副業解禁の流れが止まりませんね。経団連会長の中西宏明さん、トヨタ会長の豊田章男さんらが「終身雇用はもう保証できない」という旨のメッセージを発したことで、さらに会社に依存しない生き方として注目されているように感じます。日本を代表する企業が副業を解禁したことは、一つの時代の節目を迎えたとも感じますね。

副業については、転職相談の際にもよくご質問いただきますので、一度、私の考えをまとめさせていただきました。その上で、おすすめの副業ランキングTOP3を挙げさせていただきました。

まだまだこれから社会全体として見つめ直されるべきことだと思うので、ぜひコメントや感想、ご意見いただけますと幸いです。

副業解禁している企業、副業している人は増えている?

副業解禁している企業は急速に増えている

以前、私のFacebookで副業解禁している企業がどれくらいいらっしゃるか、問いかけてみた際のコメント欄です。少し長くて恐縮ですが、それだけの企業さんが副業を解禁しています。ぜひスクロールしてみてください。

少し前と比較すると驚愕の数ですよね。実際に多くの会社で、副業を解禁しているようです。

パーソル総合研究所が行なった調査では、条件付きを含めて副業を認めている企業が50%で、全面禁止も50%と拮抗しているようです(パーソルキャリア『副業の実態・意識調査』2018年10月末調査)。まだ50%くらいなのか、という感覚もありますが、副業を解禁したのが3年以内という会社が52%、うち22.8%が1年以内に解禁しているということなので、増加率は非常に高いですよね。

一方で、経営者からは、本業に集中してほしい、という声を聞くことも少なくないです。大きな時代の流れですので、社員を縛り付けることはしないが、本音を言うとコミットしてくれる仲間がほしい・・・ということでしょう。副業を解禁しても、自分の会社のビジネスがやっぱり面白いと思ってもらえるように努力している経営者もたくさんいらっしゃいます。

副業している人は正社員の10%ほど

同調査では、正社員で副業している人は10.9%で、現在は副業していないが今後したい人は41.0%という結果でした。こちらの方々は、会社に報告している方の人数でしょうから、報告せずにこっそりやっている人を含めると、もう少し上がるでしょう。副業を開始したタイミングは、1年以内に開始した人が41.3%、うち6ヶ月~1年前に開始した方が21.9%と最も高い比率になっていました。こちらも増加傾向にあると言えると思います。

ずばり、副業するべき?

副業をするにもまず本業

私は、副業をするには大前提としてまずは本業で結果を出すことが大切だと思います。本業での結果が出ており、実績があれば、多方向から副業の紹介も受けますし、仕事も頼まれるようになります。副業でもいいから優秀な人にお願いしたい、という声も耳にしますので、もちろん私から副業を紹介することも可能になります。

ただ、”優秀な人”に頼みたい、というのが肝です。最近は、副業を許可する企業が増え、トレンドにもなっているため、副業をやりたいという人は増えています。プラットフォームも増えてきましたね。そのため、今まではスキルの高い人、よりできる人にコンタクトを取りたくても取れない状況だったのが、依頼者が優秀な人に仕事を依頼できるようにもなっています。そのため、結果が出ていない状態で副業を始めても、実際には案件が思うように取れなかったり、スキルが高まるような面白い仕事・割のいい仕事が入ってこなかったりします。

まずは、本業で結果を出すこと、それによって仕事を任せてもらえる・依頼してもらえる自分になること、私はこれが大切だと思っています。

本業に影響のない副業は積極的に

一方で、興味を持ったのであれば、まず何かできることはないかを考えて実行してみる、行動力も大事です。副業の中でも、本業に影響なく手元にあるもので始められるものもあります。

株式会社シードの代表取締役 吉田幸孝さんがこのようなツイートをされていて、なるほどな、これならできる人もいるかもしれないな、と思いました。

いつも思うんですが、都市部の実家に住んでいて、駐車場を活用していない人は、年間24万円以上損していると思う。

今なら、スマートパーキングに登録しておくだけで
場所によるけど毎月2万円の副業収入を作れるのに。

年間24万円をどぶに捨ててるのと一緒ですよね。
副業は駐車場に働いてもらう時代   (ヨシカワ@駐車場界のサラブレッド

副業というと、自分が働いて稼ぐイメージを持ちやすいかもしれませんが、自分が稼働しなくても収入が得られる仕組みを作ることは考えてみると面白いかもしれませんね。

おすすめの副業ランキングTOP3

それでは、おすすめの副業ランキングTOP3を発表したいと思います。なお、今回のランキングは、副業をすることにより「仕事に活かせるスキルがつく」ことをおすすめする理由の大きな要素としています。別目的で副業をしてみたい、という方はご連絡ください。副業したい人はどんな理由で副業したいと考えているのか、私自身興味がありますし、そういった方におすすめの副業も追記していければと考えております。

それでは、おすすめの副業ランキングTOP3の発表です。

1位 資産運用(株式投資)

