こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、コネクテッドロボティクスさんです。
「食産業をロボティクスで革新する」をミッションに掲げる、コネクテッドロボティクス。同社はこれまでに『盛付ロボット(Delibot™)』など、食品を扱うロボットシステムを数多く開発してきました。フードテック業界を牽引する存在として、注目されている企業の一つです。
2023年2月には資本業務提携を中心とした、シリーズBラウンドで総額17億円の資金調達を実施しました。出資先および融資先は、以下の通りです。
<出資>
・株式会社寺岡精工
・ホシザキ株式会社
・株式会社菊池製作所
・三菱HCキャピタル株式会社
・アグリビジネス投資育成株式会社
・株式会社安川電機
<融資>
・あおぞら企業投資株式会社
・株式会社静岡銀行
・株式会社山梨中央銀行
・株式会社日本政策金融公庫
・株式会社商工組合中央金庫
また調達した資金は、食産業を革新するロボティクスサービスの開発や量産体制の構築に充てられるそうです。
この記事では、コネクテッドロボティクスの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをご紹介します。
目次
コネクテッドロボティクス転職の要点
コネクテッドロボティクスの特徴
・「食産業を ロボティクスで革新する。」をミッションに掲げる
・「つらい労働がなくなる」「人手不足を解消し高い生産性を実現」「いつでも美味しく健康な食を楽しめる」をビジョンに掲げる
・『盛付ロボット(Delibot™)』など、食品を扱うロボットシステムを多数開発
・『盛付ロボット(Delibot™)』が、第10回ロボット大賞にて中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)を獲得
・2023年2月に総額17億円の資金調達を実施済
コネクテッドロボティクスの会社概要
社名 | コネクテッドロボティクス株式会社 |
所在地 | 〒184-0012 東京都小金井市中町2-24-16 農工大・多摩小金井ベンチャーポート(東小金井キャンパス内) |
設立 | 2014年2月10日 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役/ファウンダー 沢登哲也 |
事業内容 | 食産業向けロボットサービスの研究開発および販売 |
コネクテッドロボティクスの商品・サービス
コネクテッドロボティクスは、これまでに外食向け・食品工場に向けたプロダクトを数多く手がけてきました。この項目では、同社を代表する『盛付ロボット(Delibot™)』について、詳しく解説します。
盛付ロボット(Delibot™)
『盛付ロボット(Delibot™)』は、容器供給と盛り付けを一連で行うロボットシステム。食品産業のなかでも、特に自動化が進んでおらず、生産性が低い惣菜業界の盛り付け工程を支援するために開発されました。
高度なロボットコントロール技術により、食品盛り付け業務の省人化・自動化を実現できる点が大きなメリットでしょう。
このプロダクトを活用すれば、下記のような悩みを解決できます。
・食材にあった計量・ロボット制御が可能
多品種製造の悩みを解消すべく、食材に合わせた掴み方やロボットの動かし方のノウハウを習得しています。
・高速動作で1人分の作業が可能
高速動作により、食材によっては1人分の作業を行えるようになります。また、産業ロボット・協働ロボットともに精通しており、ラインスピードに合わせたロボット動作制御も可能です。
・1人分の作業スペースで設置可能
省スペースでの、ロボットコントロール・レイアウトもOK。シミュレーション上で、ベストなロボットの動作経路を実現できるでしょう。
また主な特性として、次のようなものが挙げられます。
・簡単に段取りを行うことが可能
商品の切り替えが多い盛付工程の段取り作業をスピーディーにするため、簡単に商品選択ができるアプリを用意。またハンド交換もマグネット等の接続で簡単に、誰でも変更が可能。1つのロボットシステムで複数の惣菜や、異なるサイズのトレーにも対応できます。
・食材や盛り付け方に合わせたハンド・番重設計
例えばポテトサラダをはじめとする、こびりつきの多い不定形な食材を、決められた重量を計測して掴み、一般的な食品工場で求められる早さでトレーに盛り付けられます。食材に合わせて、ハンドの表面処理・形状・動作を調整できる点も特徴です。
・多数台連携を取りながら人と同等のスピードで食材を盛り付け
従来のロボットでは困難だった、1ライン1,000食/時を達成。4台が互いに連携して生産を行うことができます。
『盛付ロボット(Delibot™)』は、2022年に第10回ロボット大賞にて「中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)」を受賞。国内の中食・惣菜市場をより活性化させる存在として、着実に知名度を上げてきました。
今後も食品業界全体の成長に貢献すべく、さらに活躍の場を広げていくでしょう。
コネクテッドロボティクスの代表の沢登哲也さんの経歴
沢登さんは2005年に東京大学工学部計数工学科をご卒業され、2008年に京都大学大学院 情報学研究科を修了。MIT発ベンチャー企業でロボットコントローラ開発責任者としてご活躍された後、2011年に独立されています。そして2014年にコネクテッドロボティクス株式会社を設立され、現在に至ります。
コネクテッドロボティクスの採用・求人情報
コネクテッドロボティクスの職種・求人
コーポレート採用
【BO】採用マネージャー
【BO】採用担当
【BO】社内BPR(業務改善)
CFO候補
セールス/マーケティング
【SW & HW】セールスエンジニア
【ビジネス】営業(次世代リーダー候補)
【ビジネス】営業マネージャー(プロダクト別責任者候補)
ソフトウェア開発
【SW】AIエンジニア(アルゴリズム開発)
【SW】ソフトウェアリードエンジニア
【SW】フルスタックエンジニア(AI検査ソフトウェア)
【SW】フロントエンドエンジニア
【SW】ロボットコントローラーエンジニア(リードエンジニア)
テックサポート
【SW & HW】サービスエンジニア
機械設計/PM
【HW】メカトロエンジニア/制御エンジニア
【HW】ロボットシステムインテグレーター
コネクテッドロボティクスの働く環境
コネクテッドロボティクスの平均年収・平均年齢
コネクテッドロボティクスは非上場企業のため、平均年収・平均年齢の情報は公開されていませんでした。
コネクテッドロボティクスの労働環境
福利厚生として、下記が整備されています。
・通勤手当あり(上限/月3万円まで)
・家賃補助(上限/月4万円まで)※2km圏内に限る
・社会保険完備
・借上げ社宅制度
・語学学習補助
・セミナー参加補助
同社はフレックスタイム制を導入しており、コアタイムは10:00~16:00となります。基本的なお休みは土日で、別途特別休暇等が付与されるとのこと。また、リモート勤務制度も採用しているそうです。
コネクテッドロボティクス転職を考えるにあたって最後に
コネクテッドロボティクスへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
「人手不足」「三密(密閉・密集・密接)回避」など、さまざまな課題を抱える飲食業界。
そのような課題の解決を図ることに加え、「食産業の“つらい仕事”をなくたい」「より生産性を高めたい」「食の質を上げていくことで人々に喜びを届けたい」といった想いを実現するために、同社は設立されました。
コネクテッドロボティクスが提供するサービスは、今後も「食産業で働く人たちの喜びを与える」「食べる人たちにも健康な食と楽しさを提供する」存在として、より知名度を上げていくことでしょう。
成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。