こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、M&Aクラウドさんです。
M&A仲介は市場が大きく社会的な意義がある領域ですが、個人で得られる情報が少ないなど、情報の非対称性による課題も多くあります。 ブラックボックスが多いM&A業界を「プラットフォームで繋ぐ」ことで、 M&A業界に流通革命を起こすポテンシャルをもった事業を展開しています。
2021年10月27日、第三者割当増資によって約10億円の資金調達に成功しました。STRIVEがリードインベスターで、Skyland Ventures、インキュベイトファンド、SMBCベンチャーキャピタル、日本郵政キャピタル、博報堂DYベンチャーズ、MS-Japan、NORTH AND SOUTHらが出資しました。
調達した資金は事業の拡大を目指し「M&Aプラットフォーム」の開発と広告・営業活動、人材採用に充てられるそうです。2024年までに大幅な事業拡大を計画しています。
この記事では、M&Aクラウドに関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職に関しての情報をお伝えいたします。
目次
M&Aクラウド転職の要点
M&Aクラウドの特徴
・買い手側のニーズを公開し、売り手が手を挙げることでマッチングできるプラットフォームを展開
・従来の仲介モデルではなく、広告掲載によるマッチングを実現している
・プラットフォームによって、中小企業のM&Aの成約が増加している
・2021年10月に約10億円の資金調達に成功
M&Aクラウドの会社概要
会社名 | 株式会社M&Aクラウド |
所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿一丁目34-16 清水ビル3F |
設立 | 2015年12月7日 |
資本金 | 12億4千万円(資本準備金等を含む) |
代表者 | 代表取締役CEO及川 厚博 代表取締役COO前川 拓也 |
主要投資家 |
インキュベイトファンド |
M&Aクラウドの商品・サービス
M&Aクラウド
M&Aクラウドは売り手企業が無料かつオンラインで買い手企業の情報を閲覧し、直接打診ができるM&Aおよび資金調達のマッチングプラットフォームです。
買い手がM&Aや出資ニーズなどを公開しており、買い手の顔が見えるため、ミスマッチが起こりにくく売り手にあった買い手を探せるプラットフォームとなっています。
また、プラットフォーム上で直接マッチングしており仲介業者が介在しないため、マッチングが成立した後は直接すぐに買い手の責任者と会うことができるのも特長の1つです。
成約事例も豊富でIT上場企業の10%以上が買い手としてプラットフォームにニーズなどを掲載しています。大企業だけでなくベンチャーや中小企業も買い手として掲載実績があり、さまざまなマッチングが生まれているプラットフォームと言えるでしょう。
M&Aクラウドは、ITの力が入っていなかったM&A業界に対して「ITの力を用いて良くしていこう!」と、新しい風を吹き込んでいます。
M&Aクラウドの代表 及川厚博さんの経歴
及川さんは1989年生まれ、札幌市のご出身です。
2011年大学在学中に「歴史に名を残したい」という思いでマクロパスを創業されました。
しかし、気がついた時には受託の中小企業化していることに気がつき、このままやっていても事業の拡大は難しいと感じ、マクロパスを売却。 売却の際に、M&Aに関しての情報が手に入らず、安く売ってしまったという自身の失敗がありました。
そのご経験から 「経営者にとって重要な意思決定であるM&Aだからこそ、ネット上でもっと情報をオープンにし、売り手側にとっても損しない仕組みのプラットフォームをつくりたい」 という思いを強く抱き、2015年12月7日にM&Aクラウドを設立しました。
歴史に名を残したいという使命は変わらずに、さらに「時価総額10兆円の会社をつくる」という目標を定めて走り続けています!
