こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
現在Webエンジニアとして活動していて、これから転職しようと考えている方もいるはずです。
この記事では、Webエンジニアの失敗しない転職方法について紹介していきます。
実際の転職手順から転職のコツなどを紹介していきますので、これから転職を検討している場合にはぜひ参考にしてみてください。
目次
Webエンジニアの転職におすすめのサイト・サービス
Webエンジニアが転職するには、転職サイトを利用するのが一般的です。
これからおすすめの転職サイトを5つ紹介していきますので、自分に合った転職サイトを見つけてみてください。
マイナビ ITエージェント
マイナビITエージェントはIT・Webエンジニアに特化した転職サイトで、求人数が多く利用者数の多いサービスです。
マイナビITエージェントの特徴は、キャリアアドバイザーのサポートに定評があることです。
具体的には履歴書の書き方や添削など、転職に必要な作業を丁寧に指導してくれます。
上記のように転職に関するサポートが厚いため、転職初心者でも安心して転職活動を進められます。
初めて転職活動をする方には、マイナビITエージェントがぴったりです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは求人数No.1の転職サイトですので、まず登録したいサービスです。
キャリアアドバイザーを通してのみ紹介される非公開求人も多く抱えていますので、高待遇の企業や競争率の低い企業に転職できます。
ただサポート期間は3ヶ月だけですので、自己分析や実績の用意などは事前に済ませておかなければいけません。
リクルートエージェントは多くの求人を抱えていますので、さまざまな企業を比較するためにもとりあえず使ってみるのがおすすめです。
レバテックキャリア
3つ目に紹介するサービスは、レバテックキャリアです。
レバテックキャリアには技術的な知識をもったコンサルタントが多く在籍していますので、会話が全体的にスムーズに進みます。
また現場のプロジェクトマネージャーとも情報を共有しているため、精度の高いマッチングを実現しています。
レバテックキャリアはコンサルタントとの会話がスムーズに進み適切な企業を紹介できることから、転職のスピードが速いです。
実際に現場に足を運び、企業の実情を知っているからこその特徴と言えます。
レバテックキャリアは、転職をスムーズに進めたいと思っている方におすすめです。
ビズリーチ
ビズリーチは、スカウト型の転職サイトです。
登録している企業は年収の高い企業が多いため、年収アップを目的に転職したい場合に適しています。
またビズリーチでは基本的にはスカウトされるのを待つかたちになりますので、コンサルタントから何度も電話やメールが来ることもないです。
自分のペースでゆっくり転職活動を進めたい場合には、ビズリーチのようなスカウト型の転職サイトを使うといいでしょう。
スカウト型の転職サイトを使う注意点としては、経歴書をしっかりと作り込まなければいけないことです。
企業は経歴書を見てスカウトするか判断しますので、手を抜いた経歴書では企業からのスカウトを受けられません。
そういった意味では、スカウト型の転職サイトは中級者から上級者向けの転職サービスと言えます。
転職をして年収を上げたい方やゆっくりと転職活動を進めたい場合には、ビズリーチがおすすめです。
Geekly
GeeklyはIT企業への転職を目的としたサービスで、ゲーム業界の求人も多い転職サイトです。
Geeklyではさまざまな年代の方が転職をしており、30代や40代の転職実績も多数あります。
転職者の年齢分布には偏りがありませんので、どの年代の方でも利用できるサービスと言えます。
またGeeklyはマッチングの精度が高く、平均1ヶ月ほどでの転職が可能です。
未経験の求人も多数用意されていますので、初めてエンジニアとして就職する方にもおすすめです。
ゲーム業界に興味のある方や未経験エンジニアの方は、Geeklyで転職先を探すといいでしょう。
Webエンジニアが転職する具体的な流れ
ここからは、Webエンジニアが転職する具体的な流れについて紹介していきます。
転職までのイメージが掴めない方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.転職サイトに登録
転職をしたいと思った場合には、まず最初に転職サイトへの登録をします。
最近では転職サイトを使った転職が一般的となっています。
また転職者は基本的には無料でサービスを利用できますので、転職サイトを使わない理由がありません。
転職サイトへの登録はそれほど難しくなく、次のような情報を入力するだけで登録が完了します。