副業(?)と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、資産運用も立派な副業です。株式投資をすると、どんな企業が市場から評価されているのか、が分かるようになります。本業に関係するところに関連する銘柄から選ぶようにする、などすれば本業にも好影響があります。

とはいえ、投資なのでリスクも伴います。申し訳ないですが、こちらは自己責任でお願いします。

投資始めてみたいけれど、怖いという方は、

・バーチャル株投資ゲーム
・AI資産運用サービス
・おつり投資サービス

この辺りから始めてみるといいかもしれませんね。

バーチャル株式投資ゲームは、「トレダビ」が日本最大のバーチャル株式投資ゲームです。無料のゲームで、登録するとゲーム上で1000万円の資産運用を開始することができます。実在する上場企業の株価を用いていますので、日本の企業について調べる機会にもなります。

ロボットアドバイザーによる資産運用サービス、おつり投資サービスはFintechまとめでも触れていますが、「Wealth Navi」「FOLIO」がおすすめです。特に、Wealth Naviは「マメタス」というおつりで投資できるサービスも提供しています。こうした資産運用サービスは、ホワイトペーパーを出していて、投資比率を公開していたり、実際にどんな企業に投資しているかが分かったりするので、まずは、ロボットアドバイザーの薦める銘柄が分かるようになります。そこから、自分が応援したい企業に投資するなどで幅を広げていけば、知識もつきますよね。FOLIOは「AI」「アパレル」などテーマを決めて投資することができるので、こちらも興味の持てるテーマから投資を始められるので、面白いかもしれません。

私自身は、2009年あたりからモンゴル、そしてバングラデシュで会社、事業や投資を行うようになりました。結果として海外のお友達や、海外投資をするお友達も増えました。このような情報交換もたまにですが、行なっております。特にバングラデシュの経済成長は素晴らしく、人口も1、6億人。日本よりも多く、平均年齢も26、7才。まるで国自体は成長企業、ベンチャー企業のように伸び盛りです。長年やってきた結果、2018年に新規設立の、メガバンクの株主になることができました。日本で私が、銀行の設立や株主になり絡んでいくというのは無理な話なので、新興国すごいなと。情報交換的な意味合いで一部、オンラインサロンでもお話ししていたりします。

キープレイヤーズ高野のベンチャー・スタートアップサロン(https://camp-fire.jp/projects/view/105941)

2位 YouTuber

YouTuberはやれる人はやったほうがいいと思います。決して難易度が低くないので、おすすめするか悩んだのですが、難しささえ克服できればハックできる領域が広いので、おすすめさせていただきました。趣味で稼げる可能性があることを後ほど紹介しますが、YouTuberといっても様々な方向性があり、まだ開拓されていない分野がたくさんあるんですよね。まだまだ市場が未成熟なので、今素人でも成功できる可能性があるのは今だからこそ可能性のある副業と言えるかもしれません。

動画編集をする必要があったり、顔を出す必要があったり、一定の条件を満たさないとできないことでもあるのはネックと言えるかもしれません。マスクをするなどして、うまくやっている人もいるので、転職を考えていらっしゃる方は一度検討してみてください。

Youtube以外でも、最近Twitterでバズっているくつざわさんのように、思わず笑ってしまうあるあるネタでフォロワーを獲得し、そこから様々な引き合いをもらっている方もいらっしゃるので、Youtubeに限らず、各種プラットフォームで発信していくところはまだまだ可能性があると思います。

3位 Webライター

Webコンテンツはまだまだ増え続けているので、Webライターの需要はかなりあります。特に、SEOライティングができるライターは重宝されやすく、単価も上がりやすいです。逆に、どんな日本語として綺麗な文章が書けても、Webでは思うように結果が出ないケースもあります。

Webメディアの領域も多岐に渡っているので、自分が興味ある領域を選んでライティングしていくことも可能ですね。分からないことがあった場合も、調べながら書くことができるので、自分の知識を高めることも可能です。

クラウドワークスにもライティングの案件はたくさん載っているので、ぜひ登録してみてください。ライティングは好き嫌いが割とすぐに分かる領域でもあるので、まず一度やってみてもいいのではないかな、と思います。

上記のような仕事では難しい、という方は、データ入力や内職の仕事から始めてみるといいかもしれません。ただ、簡単な仕事というのは、代替可能なものであったり、需要が伸びないものだったりすることが多いです。短期的な収入のために尻すぼみする可能性の高い領域に時間を使うことは、あまりおすすめできません。

長い目でみて、本当に自分の人生にプラスになる副業とは何か、考えるようにしましょう。

趣味を副業にする方法を考える

上記の通り、基本的には本業で結果を出してこそ、副業にも意味が出てくると思うので、まずは本業に集中してほしいと思っています。

ただ、お試しでやってみたい、という人は、趣味でやっていることを副業にする方法を考えることはまずやってみてもいいかもしれません。趣味を副業にし、最終的には起業されたメーカーの営業出身、33歳男性の方がいらっしゃったので、その事例を取り上げてみます。

