こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、jinjerさんです。
jinjerは「世の中のすべてを「as a Service」へ」をビジョンに掲げ、2021年に創業。株式会社ネオキャリアが運営していたバックオフィス向けクラウドサービス「jinjer」事業、Web会議システムサービス事業「jinjerミーティング」、電子契約サービス事業を譲り受け、運営しています。
2022年3月にはTybourne Capital Managementをリードインベスターとして、SBIグループ、その他事業会社、CVCなどを引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施。調達額は約51億円にのぼり、バックオフィスSaaS領域としては過去最大の規模となっています。
今回の記事では、jinjerの求人にご関心をお持ちの方向けに、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
jinjer転職の要点
jinjerの特徴
・「世の中のすべてを「as a Service」へ」をビジョンに掲げ、2021年に創業
・株式会社ネオキャリアからバックオフィス向けクラウドサービス事業「jinjer」を譲受
・BOXIL SaaS AWARD 2021、ITトレンド Good Product(2021)、第6回 HRテクノロジー大賞(2021)など受賞歴は多数
・2022年3月にTybourne Capital Managementをリードインベスターとして、SBIグループ、その他事業会社、CVCなどを引受先とする第三者割当増資により約51億円の資金調達を実施
・調達した資金で「ジンジャーシリーズ」のプロダクト開発とマーケティング投資、エンジニアやセールスをはじめとした採用活動を強化
jinjerの会社概要
社名 |
jinjer株式会社
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所在地 | 〒150-0011 東京都渋谷区東2丁目25-3 GUILD SHIBUYA 5F |
設立年月日 | 2021年10月1日 |
資本金 | 5,059,045,000円(資本準備金を含む) |
代表者 | 代表取締役CEO 加藤 賢 |
役員 | 代表取締役CFO 桑内 孝志 取締役 小池 茂雄 取締役 丸尾 浩一 取締役 持田 昌幸 監査役 髙木 政秋 |
事業内容 | 「Quicker」の開発・販売 |
jinjerの商品・サービス
人事向けプラットフォーム
人事や経理などのコーポレート業務を支援するサービスを多数展開しています。
・人事管理システム「ジンジャー人事」
人事・労務業務で発生する労務手続きや年末調整、雇用契約などにおけるあらゆる書類をペーパーレス化し、社内の人事情報を一元管理できるサービスです。ジンジャー人事に集約された人事情報を元に人員配置やモチベーション管理をすることで、組織の生産性向上にも貢献します。
・勤怠管理システム「ジンジャー勤怠」
労働時間の集計や管理、有給休暇の管理などをリアルタイムで管理できる勤怠管理システムです。勤怠時間の確認や差し戻しなどの煩わしい業務が効率化されるだけでなく、法改正に対応したアップデートも自動で行われるため、労務リスク低減にもつながります。
・給与計算システム「ジンジャー給与」
使いやすいUI設計と正確な給与計算が特徴の給与計算システムです。またジンジャーシリーズのジンジャー人事やジンジャー勤怠との連携も可能。給与に関わる情報の確認作業が大幅に削減します。
・前払給与サービス「ジンジャー給与前払い」
給与の前払いを実現する福利厚生サービスです。リリースから数年ですでに多くの企業における導入実績があります。また、導入することで求人のエントリー数3.7倍、従業員の定着率4%UPという効果が実績としてあるようです。
経理向けプラットフォーム
・経費精算システム「ジンジャー経費」
経費精算で発生する膨大な書類をペーパーレス化することで、差し戻しや確認作業、承認の遅れ・漏れ、規定違反の管理といった煩雑な業務を効率化するサービスです。会計システムとの連携もできるので、仕訳も自動化できます。
電子契約プラットフォーム
・電子契約システム「ジンジャーサイン」
法務省でも使える電子署名を活用し、取引先がジンジャーサインに登録しなくても電子契約の締結ができる電子契約プラットフォームです。ワークフローとフォルダ管理を柔軟に設定できるので、稟議から管理までを一気通貫で行えます。
コミュニケーションプラットフォーム
・Web会議システム「ジンジャーミーティング」
社内会議や営業、採用などで活用できるWeb会議システムです。Web会議ルームのURLを発行し相手に通知、そして時間になったらURLをクリックするだけでWeb会議を始めることができます。ホワイトボード機能で社内会議でのアイデア共有も簡単。営業では取引先がアカウント登録する必要もありません。
・ウェビナーツール「ジンジャーウェビナー」
ゲストが数十人から1,000人規模まで、幅広いニーズに対応するウェビナーツールです。ゲストもホストもアカウント・インストール不要。タイムラグがほとんどないつながりやすさも大きな特徴です。
jinjer代表取締役の加藤賢さんの経歴
大学卒業後は新卒で投資会社へ入社します。新卒メンバーで社内起業することになり、現ネオキャリアの代表である西澤氏を含む9名の中に抜擢されます。2000年にネオキャリアを設立し、営業に従事。さらに投資会社へ出向し、M&Aも経験されます。この頃ネオキャリアの事業はなかなかうまくいかず社長が辞任。2002年に西澤さんが代表取締役、加藤さんが取締役に就任します。
そしてCFO兼管理本部長として、財務・経理といった管理部門を担当し会社基盤の構築に活躍されます。2011年に専務取締役副社長COO就任し、jinjierの国内全事業の管掌や新規事業開発の責任者も務めてこられました。
2021年にjinjier株式会社を設立。代表取締役に就任し、ネオキャリアからjinjier事業を譲り受けます。
jinjerの採用・求人情報
jinjerの職種・求人
・Web制作ディレクター
・Webデザイナー
・カスタマーサクセス
・カスタマーサクセス(リーダー/マネージャーポジション)
・インサイドセールス
・インサイドセールス(リーダー/マネージャーポジション)
・フィールドセールス
・フィールドセールス(リーダー/マネージャーポジション)
・エンタープライズセールス
・パートナーセールス
・プロダクトマネージャー
・デジタルマーケター
・コンテンツマーケター
・コンテンツライター
・イベントマーケター
・CRMディレクター
・データアナリスト
・広報/ブランドマーケター
・採用マーケター
・【マーケ】オープンポジション
・【CSO直下】経営戦略
・セールスオペレーション
jinjerの平均年収・平均年齢
jinjerは非上場企業のため、残念ながら平均年収の公開データはありませんでした。
jinjerの労働環境
勤務時間は9:30~18:30です。完全週休2日制(土・日)を基本に、夏季休暇、年次有給休暇、慶弔休暇、生理休暇、看護休暇、産前産後休暇、リフレッシュ休暇と様々な休暇制度が用意されています。
福利厚生は下記が整備されています。
・各種社会保険完備
・財形貯蓄制度
・慶弔見舞金
・育児サポート手当(月上限5万円):無認可保育所等に預けざるを得ない場合の保育料の負担を月額上限5万円まで支給
jinjer転職を考えるにあたって最後に
jinjerへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
日本経済の持続可能な発展という大きな目標を実現するため、少子高齢化による労働人口の減少やなかなか進まないバックオフィスのDXをテクノロジーの力で変えていこうとするjinjer。すでに大規模なタクシーCMを展開するなどマーケティング投資を実施していますが、今後さらにどのように事業を成長させていくのか非常に楽しみです。
2024年には1.6兆円規模になるとされているSaaS市場でも注目を集めるサービスの日本企業の成長を支える挑戦に興味があるという方は、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
成長業界への転職を支援した実績は数多くありますので、ご興味を持った方はお気軽にご相談下さい。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。