ベンチャー企業の年収相場は?職種・フェーズ別の年収レンジを解説

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ベンチャー企業・スタートアップへの転職を検討する際、「年収はどのくらいもらえるのか」は最も気になるポイントの一つでしょう。

転職エージェントとして約20年、ベンチャー・スタートアップの採用現場を見てきた立場から、職種別・フェーズ別の年収相場を解説します。

ベンチャー企業の年収は本当に低いのか

「ベンチャー=年収が低い」というイメージを持つ方は多いですが、一概にそうとは言えません。確かにシード期のスタートアップでは大企業より低い年収になるケースがありますが、シリーズB以降の資金力のある企業では大企業と遜色ない、あるいはそれ以上の年収を提示するケースも増えています。

事業フェーズ別の年収目安

シード〜シリーズA(従業員1〜30名程度)

この段階では資金が限られるため、年収は市場平均よりやや低めになります。その代わりストックオプションの付与比率が高く、IPO時のリターンが大きくなる可能性があります。

  • エンジニア:450〜700万円
  • ビジネス職:400〜650万円
  • CxO:600〜1,000万円 + SO

シリーズB〜C(従業員30〜200名程度)

一定の売上と資金があるため、大企業並みの年収を提示できる企業が増えます。

  • エンジニア:550〜900万円
  • ビジネス職:500〜800万円
  • マネージャー:700〜1,000万円
  • CxO:800〜1,500万円 + SO

レイター〜IPO準備(従業員200名以上)

上場を見据えた企業では、優秀な人材の獲得競争が激しく、年収水準も高くなります。

  • エンジニア:650〜1,200万円
  • ビジネス職:600〜1,000万円
  • マネージャー:800〜1,300万円
  • CxO:1,000〜2,500万円 + SO

職種別の年収レンジ

エンジニア

ベンチャー企業でのエンジニア需要は非常に高く、特にテックリードやCTOクラスは年収1,000万円以上も珍しくありません。Webフロントエンド、バックエンド、インフラ、データサイエンスなど、専門性が高いほど年収も高くなる傾向です。

営業・ビジネス開発

SaaS企業を中心に、営業系のハイパフォーマーへのニーズは引き続き高いです。固定給に加えてインセンティブが支給されるケースも多く、成果次第で高い年収を実現できます。

管理部門(経理・法務・人事)

IPO準備フェーズでは管理部門の採用ニーズが急増します。特にIPO経験者のCFOや管理部長は希少価値が高く、高年収での転職が可能です。

年収以外の報酬を理解する

ストックオプション(SO)

ベンチャー企業特有の報酬制度です。IPO時に大きなリターンが期待できますが、企業が上場しなければ価値はゼロです。SOの有無と付与条件は必ず確認しましょう。

RSU(譲渡制限付き株式ユニット)

一部の企業では、SOの代わりにRSUを付与するケースもあります。SOと異なり、株価に関わらず一定の価値があるのが特徴です。

まとめ

ベンチャー企業の年収は、企業のフェーズ、職種、個人のスキルによって大きく異なります。「ベンチャー=低年収」という先入観を持たず、ストックオプションを含めた総報酬パッケージで判断することが重要です。

キープレイヤーズでは、各企業の詳細な報酬情報を把握しています。年収の相場感や適正年収について知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

キープレイヤーズへのご相談

代表の高野が直接、キャリアのご相談を承ります。ベンチャー・スタートアップへの転職年収やストックオプションのご相談も、お気軽にお問い合わせください。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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