平日は中堅メーカーの営業として勤務されていました。本業で結果を出していた彼は、人からの信頼も厚く、週末は毎週のように結婚式やパーテイーの司会で忙しい日々を送っていらっしゃいました。もともと人前で話をするのが大好きな彼は、社内でも飲み会の幹事や司会にひっぱりだこだったようです。クチコミから、結婚式の司会などを頼まれるようになり、そこに参加していた列席者の評判から、また仕事が舞い込む。

気付いたら、知り合いのネットワークを通じて、あれよあれよという間に、週末の休みが一カ月丸々つぶれてしまうほど、司会の仕事が入ってくるようになったそうです。休みがなくなってしまうため、ハードワークではありましたが、

「週末の副業は趣味も兼ねているので、疲れもふっとんでしまうんです!」

そう話していた彼には、確かにエネルギーが満ち温れているように感じました。平日の仕事もきちんとこなしながら、週末の仕事を心待ちにしている彼の姿を見て、同僚たちは、いつも呆れて「そんなに趣味と実益を兼ねた仕事なんだから、お前の天職なんじゃないの?」ということを話していたようです。

そんな生活を送るうちに、彼は司会業で独立してみたいという強い思いを抱きはじめました。

「人を一から雇用してやるようなビジネスではなく、自分の身ひとつあれば、なんとかやっていける仕事じゃないか……リスクは少ない。もらえる金額単位はまだ大きくないが、なによりもこんなに仕事そのものが楽しいと思えるのは、確かに自分にとっての天職にちがいない!」

こうして彼は、司会業で独立することを決意したのです。

現在は、平日は、お見合いパーティーやホテルの祝賀パーティーなどの司会、休日は結婚式の司会を中心に、相変わらずエネルギッシュに活躍しています。

収入自体も思いのほか変化しなかったということです。使う暇がなかったため、かなりの額になっていた貯金もあるので、当面、生活に対する不安は感じていないということでした。

それよりも、この先、もっと仕事を受注できるようになれば、司会業の事務所を構えて、何人かプロの司会者を所属させたいという夢も持つようになったとのこと。毎週、副業に打ち込んでいるうちに自信をつけ、大好きな趣味を仕事にしてしまったという成功例です。

非常にレアなケースだったとは思うのですが、こうして趣味を副業にし、起業された方もいらっしゃいます。最近では、ブログやYouTubeで趣味に関する投稿をするなど、趣味を副業にする手段も増えてきています。本業に支障のないところから始めるという意味では、「息をするようにできる」趣味を副業に変える方法を考えてみるのもいいかもしれません。

その他の副業関連の注目トピックス

シューマツワーカー

週末を利用して仕事をするシューマツワーカーというサービスも継続して使われているサービスです。私は本業でまず結果を出して欲しいと思っているので、結果を出す前に副業を始めて、本業に支障をきたすようなことはできれば避けた方がいいのではないかな、と思っています。そこで、週末の時間を使って仕事ができるこちらのサービスはおすすめです。

西村創一郎さん

トピックという表現をしてよいものかわかりませんが(失礼にあたったら申し訳ありません…)、副業、複業などで著名な西村創一朗さんはぜひチェックして欲しい人物の1人です。「二兎を追って二兎を得られる世の中を創る」といったビジョンを掲げて、株式会社HARES(ヘアーズ)を経営されています。

彼は、もともとリクルートキャリアで働いていたのですが、リクルート在職時に株式会社HARESを創業されています。HARESのCEOを務める彼ですが、株式会社ランサーズでタレント社員として働き、2019年4月からは、AI転職エージェントサービスの「GLIT」を運営している企業、株式会社Caratにも参画されています。こちらはNPO法人ですが、NPO法人ファザーリングジャパンでも理事を勤めていらっしゃいます。まさに「複業といえば西村さん」と言えるほど、複業という働き方を実践している方ですね。

本当に自分のためになる副業ライフを

改めてになりますが、企業様も副業を応援している事実は間違えありません。この背景には、個々人の自由を尊重していると同時に、現職で活きてくるスキル面でのレベルアップやスキルアップ、個々人のキャリアアップを応援していると考えられます。

副業を時代のトレンドとして多くの個人の方が注目をしています。会社の許可を得て副業をしている方もいますし、おそらくこっそりと副業している方もいると思います。

口酸っぱく繰り返して恐縮ですが、副業、複業をするには、本業での結果が大事です。実績があれば、多方向から副業の紹介も受けますし、仕事も頼まれるようになります。副業を考えた結果、ますます今の仕事に打ち込んだり、転職を考えるといった流れが最近のトレンドになって来ました。

私のところにも、意欲に満ち溢れ、仕事で結果を出している方からの副業・複業も含めたキャリア相談、転職相談が増えております!お気軽にご相談ください!
 
私自身も30社以上の会社の役員、顧問、投資をしておりますし、バングラデシュ法人や渋谷のバーのオーナーなどもしております。その意味で参考になるかもしれません。

高野 秀敏

キープレイヤーズ 代表取締役

99年に株式会社インテリジェンスへ入社。2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3000名以上の経営者の相談と、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。また、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。

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