こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、Scheemeさんです。
「お金の悩みをなくし、ビジネスにサステナブルな成長をもたらす」をミッションに掲げる、Scheeme。融資・補助金での資金調達支援を行うSaaS「Scheeme(スキーム)」の開発・運営をメインに、順調に業績を伸ばし続けています。
2021年10月には、プレシリーズAラウンドで1億円の資金調達を実施。既存株主である株式会社ジェネシア・ベンチャーズのGenesia Venture Fund 2号投資事業有限責任組合からの追加出資に加え、新たにキャナルベンチャーズ株式会社が引受先となりました。
この資金調達により、2020年のシードラウンドからの累計調達額は約1.5億円に。今後の事業成長が大いに期待されている企業です。
今回の記事では、Scheemeの求人にご関心をお持ちの方に向けて、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
Scheeme転職の要点
Scheemeの特徴
・2021年10月に1億円の資金調達を実施、累計調達額は約1.5億円に
・掲載数1,000件以上の融資・補助金データベースを搭載
・クラウド会計ソフトや銀行口座と連動し、実績データの自動反映を実現
・第4期「MURCアクセラレータ LEAP OVER」に採択
・株式会社Dynaveより社名変更を行った
Scheemeの会社概要
社名 | Scheeme株式会社 |
所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田7-24-5 ONEST 西五反田スクエア 3F |
設立 | 2016年9月1日 |
資本金 | 150,299,800円 |
代表者 | 代表取締役CEO 杉守一樹 |
事業内容 | 資金繰り改善クラウド「Scheeme」の企画・開発・運営・販売 |
Scheemeの商品・サービス
Scheeme
ビジネスで必須である、ファイナンスに特化したプラットフォーム「Scheeme」。創業初期の起業家、スモールビジネスを支援するために開発されました。事業計画書・収支計画書や開業届・業者マッチングなど、起業・融資に関連するファクターを網羅しているのが特長です。
また、資金繰りから資金調達まで、クラウドで一括管理できる点が魅力です。ニーズによってカスタマイズされた財政支援を行うために、「資金繰り」「資金調達」「新しい調達方法」の機能を搭載。加えて、「資金繰り表」「口座残高」「予実管理」とも連携しているため、資金繰り管理も非常にスムーズです。
ほかにも、事業計画をクラウドで簡単に作成可能だったり、融資/補助金データベース(掲載数1,000件以上)が、いつでも検索可能だったり、ユーザーに与えるベネフィットは大きいです。実際に利用している方からは、「資金調達がスムーズに進む」「書類作成にかかる手間が省けた」と非常に高い評価を得ており、企業や個人事業主を大いにサポートしています。
月額利用料は1ヶ月あたり9,800円。必要に応じて、“融資12万円・資本性ローン(融資調達額2%)・補助金申請(採択金額 10%)”といったサポートオプションも追加可能。
「Scheeme 」は、創業前~中小規模まで、幅広い企業に導入されています。現在利用社数は200社を突破し、売上も順調に推移しているそうです。今後もさまざまな場面で活躍していくプロダクトとなるでしょう。
Scheemeの代表 杉守一樹さんの経歴
杉守さんは1990年生まれで、富山県のご出身です。高校時代の頃に「自分には、1番になれるものがない」と感じたことがキッカケで、自分で何でも決められる経営者になるとを決意。
最初は美容室の開業を目指し、東京の美容専門学校へ進学されたそうです。そして、複数の美容室に「無給で働かせてほしい」と直訴、通学しながら実店舗のマネジメントを学びました。
その後、杉守さんは「経営学を体系的に学びたい」と思うようになり、法政大学経済学部へ3年生として編入学。しかし、就職活動に励む同級生との距離を感じたことで中退されています。また、自身の独立を見据えたうえで、石川県金沢市の会計事務所へ就職。この会社では、主に創業支援などに関わったそうです。
さまざまな知識・ノウハウを培った杉守さんは、2016年に前身となるDynaveを設立。当初は会社のホームページ制作など、デジタル支援事業がメインでした。また、業績を順調に伸ばし、“スタートアップの成功者”としてITセミナー講師などもよく務められていたとのこと。
充実した日々を送られていた杉守さんですが、ある日突然転機が訪れます。
起業を目指す若者の相談に乗っていると「資金調達・資金繰りに悩むケースが、圧倒的に多いではないか」という事実に気付いたそうです。実際に自身が会計事務所に勤務している際、“財政は黒字にも関わらず、資金繰りが上手くいかず倒産してしまった企業が目立っていたこと”を思い出します。
その出来事がキッカケとなり、「ファイナンスの部分をシステム化すれば、たくさんの企業の挑戦を後押しできるかもしれない」という答えに辿り着きました。そして、現在の“ファイナンス関連事業”へ大幅なシフトチェンジを決行。
2020年には事業拡大を踏まえ、金沢から東京に本社を移転。2021年9月に現社名へと変更し、現在に至ります。
Scheemeの採用・求人情報
Scheemeの職種・求人
・セールスマネージャー
・インサイドセールス
・採用広報責任者
・財務コンサルタント
・会計/財務/経理
・Webデザイナー
・サーバーサイドエンジニア
・ソフトウェアエンジニア
上記職種以外では、不動産事業立ち上げメンバー、フロントエンジニア(学生インターン/副業)、ソフトウェアエンジニア(学生インターン)も募集しているそうです。気になる方は、ぜひお問い合わせください。
Scheemeの平均年収・平均年齢
Scheemeは非上場のため残念ながら平均年収・年齢の公開データはありませんでした。採用のために発信している情報によると、平均年齢は28.5歳。活気のある雰囲気が魅力的で、現在“実行力に強みのあるメンバー”が約15名在籍しています。
Scheeme転職を考えるにあたって最後に
Scheemeの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
「Scheeme」は、国内に競合がいない融資準備を網羅したサービス。将来的には、起業・融資といった“ビジネスの入り口”を抑えることで、あらゆるビジネスにつなげていける“巨大市場”の開拓を目指しています。
Scheemeは、非常に将来性が高いスタートアップです。「ファイナンス領域の未来を担いたい」「さまざまな挑戦を重ねてみたい」という方に、非常に適しているでしょう。
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!