- 現在の職業
- 現在の年収
- 希望の転職先
- 転職にかける時間
- 生年月日や性別
この記事で紹介したような転職サイトを使い、転職活動をスタートします。
2.担当者と面談
転職サイトに登録した場合、自分の担当となる担当者から連絡が入ります。
そして担当者と面談をし、希望の転職先や転職の条件などを擦り合わせていきます。
ここで自分の希望を正確に伝えることで、条件に見合った転職先やアドバイスをもらえるようになります。
転職をスムーズに進めるには担当者との意思疎通が重要になりますので、転職に必要な情報は漏れなく伝えるように心がけましょう。
3.求人紹介
自分の希望を担当者に伝えると、条件にマッチした企業をいくつか提案してくれます。
なかには一般公開されていない転職先を紹介してくれることもありますので、担当者から提案される企業は優先的にチェックするのがおすすめです。
もちろん担当者から提案されるのを待つだけではなく、自分で求人を探すことも大切です。
転職サイトは1つに絞る必要はありませんので、いくつかの転職サイトを使いさまざまな求人を見てみましょう。
4.応募・面接
理想的な求人が見つかった場合には、実際に応募をして面接に進めていきます。
転職サポートの厚いサービスでは、履歴書の書き方を教えてくれたり面接練習を実施してくれます。
初めて転職する方はわからないことも多いと思いますので、転職サポートをフル活用して面接に挑むといいでしょう。
5.内定
企業から内定をもらった場合には、転職活動は終了です。
転職に成功しても成功報酬などは支払う必要がありませんので、費用は一貫してかかりません。
担当者にサポートしてもらった場合にはお礼のメッセージを送り、転職サービスも卒業となります。
未経験のWebエンジニア転職はきつい?
この記事を読んでいる方で、未経験からWebエンジニアに転職しようと考えている方もいるはずです。
未経験からWebエンジニアに転職できるのかについても紹介していきます。
基本的に条件は下がる
結論からお伝えすると、未経験からでもWebエンジニアに転職することは可能です。
エンジニア業界はまだまだ供給量が足りていない状態ですので、未経験でもWebエンジニアになること自体はできます。
ただし企業としても未経験の人材を1から育成することになりますので、自分のやりたい仕事や給料といった面ではあまり融通が効かないかもしれません。
Webエンジニアになれたとしても、最初から順風満帆な生活を送ることは難しいと把握しておくといいです。
SESや制作会社の採用が多い
未経験でWebエンジニアになる場合、SESや制作会社に勤務することが多いです。
SESや制作会社では単発の案件を次々にこなしていきますので、スキルや実績が身につきやすいです。
未経験者がスキルや実績を身につけられるという点では、SESや制作会社は良い訓練現場になるでしょう。
ただしSESや制作会社では単発の案件をこなしていくだけですので、上流の仕事を経験する機会が少ないです。
将来的に年収を上げていくには上流の仕事を経験する必要がありますので、キャリアを進められないという点がSESや制作会社のデメリットになります。
事業会社に入るには経験が必要
Webエンジニアとして事業会社で働きたいと考えている方もいるはずです。
事業会社では自社のサービスで利益を上げていますので、安全かつ高品質にサービスを運営していく必要があります。
その点未経験のWebエンジニアを雇うことは企業としてもリスクになりますので、事業会社が未経験のWebエンジニアを採用することは少ないです。
事業会社に入るにはある程度の実績と経験が必要になりますので、未経験の場合にはまずSESや制作会社でスキルを高めます。
そしてスキルや実績が身についた後、再び事業会社に転職するという流れが理想的です。
Webエンジニアが転職に失敗しないためのコツ
Webエンジニアが転職に失敗しないために、転職のコツを3つ紹介していきます。
これから転職しようと考えている場合には、それぞれのコツを参考にしてみてください。
自分の市場価値を正しく把握する
転職をする際には、自分の市場価値を正しく把握しましょう。
自分の市場価値を把握することによって、目指すべき転職像が現実的に見えてきます。
目標が定まれば転職に対するモチベーションも上がりますし、やるべきことも明確になります。
自分の市場価値を把握せず非現実的な転職ばかりを追い求めていると、時間だけを無駄にしてしまいます。
まずは自分の市場価値を正確に把握し、どのような転職を目指すのかを見定めましょう。
自分の市場価値を確認する方法としては、次の2つがおすすめです。
- 転職担当者に狙える年収を聞く
- スカウト型の転職サイトでどのレベルの企業からオファーが来るのかを確認する