また、M&Aを増やして、起業家が増えたり、新しい会社でチャレンジする経営者が増えることで、日本が元気になることにも期待しているとのことです。このように、バイタリティがあり、カリスマ性の高いCEO及川さんの人柄に惚れ、ジョインを決めたメンバーも多いようです。
M&Aクラウドの採用・求人情報
M&Aクラウドの職種・求人
- CPO候補
- Webエンジニア
- 幹部候補
- 開発
- Webエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- Webデザイナー
- ビジネス
- CPO候補
- プロダクトマネージャー
- 経理
- 採用マネージャー
- 人事責任者
- M&Aアドバイザー
- 広報責任者
- インターン(有給)
- デジタルマーケター
- メディア・サービスグロース
- ディレクター兼編集
- ライター
- カスタマーサクセス
M&Aクラウドの平均年収・平均年齢
M&Aクラウドは非上場企業のため、平均年収を公開していません。
求人情報で公開されている給与は、エンジニアでの採用で、年収 500万円 ~ 750万円(原則ストックオプション付与)です。
2020年9月時点での平均年齢は、31歳となっています。
M&Aクラウドの労働環境
10:00〜16:00をコアタイムとしたフレックスタイム制です。 (エンジニアは現在、リモートワークを推奨しています。) 完全週休二日制で、福利厚生も充実しています。
評価に関しては、バリュー体現評価制度とMBO評価制度を実施しています。 また、M&Aクラウドでは「全体成果主義」を掲げています。 自分のインセンティブにはしってしまうということが業界の構造としてあるため、個人主義にならないように、会社としてのチーム力が上がることで個人も上がるといった仕組みをとっています。
M&Aクラウドに関する口コミまとめ
気になる口コミですが、M&Aクラウドには好意的な口コミが寄せられている印象を受けました。
やりがいと成長、人間関係、働く環境・待遇の3つのポイントで情報をお伝えします。
やりがいと成長
スタートアップで新しいことをやっていけるという面で、やりがいと成長はかなり高い評価を受けています。
変化に対してメンバーみんなが順応していくベンチャー特有のスピード感があり、視野を広げて幅広い知識をつけながら成長していけます。 どんどん新しいことをやっていくことが好きな人にとっては最高の環境のようです。
一から作っていくことで業界を変え、新しい価値を提供したいという目標を持って取り組む中で、 プロダクトサイドだけで判断せず、営業サイド、M&Aアドバイザー事業部の知見や交流を生かしながらサービスを作り上げることで、みんなで成長していく雰囲気が素敵です。
人間関係
M&Aクラウドでは、様々なスキルのあるメンバーが、風通しよく働ける環境づくりがされているようです。 現在、在籍しているメンバーの出身企業は、ドワンゴなどのネット系の会社、証券会社、総合商社などです。 いろんな業界のプロが集まっているところが、他の会社と比較してユニークなところです。
また、それぞれの分野のプロフェッショナルが集まっているため、自分の専門分野以外に対しても学べる環境が整っています。開発チームもM&Aの知識をM&Aアドバイザーから学んだり、M&Aアドバイザーもエンジニアに寄り添う気持ちを持って互いに高め合っている印象があります。
M&Aクラウドが掲げる一つに、「ワンチーム」があります。 いろんな職種がある会社はたくさんありますが、M&Aクラウドは多様なメンバーみんながいろいろな価値観やそれぞれのバックグラウンドを理解しながら、一緒になって事業を進めていこうという意識を大切にしているところが魅力的ですね。
働く環境・待遇
M&Aクラウドでは「全体成果主義」を掲げています。
個人のインセンティブを追求してしまうということがM&A業界の構造としてあります。 個人主義にならないような仕組みを取ることで、会社としてのチーム力が上がり、全員で成果を出すことが、個人の成長につながる環境が整っているようです。
M&Aクラウド転職を考えるにあたって最後に
株式会社M&Aクラウドへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
M&A業界では「大手企業のM&Aが主流で中小企業のM&Aの成約が少ない」「情報のブラックボックス化によって、売り手側が損してしまう」という構造があります。しかし、「M&Aプラットフォーム」の登場によって、新しいM&Aの構造が出来ようとしています。
現在、M&Aクラウド積極採用していることもあり、成長する事業に携われるチャンスです。 在籍する多くのメンバーは、M&A業界に流通革命を起こせるのではないか、と期待を持っています。
「M&Aとテクノロジーの融合にチャレンジしたい!」「後世に名を残すようなプロジェクトに取り組みたい!」という方は、M&Aクラウドへの転職をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!