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滝崎武光氏(キーエンス創業者)が作り上げた、稼げる組織【資産や大学、名言も】

CXO分析

キーエンスといえば日本を代表する成功企業であり、平均給与も2000万円を超えている。一方でその中身についてはベールに包まれていますよね。今回は創業者の滝崎武光さんとキーエンスに迫ってみます。

最近のニュースでついに滝崎武光氏は総資産4兆2000億円と日本のトップに躍り出ました。おめでとうございます!

元キーエンスの方は活躍している方も多いですね。Splink創業CEOの青山裕紀さんのツイートが大変参考になりましたので、掲載させていただきます。

こうしたことが徹底されているキーエンスは魅力的な会社です。まずはその特徴に迫ります。

キーエンスとは?

キーエンスは検出制御機器・計測制御機器のメーカーです。1972年に滝崎武光氏によって立ち上げられたリード電機が、1974年に改組され、設立されました。現社名に変更されたのは1986年のことです。主な事業には、レーザーセンサ、光電センサといった検出制御機器、超音波センサなどの計測制御機器、さらにレーザー変位計などの自動化用測定機器などがあります。いわゆる機械部品メーカー、産業機械メーカーですね。

キーエンスの社名の由来

あまり知られていない社名の由来ですが、Key of Science(キー・オブ・サイエンス)から来ているそうです。確かに科学的な経営がなされており、社名に偽りなしですね。

創業者 滝崎武光さんの生い立ち

1945年6月10日兵庫県芦屋市に生まれる。

滝崎武光さんの出身大学、経歴

兵庫県立尼崎工業高等学校卒業を卒業し、1974年5月、兵庫県尼崎市にてリード電機を設立。当時は29歳での起業です。現在は20代経営者が多いわけですが、当時としてはそんなに多くはなかったのではないかと。

尼崎工業高等学校はみんなの高校情報によると偏差値42から43とのことです。401校中311番目くらいの学校とのことです。当時がどうだったのかはわかりませんが、一つの参考情報ということで。

滝崎武光さんと松本人志さんは同期

あの有名なダウンタウンの松本人志さんも実は、尼崎工業高等学校出身。このめちゃくちゃすごい人を輩出しているあたりすごい学校なのかもしれません。興味深いです。

起業に2度失敗し、3度目の正直で大成功

大社長は成功したときの逸話ばかりが残りがちですが、滝崎さんは実は2度起業に失敗し、3度目で成功しています。

あまり語られませんが、成功している起業家も何度か起業に失敗して、チャレンジを繰り返す中で成功を掴み取っている人が多いです。滝崎さんもその一人と言えるでしょう。

 

 

滝崎武光さんの名言

「人件費は経費ではなく、付加価値創造の要素である」

「顧客の欲しいというモノは創らない」

他にも私が面白いなと思ったのは、こちらです。元キーエンスの岩田さんがツイートされていたので、ご紹介させていただきます!

他にも無数にあるのだと思います。こういうことも話していた。語り継がれているなど情報もお待ちしております。

滝崎武光さんの資産

日本の富豪第3位に。資産は163億ドル(約1兆8,200億円)

参照:フォーブス誌より

滝崎さんが理事を務める「キーエンス財団」

(キーエンス財団HPより)

現在、滝崎さんはキーエンス財団の理事を務めていらっしゃいます。この取組みが非常に素晴らしく、尊敬できるものだったので、ご紹介させていただきます。

キーエンス財団とは、学業優秀かつ品行方正な学生に対し奨学金給付による経済的な支援を行い、もって社会に貢献する人材の育成に寄与することを目的とする法人です。給付型奨学金の形をとっており、返済不要となっています。

2020年の新大学1年生への給付は、期間4年、月額8万円で500名の奨学生を募集しています。

1年間で一人当たり96万円、それが500名ですから、4億8000万円、4年間にして19億2000万円を奨学金として給付することになります。大変素晴らしい取り組みで感銘を受けました。

キーエンスの平均年収

平均年収2110万円。日本で上場企業の中で2位となっております。1位はM&Aキャピタルパートナーズでした。

元社員のかたが語るキーエンスの凄かった点について 岡林輝明さん

現在、クロスマートの執行役員を務めていらっしゃる、岡林さんもこのようにおっしゃっていました。先輩の背中をみて学ぶ部分も、営業は特に多いですよね。

キーエンスに入って一番良かったのは、営業のロールモデルとなる先輩方に多く出会えたことだと思う。他社であればエース級の人材になれるような人たちが山のようにいる。いまだに自分の脳裏にも当時の先輩、マネージャーの姿が焼き付いており、営業として目指すべき目標になっている。

元社員のかたが語るキーエンスの凄かった点について Aさん

そうですね、凄いのは個々の社員よりも、マネジメント、管理の徹底さだと思います。 営業でいうと、活動のを分単位でチェックしていること。当たり前の水準を高めていること。

過去に退社時間を9:30にするというルールを定めた時は、浸透させるため、毎日事業本社→各営業所に連絡を入れて確認(という名の追い出し)を行ってましたね。

「ルール徹底させる」というのは他業界ではかなり緩いことを転職後感じました。 あとは謎な文化として、Yシャツは白限定、という不文律があります。

裏では白シャツにあらざらものは社員にあらず、と言っていた人がいたらしいです。

元社員のかたが語るキーエンスの凄かった点について Bさん

創業者のすごいところとしては、なんといっても一代で今のキーエンスを作り上げたこと。キーエンス創業前に何度か起業を失敗、それでも挑戦し続けキーエンスで成功しています。

キーエンスのすごいところ としては、採用が科学されています。20秒面接、適性検査、ビデオ録画しながら詰められる面接…10年以上殆ど変わらない内容で新卒採用をし続けてPDCAを回していますね。

営業の育成が体系立っています。入社直後は缶詰めで製品知識の勉強、営業マニュアルに沿った育成、新商品が出ると営業所にビデオが送られてきて全員ロープレ、競合情報も全て本社から送られてきて他社比較を徹底的に学べる。

製品が良くて即納。新商品は世界初機能がつく事が多い、基本的に他社より良い商品、日本全国注文翌日に届きます。

元社員のかたが語るキーエンスの凄かった点について Cさん

高い緊張感を持ち、全員が結果を出せるような空気感を作り上げているのは、さすがの一言ですよね。

元社員のかたが語るキーエンスの凄かった点について しんりさん

資料ダウンロードしたら即電話する。これは当たり前のことですが、当たり前の徹底ができてない会社が多いですよね。大事なことですね。スピード。

キーエンスの採用

キーエンスは、中途採用でも新卒採用でも大きく門戸を開いています。中途採用の募集職種は下記の通りです。

ソフトウェア関連(開発)
ソフトウェア関連(技術)
ハードウェア関連(開発)
デザイン関連(開発)
技術関連(事務)
生産関連(事務)
経理関連(事務)
マーケティング関連(事務)
マーケティング関連(技術)
営業事務

機械メーカーであるので、技術・開発系の職種の募集が盛んですね。

営業職は新卒採用を中心に採用しており、20秒面接はひとつの名物のようなものになっています。

まとめ

まだまだ謎が多いキーエンスですが、他にも知っている情報があれば、ご教示いただけますと幸いです!オービックさんの方からキーエンスを参考にしているというお話も伺ったことがあります。多くの企業から参考にされている気がします。出身者ですと、エス・エム・エス(SMS)の創業者の諸藤周平さんが有名で、東証一部上場していますね。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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