こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、AIメディカルサービスさんです。
「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」をミッションに掲げ、2017年に創業した医療AIスタートアップです。内視鏡検査において画像診断を支援するAIプロダクトを開発しています。研究開発の中で世界初となる論文も複数発表し、世界的に有名な医療誌に掲載されています。
2022年4月にはシリーズCラウンドでSoftBank Vision Fund 2をリード投資家とし、既存投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズ、WiL, LLC.、インキュベイトファンドから総額80億円の資金調達を実施しています。今後はグローバル事業の加速化と世界の内視鏡室とAIを連携させるクラウド型のプラットフォームを開発するとしています。
今回の記事では、AIメディカルサービスの求人にご関心をお持ちの方向けに、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
AIメディカルサービス転職の要点
AIメディカルサービスの特徴
・「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」をミッションに掲げる医療AIスタートアップ
・内視鏡の画像診断支援AIを開発中
・2022年4月にSoftBank Vision Fund 2をリード投資家として総額80億円の資金調達を実施
・調達した資金でグローバル事業の加速化と世界の内視鏡室とAIを連携させるプラットフォームの実現に充てるとしている
・2021年に令和3年度Innovation Tokyoに採択されたほか、世界経済フォーラムテクノロジー・パイオニアに選出
AIメディカルサービスの会社概要
社名 |
株式会社AIメディカルサービス
|
所在地 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目18-1 Hareza Tower 11F |
設立年月日 | 2017年9月1日 |
資本金 | 138億円(準備金含む) |
代表者 | 代表取締役CEO 多田 智裕 |
役員 | 取締役CTO 加藤 勇介 取締役CFO 吉岡 哲俊 |
事業内容 | 内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)の開発 |
AIメディカルサービスの商品・サービス
胃がんの内視鏡AIプロダクトを開発しています。日本国内におけるがんによる死亡の約3割は消化管のがんによるもので、最も大きい割合を占めています。がんによる死亡を防ぐには早期発見が大事です。
AIメディカルサービス社のプロダクトは内視鏡画像から胃がんの可能性を見逃さずに病変を検出し、さらにがん・非がんの判別や深達度などの判別、病変範囲の表示をリアルタイムで支援することを目指すプロダクトです。国内特許出願済みで、海外でも出願を予定しています。
研究を進める中で、世界初の「人工知能による食道がん拾い上げ」に関する論文がGastric Cancer誌に掲載されたり、ピロリ菌AI診断論文がEBioMedicine誌に掲載されるなどの実績もあります。
AIメディカルサービス代表取締役の多田智裕さんの経歴
1996年に東京大学医学部を卒業後、東京大学医学部附属病院、虎の門病院、東葛辻仲病院などで肛門外科として経験を積み、2006年に独立してただともひろ胃腸科肛門科を開業します。現役の医師として多くの内視鏡検査を実施する中で、画像を確認する手間とがんを見落とすリスクに課題を感じていたそうです。
ちょうどAIの権威である東京大学の松尾豊教授の講演を聞き、AIを活用した内視鏡診断のサポートシステムができればこの課題を解決できると考え、2017年にはAIメディカルサービスを創業。代表取締役CEOに就任します。
AIメディカルサービスの採用・求人情報
AIメディカルサービスの職種・求人
・新製品企画
・製造管理(ソフトウェア製品)
・新規事業責任者
・AIアプリケーションエンジニア
・コンピュータビジョンリサーチャー
・データ開発(データエンジニア)
・グローバルブリッジエンジニア
・プログラマー(C++)※メンバー/シニア
・フィールドサポートエンジニア
・システム設計エンジニア
・新規医療機器開発プロジェクトメンバー
・QAエンジニア
・臨床開発モニター
・薬事担当(海外薬事経験者枠)
・市場開発(企画営業)
・インサイドセールス
・プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)/幹部候補
・経営管理部門責任者
・採用担当
・法務担当
・経理担当
・セキュリティエンジニア
・オープンポジション(エンジニア)
・オープンポジション(ビジネス)
・クリニカルリサーチ(海外担当)職
AIメディカルサービスの平均年収・平均年齢
AIメディカルサービスは非上場企業のため、残念ながら平均年収・年齢の公開データはありませんでした。
AIメディカルサービスの労働環境
10~15時をコアタイムとするフレックス制度が導入されています。コロナ禍では時差出勤推奨のため11~15時がコアタイムになっているそうです。
社員の健康促進をサポートする制度として、人間ドッグ補助(10万円)やフィットネスクラブ補助(8000円/月)、インフルエンザ予防接種の全額補助があるほか、社外活動を推奨するために語学補助(3000円/月)や書籍・研修費用補助(全額または一部)なども用意されています。
全従業員向けに信託ストックオプション制度が導入されているので、会社への貢献が自身に還元されるというモチベーションにもなるでしょう。
AIメディカルサービス転職を考えるにあたって最後に
AIメディカルサービスへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
内視鏡は日本が世界に誇る最先端の医療分野。そこにAIを掛け合わせることで、さらに世界市場をリードするプロダクトが生まれることでしょう。実際に臨床現場で使われる日が来るのが非常に楽しみです。
グローバル規模で内視鏡医療に貢献しようとするプロダクトに興味があるという方、内視鏡やAIの最先端の技術に挑戦したいという方は、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
成長業界への転職を支援した実績は数多くありますので、ご興味を持った方はお気軽にご相談下さい。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。