面接時間を守る人守らない人
ご紹介する案件が決まって、面接になりますが、時間を守らない方がいます。
当日の仕事の状況次第とはいえ、遅刻してしまう人もいます。これは選考以前に、第一印象が悪いですね。タイムマネジメントができない人と思われてしまうでしょう。
逆に、指定された時間より、早く訪問してしまう人も少なくありません。30分前は論外ですが、15分前でもビジネスマナー的には早すぎるでしょう。遅刻しないために現地に早めに到着しておくのはいいのですが、そのまますぐお呼び立てするのは、相手にとって迷惑です。直前まで会議が入っているかもしれませんし、他の仕事との兼ね合いもあります。
できれば、オンタイムか、5分前ぐらいを目安にしてください。大きい会社であれば受付での手続きを済ませ、ロビーなどでお待ちし、指定の時間にお呼び出しいただく。それぐらいのタイミングで動く感覚が大切です。
自分のベースで行動するか、相手の都合を考えなが5訪問するかで印象が全然、違ってくるでしょう。面接の前にすでに選考がスタートしているのだと考えてください。
中途採用の面接といっても、基本的には平日に実施されるケースが大半です。土日に面接してもらえることは滅多にありません。現職のかたわら転職活動をしている場合、休暇をとらない限り、日中に面接に出向くのがむずかしいですが、夜であれば通常、20時頃までは対応してもらえるでしょう。また、フレックスタイムの企業も増えているので、朝なら8時、あるいは7時スタートがOKな場合もあります。とはいえ、中途採用ではスピーディな対応が重要です。せっかくオファーがあっても面接に対応できなければ、話が流れることも少なくありません。現職の繁忙期と重なる時期は避け、面接に出向く時聞がとれるかどうかもふまえて、転職活動をしてください。
希望時間の伝え方で仕事レベルがわかってしまう
時間調整をお願いする時、意外に誤解をまねくのが、希望時間の伝え方です。
「希望時間:2時から4時」と指定すると、開始時間を夕方4時に設定されてしまうこともありますし、「開始希望時間:8時」と書くと、夜のつもりだったのに、朝8時の面接を指定されることもあります。
対応可能な時間帯が正確に伝わるよう、例えば「希望時間:○月○日14時〜16時終了まで」とするのが正解です。時間は24時間制で指定し、開始時間と終了時間の希望を伝えておくのです。ちょっとしたことですが、おたがいの思い違いを防げます。
また、案外多いのが日付と曜日のズレです。曜日ではなく、「〇日」と具体的な日付をあげるようにしてください。
たとえば、「来週の火曜日」だとあいまいになってしまいますが、「4日」なら日付が確定されます。あるいは「4日の金曜日」で曜日が間違っている場合も、たいていは日付が優先されるでしょう。
そそっかしい人は「日付」だけを指定するほうが無難です。せっかく出向いたのに無駄足になったり、日程変更をお願いする事態にならないよう、スケジュール調整には十分注意してください。私は「○月○日○時〜○時まで」を単語登録しているため、マルと文字をタイピングすると○月○日○時〜○時までと変換できるようにしてあります。とても便利で時短になります。
また、相手先の会社に到着した時から、選考がはじまっているのです。
受付の方とお話ししたり、応接室に通されてお茶を出されることがあるでしょう。面接でないからと気を抜いてはいけません。その時の態度などを後でヒアリングするケースが意外と多いのです。来客と接する機会の多いスタッフの人を見る目はあなどれないものなのでしょう。社長面接まで進み、人事担当者や関連部署の感触も好印象で、スキル的にも問題がないと採用が決まりかけていた人がいました。
実際、応接室の様子を見ていた女子社員が「お茶を出したスタッフにあいさつもせず、横柄で感じが悪かったですね。裏表がありそうな方でした」と答えたために、とり消しになった場合もあります。
企業側は、多彩な角度から採用を決定しますが、ビジネスマナーやコミュニケーションに問題がある人はNGです。社員が一緒に働きたくないと感じる人は見送ってしまうということも忘れないでください。