こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、クアンドさんです。
“現場仕事に従事する人を時間・空間・言語から解放し、「知」を繋いで能力を最大化する”をミッションに掲げる、福岡発のスタートアップです。
建設業・製造業・インフラなどの現場に特化した遠隔支援コミュニケーションツール『SynQ Remote(シンクリモート)』をメインに提供。“現場の未来を変えるサービス”として、順調に導入実績数を伸ばしています。
2023年1月にはプレシリーズAエクステンションラウンドにおける、3.8億円の資金調達を実施しました。
引受先はB Dash Ventures・ALL STAR SAAS FUND・国内メガバンク系VC3社らで、調達した資金は現在提供しているリアルタイム通話精度の更なる向上、ナレッジデータベース等の新たな領域におけるプロダクトを発展させるために活用されます。加えてモバイルエンジニアやUI/UXデザイナー、グロースのためのマーケター・セールス責任者の採用強化にも充てられるそうです。
この記事では、クアンドの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをご紹介します。
目次
クアンド転職の要点
クアンドの特徴
・“現場仕事に従事する人を時間・空間・言語から解放し、「知」を繋いで能力を最大化する”をミッションとする
・“2030年までに現場のスタンダードツール(相棒)になる”をビジョンとする
・建設業・製造業・インフラなどの現場に特化した遠隔支援コミュニケーションツール『SynQ Remote』を提供
・「J-startup KYUSHU」にて選出
・「B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka」Pitch Arenaにて優勝
・2023年1月に3.8億円の資金調達を実施済、累計調達額は5億円に到達
クアンドの会社概要
社名 | 株式会社クアンド |
所在地 |
北九州オフィス: 福岡オフィス: |
設立 | 2017年4月25日 |
資本金 | 63,900,000円 |
代表者 | 代表取締役CEO 下岡 純一郎 |
事業内容 | 現場向けリモートコラボレーションツール『SynQ Remote(シンクリモート)』の開発および提供 |
クアンドの商品・サービス
SynQ Remote
『SynQ Remote』は、建設業・製造業・インフラなどの現場に特化した遠隔支援コミュニケーションツールです。
「複数の物件を一人で回すのは大変」「新人や他社との電話では共通言語がなく、うまく指示が伝わらない」「監督・監理にチェックを受けるまで現場がストップする」等の問題を解決し、現場運営をよりスムーズにできる機能を数多く搭載しています。
同サービスを活用すれば、このようなことができるようになります。
・移動時間を無くして、複数物件を効率的に管理
・ポインタとお絵描きで、視覚的に正確な指示が可能
・リモート検査により職人を待たせることなく、現場をスムーズに
また設備トラブル発生時の確認・検査における型番や使用材料の確認など、あらゆる建築現場のシーンで活躍しているとのことでした。
実際に『SynQ Remote』を導入した企業からは「不具合対応で原因を突き止めるまでの時間を圧倒的に短縮できた」「社内で施工管理者同士の情報共有にスムーズなり、業務全体の効率化を図れた」といった声が寄せられており、非常に満足度も高いようです。
“現場の「あれ、これ、それ」が伝わるビデオ通話ツール”として、今後もより高い支持を得ていくことでしょう。
クアンドの代表の下岡純一郎さんの経歴
下岡さんは福岡県北九州市のご出身です。九州大学・京都大学大学院をご卒業後、P&Gに入社。消費財工場の生産管理・工場ライン立ち上げ・商品企画などに従事されています。
その後は博報堂コンサルティングへ転職しブランディング・マーケティング領域でのコンサルティング業に携わっていたそうです。そして2017年に地元福岡にUターンし、株式会社クアンドを設立。順調に業績を伸ばし、現在に至ります。
クアンドの採用・求人情報
クアンドの職種・求人
・UI/UXデザイナー
・Webフロントエンジニア(ジュニア〜ミドル)
・バックエンドエンジニア(シニア)
・モバイルエンジニア(ジュニア〜ミドル)
クアンドの働く環境
クアンドの平均年収・平均年齢
クアンドは非上場企業のため、平均年収・平均年齢に関する情報は公開されていませんでした。
コーポレートサイト上の採用情報によると、
・Webフロントエンジニア(ジュニア〜ミドル) 想定年収500万~1,000万円
・バックエンドエンジニア(シニア) 想定年収700~1,200万円
となっており、職種によって給与は変動するようです。
クアンドの労働環境
フルフレックス制を導入しており、基本的なお休みは土日祝日となります。オンラインでの参加を含め、毎週1回は全員で集まる機会を作っているとのこと。リモートワークでの勤務も相談可能となります。
また福利厚生として、下記が整備されているそうです。
・正社員の場合社会保険完備
・交通費支給(上限あり)
・書籍購入制度
エンジニア職については、「端末の指定希望可能」「エンジニアチーム内での読書会または開発ディスカッション会(※週1回程度開催)」も行っています。
クアンド転職を考えるにあたって最後に
ベテラン技術者に属人化した知識・経験を、いつでもどの現場でも活用できるようにしたい。
このような想いがきっかけとなり、同社の『SynQ Remote』の開発が行われたそうです。今後も“人手不足・技術者不足、技術承継、労働集約型からの脱却等の悩みを解決する”ツールとして、より多くの現場を支え続けていくことでしょう。
「地方発グローバルカンパニーを目指す企業で共に挑戦したい」「レガシー産業や地域産業をアップデートさせたい」と望む方は、クアンドへの転職をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
クアンドへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。