以前ライブドアブログ時代に書いたブログなのですが、今度法事があるため、思い出してこちらに転載させていただきました。
今日は、今から祖母のお葬式です。
孫を代表して、お別れの言葉をいうことになりました。
これはその原稿で、いまちょうと清書を書いたところです。
あとは、その場の雰囲気でお話させていただこうと思います。
ではいってまいります。
おばあちゃんへの弔辞、お別れの言葉
おばあちゃんへ
9月1日に、「もしかするとおばあちゃんいよいよあと10時間ぐらいかもしれない・・・」
と母より連絡を受けました。
その後、なんとか10日間頑張ったものの、おばあちゃんは、満84年の生涯に幕を閉じました。
私たち孫の代は、おばあちゃんがいなければ、存在しえないものです。
孫を代表致しまして、お話をさせていただきます。
おばあちゃん、
入院してから、5年2か月も頑張って、本当にお疲れ様でした。
本日、おばあちゃんの思い出を3つほどお話しさせていただきます。
①優しいおばあちゃん
いつもニコニコと笑顔で優しいおばあちゃん。
人の悪口をいうことなども聞いたことがなかったですね。
幼少のころ、私は、体がとても弱く、おばあちゃんにも
多々、面倒をみてもらったものでした。そのときのことは
とても感謝しております。
私は、体調の問題もあり、家でテレビを見ていることが
とても多かったのでした。
あるとき、おばあちゃんとテレビ
を見ていると、嫁、姑のいがみ合いのようなテレビドラマがやっておりました。
そうすると、おばあちゃんは、すかさず、
「やんだーこいなの」といってすぐにテレビのスイッチを切り替えて
いました。おばあちゃんは、争いごとが嫌いで、母と喧嘩している
ところも見たことがなかったです。
②何事も準備をするおばあちゃん
おばあちゃんが入院する前のことです。だんだんと、物忘れをするようになり、日常の生活がままならなくなりました。おじいちゃんが、おばあちゃんのお世話をいろいろとしていたのですが、ついに、病院に入院することとなりました。
おばあちゃんはそのときは、昔のおばあちゃんではなく、だんだんと子供のころに戻っていたころでした。
驚いたことに、
おばあちゃんが、前もって、自分に何かあったときのために準備をしており、
入院用の身支度を整えて、風呂敷に包んでいたのでした。
迷惑をかけないようにと事前に準備をしていたのでしょう。
おばあちゃんらしいなと感じました。
③おじいちゃんとおばあちゃん
最後におじいちゃんとおばあちゃんの話です。
数年前に、おじいちゃんが病気になり、先に入院
することになりました。そのときに、おじいちゃんは、
「おばあちゃんには言うなよ。心配するから。」
といっていたのが、とても印象的でした。
心配性のおばあちゃんを気遣っていたのです。
残念ながらおじいちゃんの病気の進行はとても
早かったのですが、
いまは二人とも天国できっと、再会を果たし、昔の四方山
話など花を咲かせていることと思います。
おばあちゃん、
安らかにお眠りください。そして、私たちのことを温かく見守って
いただければと思います。
なかなか口に出して、お礼を言うことができませんでしたが、
最後に言わせてください。
「おばあちゃん、本当にありがとうございました!」
平成20年9月16日
高野秀敏