転職活動の面接でネガティブな退職理由を伝える秘訣

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今回のベンチャー・スタートアップ転職相談

 

相談者様:退職理由を伝えると、どうしてもネガティブになってしまいます。

 

それが理由で面接で落ちていると思うのですが、どうしたら良いでしょうか?

 

事実を淡々と短く伝えること

退職理由のポイントは、事実を淡々と短く伝えることです。

 

退職理由は自分の感情がこもってしまうので、ネガティブな内容を長く話してしまう人が多いです。

 

これは、落ちてしまうダメなパターンです。

 

よくあるパターンですと

 

「会社の業績が悪化して、自分の仕事がほとんど無くなった」

 

他に最近多いパターンだと

 

「会社が買収されて、経営の方針が変わってしまった」

 

「自分を誘ってくれている人が退職することになって、会社に居づらくなってしまった」

 

このようなパターンもよくあります。

 

自分では退職理由が特殊だと思っている方が多いですが、そんなことはありません。

 

ほとんどの退職理由は、非常によくある話です。

 

退職理由は他責にしない

退職理由を伝える際は、まず事実を伝える。

 

でも

 

「その選択をしたのは自分なので、自分にも課題が十分あると思う」

 

という他責にしないことです。

 

退職理由を会社のせいや、環境のせいにする人が多いです。

 

言い訳すると、悪印象になります。

 

退職理由は、淡々と短く話す。

 

突っ込まれたら答えるというのが退職理由のポイントです。

 

現職に退職の報告をする際のポイントや注意点

気持ちよく送り出して頂くには、引継ぎの準備が大事です。

 

雑にいきなり辞めるのでは無く、ちゃんと真剣に引継ぎができるのかということです。

 

退職する際の注意点

注意点については日本人は真面目すぎる方の比率が高いです。

 

「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがありますが、引き止まらないことです。

 

「あと3ヶ月・半年いて欲しい」

 

「引継ぎが決まるまで」

 

「次の後任が見つかるまで」

 

「後任を見つけるのはお前の仕事だろ」

 

今もそういう会社が多いです。

 

そうするといつまで経っても、転職できません。

 

退職日をお伝えしてから、アベレージで言うと45日です。

 

約45日次の会社に入社することが大事です。

 

次の会社のことを無視して、今の会社を重視しすぎてしまうことが、転職で失敗してしまう人の最大のポイントです。

 

次の会社を約7割今の会社を約3割のウエイトで考えると、きちんと退職ができます。


※立つ鳥跡を濁さず
立つ鳥跡を濁さずとは、立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきという戒め。また、引き際は美しくあるべきだということ

 

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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