経営者が喉から手が出るほど欲しい人材とは?

コラム          
       
       
     

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

経営者やVCの方に会うと、必ず話になるのが人の問題です。特に採用。

お金の話も相談があるのですが、今はどちらかというと金余りの時代です。

バリュエーションが下がったとはいえ、まだまだVCやCVCには8000億もの資金があり、この10年で12倍になったと言われています。

今はまさに経営とは人、モノ、金と言われますが、人が宝の時代です。人的資本経営も叫ばれている通りです。

ではTwitterでとても反応が良かった「経営者が求める人材」について補足説明いたしますね。

bitFlyerの加納裕三さんからも以下のコメントをいただきました。

①仕事の結果を高いレベルで出せる

経営者の期待というのは常に高く、優秀な経営者ほど部下に要求を高くしています。

しかも絶対無理という要求というよりはギリギリ届くか届かないかの目標設定をする。

その目標をクリアできる人が求められています。

さらには自分よりもその担当分野に詳しく、確認だけでいい、ハンズオンしなくても任せられる方がベストです。

②会社、組織にコミットできる

能力と野心は双子の関係。昔からこんなことが言われます。

優秀な人は野心的で利己的になりがち。独立してしまう。もっと良い転職先があれば転職します。

その上で会社、組織ファーストになれる人はとても少ない。びっくりするくらい少ないのです。

③レスポンスがかなりはやい

楽天さんが掲げるようにビジネスとはスピードです。「スピード、スピード、スピード」。

仕事が遅くて結果が出ているという会社や個人はいません。

日本電産の永守さんは「すぐやる 必ずやる できるまでやる」と言っています。

自分の周りでも仕事ができる人はとにかくスピードがはやいです。

④メンタルが強い

人生も仕事もトラブルはつきもの。合理的に判断できないような問題や事件が発生します。

対外的なものもあれば社内問題も。そんな時にも冷静に考えて行動し続けられる人がいます。

反面トラブルになると動揺が隠しきれなくて言っていることがわからなくなる人も。

こういう方を重責にはなかなかつけられないです。

⑤ホンレンソウちゃんとしてる

経営者が苦手な人としてホウレンソウがない人。

ホウレンソウが少なくてもいいのは仕事の結果を出し続けている人だけです。

適宜アラートが出せる。抱えすぎない。どの粒度でホウレンソウすべきかももちろん大事です。

これは経営者とその人の間でせ線引きが変わってきます。

認められれば、そのくらいのことはもう自分で決めて良いよと言われるようになります。

経営者も忙しいので細かいことに時間を使っていられないからです。

⑥納期を守る

何の報告もなく納期がちょっとずつ遅れる人がいます。これは信頼できないです。社内でも社外でも。

よく会食や飲み会でもちょっとずつ遅れる人がいますが、徐々に信頼残高を失っていきます。

大人になると指摘を受けないのが痛いところです。

⑦言い訳をしない

他責ではなく自責。自分のことと捉えられる人が評価されます。

今は景気が悪いから、今日は天気が悪かった、競合が安くしたのでなど、言い訳はいくらでもできます。

その中で結果を出すために何をしたのか。何もしていない人がいます。

⑧モチベーションが高い、低い言わない

イチローが「今日はモチベーションが低いので結果が出なかった。」こんなことを発言したことは聞いたことがないでしょう。

ビジネスパーソンとはプロであるということです。

お金をもらって仕事をしている以上、モチベーションが高くても低くても結果にコミットできることが大事です。

⑨チームプレイできる

ほとんどの会社のバリューで「チームプレイ」が掲げられていますよね。

あれはチームプレイができているからではなくできていない人がよくいるから。

だからこそ掲げているわけです。

⑩部署を任せられる

プレイヤーとして優秀な方でも経営者からすると大変助かるのは事実です。

ただ実際は、部署や部門を丸ごと任せられる経営者候補となる人材が本当に心から欲しいのです。

経営者候補となる人材とは、プレイヤーとしての仕事もできるし、人のマネジメントもできるという人です。

どちらもできる人はとても少ないもの。

危機があれば事前に察知して手を打つ、または経営者に意見や仮説を持って相談に来るなど、この人に任せたほうが自分よりもはやよくできるなと思われたら部下としては勝ちですね。

まとめ

以上、経営者が求める人材について書きました。

こんなことをを書くと、こんなにできるならいくら払ってくれるのですか?ですとか、こういう人は起業しますよねなど色々な声が上がります。

ただそれほどまでに仕事ができる人とは何かというのは皆さんの関心事項のようです。

キープレイヤーズではまさに「経営者が求める人材」を探しておりますので是非ご相談に来てください。

今回の要件は満たしていないが、ポテンシャル人材だという方、第二新卒の方も未来のキープレイヤーとして相談にのらせていただきます。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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