こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、株式会社アグリメディアさんです。
アグリメディアは、「都市と農業をつなぐ」をコンセプトに農業領域において、様々な新しいビジネスを展開している農業ベンチャー企業です。
具体的には、「農地活用事業」「流通事業」「農業HR事業」「経営支援事業」の4事業を柱としています。
農家の所得の低さ、農業従事者の超高齢化、農業人口減などの日本の農業が抱える多くの課題を解決するために、農業を活性化・効率化するプラットフォーム(場)を構築・提供し、日本の農業の発展を実現化します。
「農に関わる人を、より多く、より明るく」をビジョンに、「農業を、実りある事業に」をミッションに掲げています。
2021年以降には、IPOも視野に入れた新たなステージを目指し、これまで以上に大きな成長フェーズへの前進を目指しています。
また、三井不動産のCVCファンド31VENTURES Global Innovation Fund II、博報堂DYベンチャーズが運営するファンドHAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND、西日本旅客鉄道のCVC子会社であるJR西日本イノベーションズから、約3億5000万円の資金を調達しています。
この記事では、各事業を通じて国内最大規模に成長し、着実に農業界での存在感を高めている農業ベンチャー企業、アグリメディアの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
アグリメディア転職の要点
アグリメディアの特徴
・「シェア畑」は、開始から7年で88ヶ所(2019年2月末)に。利用者約2万人で現在も拡大中
・農業特化型求人サービス「あぐりナビ」は、サービス開始6年で登録会員が7万人超え
・取引農家は全国で計4800件を突破
・サポート付き市民農園「シェア畑」利用者の健康効果を東大と共同で立証
・株式会社メイコーと共同でベトナムで農業ビジネスを展開
アグリメディアの会社概要
社名 | 株式会社アグリメディア |
所在地 | 東京都目黒区青葉台四丁目7番7号 住友不動産青葉台ヒルズ9階 |
設立 | 2011年4月1日 |
資本金 | 8億3,227万円(準備金含む) |
従業員数 | 489人(うち正社員92人) ※2021年3月末時点 |
代表者 | 代表取締役 諸藤貴志 |
事業内容 | 農地活用事業 / 農業HR事業 / 流通事業 / 経営支援事業 |
アグリメディアの商品・サービス
アグリメディアは4つの事業を運営しています。
農地活用事業
都市農地を活用する「シェア畑」、郊外型農園「里山シェア」や、農地の維持管理事業「農地まもる君」などの自社サービスや、農業者とのマッチングなどを提供しています。
これらのサービスを通じて近年増加している遊休農地を、誰でも気軽に農に触れることができる機会を提供しています。
また、農地を保全し、都市に住む人たちの農業への理解・関心を醸成することで、日本農業の発展に貢献しており、社会的意義が高い事業と言えるでしょう。
農業HR事業
日本最大級の農業専門求人サイト「あぐりナビ」を運営しています。
農業、酪農、畜産、牧場の求人を中心に、求人広告や人材紹介、人材イベントなどのサービスを提供しています。
全国47都道府県5,000件以上の農業生産法人・個人農家が利用しており、野菜・酪農・養豚・肉牛・養鶏果樹、観葉花、稲作など幅広いジャンルの求人が揃っているのが特長です。
流通事業
道の駅や直売所の運営や新たな流通事業の構築などを行っています。
生産者・消費者の両者の観点を取り入れ、新たな流通モデルを確立することを目指しているようです。
経営支援事業
農業参入を図る企業や農業関連施設を運営する自治体など、農に関わるプレイヤーのパートナーとして、豊富なノウハウを提供しています。
自治体や企業など様々な取引先を支援した実績があり、卓越した知見を有しているようです。
アグリメディア代表の諸藤貴志さんの経歴
アグリメディアの代表を務める諸藤さんは、九州大学経済学部を卒業後、住友不動産株式会社に入社されます。同社において、都心のオフィスビル・住宅等の開発業務のほか、所有ビルの空室を活用した会議室やイベントホールを貸し出す新規事業を担当されます。
「0から立ち上げる事業」に楽しさとやりがいを見出し、起業を志されます。
その後は同社、企画の部署へ希望を叶えた形で異動され、都市開発の事業を担うなどの大規模なプロジェクトを次々と手掛けられます。
その後、一度は断念した起業を再度決断され、2011年4月アグリメディア株式会社を設立されます。
アグリメディアの採用・求人情報
アグリメディアの職種・求人
・CTO候補
・ITエンジニア
・UI/UXデザイナー
・オープンポジション
・リクルーティングアドバイザー
・キャリアアドバイザー
・事業企画コンサルタント
・経理担当
・新卒通年採用
・農園マネージャー
・農地開発営業
・長期インターン(マーケティング・事業開発)
・長期インターン(採用チーム:人事広報業務)
アグリメディアの平均年収・平均年齢
現段階では非上場企業であるため、正式に公開されてはいませんが、管理職であれば600万円ほどのようです。
MBO方式であり、職種により変動はあるようです。平均年齢は32.94歳です。
アグリメディアの労働環境
部署によって異なる可能性もありますが、20時半には完全退社を実行されています。年間休日は120日をしっかりと取れる環境です。
GWや夏季休暇、年末年始なども安定してまとまった休暇をとることが出来ます。
また新型コロナの影響により、リモートワークを推奨されており、今後も状況に応じてより柔軟で多様な働き方を支援する方向にあります。
アグリメディアに関する口コミまとめ
やりがいと成長
個人の裁量が大きく、年齢や経験を問わず従業員の能動的なアクションを受け入れる社風であるため、自ら課題を立てて行動できる人には成長の機会が無限にある大変良い環境のようです。
人間関係
アルバイト、パートやインターン生が多い組織のようですが、彼らの意見もきちんと事業に活用していこうという雰囲気はあるとのことで、フラットで風通しはよいように思われます。特にインターン生の満足度は高いように見受けらえているようです。また、経営陣との距離が近く、日々刺激がもらえる環境であるとのことです。
働く環境・待遇
福利厚生として、シェア畑の利用が無料になるようです。都市部においても週末の趣味として楽しむことができるようです。
オフィス内にはオフィスファミマやコーヒーメーカーが設置されており、軽食などをいつでも調達できる環境のようです。
アグリメディア転職を考えるにあたって最後に
アグリメディアへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
現在の日本において、新型コロナウィルスの影響下にあり、働き方の自由度が増したリモートワーカー間で農を取り入れたライフスタイルが広がりを見せています。住環境に関する意識の変化が追い風となり、今後農ある街づくりが急速に成長していく兆しが見られます。
日本の第一産業を多角的に成長させていき、日本の農業の発展に貢献したいと考える方は、転職をご検討されてみてはいかがでしょうか。
成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、ぜひお気軽にご相談ください。