COO採用を成功させる方法|スタートアップが最高執行責任者を採る前に知るべき全知識【高野秀敏解説】

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この記事の要点:COO採用が失敗する最大の理由は、社長が何を任せたいかを言語化できていないこと。COO(最高執行責任者)に決まった型はなく、必要なのは自社の社長の弱みを補完できる人。まず業務委託から始め、権限を明示するのが鍵。年収目安は現金800万〜3000万円+ストックオプション。

「COOを採用したい」——スタートアップ経営者から毎月のように受ける相談です。ですが断言します。COO採用は、幹部採用の中で最も失敗が多いポジションです。キープレイヤーズ代表の高野秀敏です。4000人以上の経営者からの採用相談の中で、うまくいくCOOと半年で去るCOOの違いをはっきり見てきました。

結論:COO採用が失敗する3つの理由

  • ①社長が何を任せたいかを言語化できていない
  • ②執行責任者なのに決裁権・裁量を渡していない
  • ③相性を確かめず、いきなり役員で迎えている

COO採用の成否は、入社後ではなく採る前にほぼ決まっています。

COO(最高執行責任者)とは:なぜ今必要か

COO(Chief Operating Officer)とは事業運営全体を統括する役職です。CEOが方向を決める人なら、COOは会社を実際に動かす人。社長がプロダクトや資金調達に集中するため、営業・組織・採用・オペレーションを横断的に任せられるCOOの必要性が高まります。特にシリーズA前後が検討の分岐点です。

どんなCOOを採るべきか:答えは社長の補完

優れたCOOに共通のスキルセットはありません。共通点はただ一つ、その社長に足りないものを埋めていることだけ。つまり優秀なCOOを探しても失敗します。探すべきは自社の社長を補完できるCOOです。

COO採用を成功させる5つのポイント

  • ①社長自身の弱みを言語化する
  • ②権限と裁量を最初に明示する
  • ③まず業務委託・顧問から始める
  • ④スキルより自我の出し方を見る:主役はCEO
  • ⑤本音でぶつかれる関係を作る

COOはどう探す?

COO級の人材は公募にほとんど出てきません。現実的なのは(1)経営者仲間・投資家からのリファラル、(2)CXO・幹部に強い人材エージェント、(3)副業・業務委託から正式参画、の3つ。最も定着するのは業務委託で一緒に働きそのままCOOになる流れです。

COOの想定年収・オファー設計(目安)

  • シード〜シリーズA:現金年収 800万〜1500万円+SO
  • シリーズB〜C:1200万〜2500万円+SO
  • レイター〜IPO直前:2000万〜3000万円超+SO

当社の支援実績にもとづく目安です。CFOの採用・年収についてはCFO転職・採用の記事もご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. COO採用はいつ検討すべきか?

A. 社長が経営に使う時間が足りないと感じ始めた時が目安で、多くはシリーズA前後です。まず業務委託から試すのが安全です。

Q. COO経験者でないとダメですか?

A. 必須ではありません。初めてCOOになる人が大半です。肩書きより実績と補完性を見てください。

Q. CEOとCOOの役割分担は?

A. 線引きより二人でどう補完するかが本質です。CEOが意思決定、COOが実行と運営が大枠です。

まとめ:COO採用は補完で決まる

必要な人物像は自社の社長の弱みで決まります。優れたCOOとは、最も優秀な人ではなく、その会社にとって最も噛み合う人です。

キープレイヤーズはスタートアップのCOO・CXO採用支援を数多く手がけています。自社にどんなCOOが合うかから壁打ちしたい経営者はお気軽にご相談ください。

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執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、12,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。80社以上の投資、9社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。178社上場支援実績あり。顧問、アドバイザー、社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。「ベンチャーの作法」ダイヤモンド社5万部を超えるベストセラー
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