビジネスは、世界中で日本人がやっています。

 

これはスモールビジネスとしても、私は非常に良いビジネスだと思います。

 

まだ、日本企業が少なくてこれから伸びそうなエリアを開拓して、飛び込んでいく勇気のある人がいたら是非チャレンジした方がいいと思います。

 

結局日本人向けに営業することがコアになっているので、日本人であることが武器になります。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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