20代が転職しやすい

めざましい成長を遂げるIT業界ですが、そのぶん流れが早く、どこまでついていけるかがキャリアの明暗を分けます。求人も多いとはいえ、他の業界から30歳を過ぎて、転職するのはなかなか難しいかもしれません。

業界チェンジは、他の業界であっても年齢が上がるにつれてむずかしくなってきますが、ITに関しては特にその傾向が強いのです。若い人ほど、柔軟に対応できますし、新しい知識を習得するスピードが早いからです。

エンジニア、デザイナーは相当求められている

求人件数を比較すると「WEB-オープン系」と呼ばれる職種がトップで、次に「LAMP」と言われるLinux、Apache、MySQL、PHP、perl周辺の言語ができる人の求人が多くなっています。
IT系のシステムエンジニアやプログラマーが転職する場合、WEB系のエンジニアがもっとも需要が高いでしょう。

ただ、技術レベルが明確に求められるため、当然のことながら、ハイレベルの人材にはオファーが殺到し、高収入が提示されます。
技術レベルがそれほど高くなくても、ディレクターやプロジェクトマネジメントができる人も転職しやすいでしょう。エンジニアというより別の職種として採用されます。
WEB系は今、デザイナーなどのクリエイター系の求人も増えています。スマートフォンやタブレットが普及したことも関係していると思います。

ゲーム業界は一時期ほど勢いがないと言われていますが、結局、ゲーム系のエンジニアやクリエイターが新ジャンルに移籍し、別のアプリを開発していることもよくあります。実際、そういう会社が成長しているケースも多いのです。
言語にしろ、デザインにしろ、いずれも一朝一夕で身につくスキルではありませんが、インターネット業界は今後ますます成長が期待されていますから、若い人はlT系の学習をしておくことをおすすめします。

20代半ばのRさんは、地方でWEB系エンジニアとして働いていました。
しかし、勤務先は受託専門で、下請け的な仕事にしか従事できないことに焦りを感じはじめました。地元での転職も考えましたが、地方では選択肢が少なく、転職サイトなどを見ても、求人はほとんど首都圏に集中しています。

20代のうちにもっと大きな仕事を経験しておきたい。やはり思い切って上京しようと決心したRさんは、IT系に強い人材エージェントに登録しました。
さっそく数社からオファーがあり、大型の案件の開発やネイティブアプリと言われるスマートフォン用のゲームアプリがつくれる会社に採用が決まりました。
大きな決断でしたが、給与水準の低い地方に比べると、年収が約1.5倍にアップ。やりがいのある職場に転職でき、忙しいものの、充実した日々を送っています。

2~3年後にはまた別ジャンルの仕事に挑戦したいと、次の転職も視野に入れています。
インフラ系エンジニアのSさんは入社3年目。給与の低さに悩んでいました。残業が多く、休日出勤も時折あるのに、ベースアップもわずかです。ネットで調べたところ、業界水準に比べ、年収が抑えられていると気づきました。
思い切って人材エージェントに相談すると、より高収入の案件があると教えられ、複数の企業を紹介されました。面接を受けた結果、現在より好条件で採用が決定。社長も若く、同世代のスタッフと楽しく情報交換ができます。刺激的な職場に満足しています。

IT業界のように成長期にあり、流れの速い業界では、自分から動くことで活躍の場が広がり、待遇面が改善することもあります。
無理に転職する必要はありませんが、同じ職場にいてはスキルアップの機会を逃し、後悔するかもしれません。
自分の市場価値を時折チェックして、年齢とスキルのバランスを考えてみることも必要です。将来的な展望からキャリア計画を立ててください。

 

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