転職担当者は業界に関する知識を豊富にもっていますので、実績やスキルを聞けばある程度の年収相場はわかります。
転職担当者がいる場合には、自分の市場価値を分析してもらうといいです。
またスカウト型の転職サイトでは企業側からオファーを受けるかたちになりますので、どのような企業からオファーが来るのかを分析すればある程度の年収相場は見えてきます。
自分の市場価値を把握するためにスカウト型の転職サイトを使うのもおすすめです。
実績を証明できるポートフォリオを作成する
企業の面接を受ける場合、履歴書や職務経歴書は必須の資料です。
しかし上記の資料だけではどうしてもエンジニアの力量は表現しきれませんので、実績を証明できるポートフォリオを作るのもおすすめです。
Webエンジニアの場合、自分のWebサイトを作りポートフォリオとして使うのが一般的です。
エンジニアとしてサイトに技術を組み込むのもいいですし、いままでに携わったプロジェクトを掲載してもいいです。
自分の強みが企業に伝わるようなポートフォリオができるといいでしょう。
ポートフォリオの作り方についても、転職担当者がアドバイスをくれる場合があります。
ポートフォリオを用意している場合には、一度担当者に確認してもらうのがおすすめです。
複数の転職サイトに登録する
転職サイトによって抱えている求人は異なります。
特に非公開求人については、転職サイトによって大きく違います。
また1つの転職サイトにしか登録していない場合、限られた求人の中で転職先を選ばなくてはいけません。
特定の転職サイトに絞るとどうしても視野が狭くなってしまいますので、理想の転職が難しくなります。
これらの理由から、転職サイトには複数登録するといいです。
複数の転職サイトに登録したからといってペナルティを受けることはありませんのでご安心ください。
選択肢の多い状態で転職を進めた方が確実に良い成果を出せますので、気になる転職サイトにはすべて登録しておきましょう。
エンジニアのキャリアパス
転職をきっかけにエンジニアとしてのキャリアをワンランクアップさせたいと考えている方もいるはずです。
エンジニアとしてのキャリアパスを紹介していきますので、どのキャリアを目指すべきなのかを参考にしてみてください。
CTO(技術部門の経営幹部)
CTOとは「最高技術責任者」のことを指し、技術部門のトップになります。
CTOの仕事内容は、会社の規模によって異なります。
大企業のCTOは企業の方針を踏まえたうえでの技術選定や、知識を活かした投資判断などがあげられます。
中小企業のCTOはさらに業務範囲が広く、プロジェクトの進行・管理やエンジニアの採用担当をすることもあります。
VPoE(技術部門のトップ)
VPoEはエンジニアのトップに立ち、それぞれのエンジニアをマネジメントしていくポジションです。
業務内容は多岐にわたるのですが、例としては次のようなことがあげられます。
- エンジニアの採用
- エンジニアの育成
- エンジニアの組織
- CTOとの連携
エンジニアが快適に働ける環境を作ることが、VPoEの主な役割です。
Tech Lead(テックリード)
テックリードは、プロジェクトの中でもっとも実力のあるリーダー的存在です。
役割としては技術的な側面が強く、他のエンジニアにアドバイスをしたり補佐をしていきます。
技術的なアドバイスの延長線としてそれぞれのエンジニアを管理することもありますので、マネジメントの一部を負担することもあります。
技術顧問
技術顧問とは高いスキルをもち、プロジェクトの計画から技術的な指導までをできる人材のことです。
技術顧問は一般的には外部から受け入れる人材ですので、外部アドバイザーと称するとわかりやすいと思います。
役割についてはプロジェクトの技術的な面や組織を客観視し、豊富な知識からアドバイスをすることです。
またエンジニアに直接技術的な指導をする場合もありますので、プロジェクト全体で技術的な指導をするポジションと把握するといいでしょう。
PdM(プロダクトマネージャー)
PdMは、プロダクト全体を管理する責任者のことです。
プロダクトの管理といっても商品開発やマーケティングなど担当範囲が非常に広いため、幅広い知識と経験が必要になります。
PdMの最終的な役割はプロダクトの利益を最大化することですので、いかに利益を伸ばせるのかを考え戦略に落とし込んでいけるのかが重要になります。
最後に
以上、Webエンジニアの失敗しない転職方法について紹介しました。
なお、今回の記事は、aliceblog運営のアリスさんに寄稿いただきました。ありがとうございます!
Webエンジニアの転職を支援した実績は多数ありますので、Webエンジニアで転職を考えている方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。