こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
私は数多くの転職相談を受ける中であまり評判の良くない転職エージェントさんの話を聞きます。
「高野さん、良い転職エージェントさんの見分け方を教えてください」と相談されることも多いです。
良い転職エージェントとというと、寄り添ってくれる人が良い!というお話しをよく聞きます。 確かに寄り添わないのは困るわけですが、もっと大事なことをお伝えします。
例えば、印象をよくするために、なんでも話を合わせたり、都合のいい話ばかりするエージェントを信用するのは危険です。「人としての印象」と「エージェントとしての相性」は違うので、それについても、記事中で解説します。
自分によくしてくれる人を信用したくなる気持ちは分かります。ただ、転職を成功させるためには、印象の良し悪しではないところでエージェントを見極めましょう。
今回は良い転職エージェントを見極める方法について解説します。
年代別のおすすめの転職エージェントは下の記事で紹介しているので、手っ取り早く知りたい方は、こちらからご覧くださいませ。
おすすめの転職エージェントを転職エージェントが教えてしまう謎企画
確かな情報を持っている人
1つ目は、求人票や相手先企業のWebサイトやオープンワークなどの口コミサイトを見るだけではわからない「裏情報」を知っている人です。
「年商、利益率、業界内でのポジション、社員の平均年齢、待遇」これらは上場企業でしたら誰でも調べられます。もし、調べれば誰でも分かる情報を持っていない場合はもちろん危険です。
それに加えて、未上場企業の内情を理解しているかが見極めるポイントです。例えばMRRどのくらいでてるですとか、このくらいトラクションしているみたいなお話しです。
また上場前後の大きくなったスタートアップ、ベンチャーでも
「最近こんな事業に進出しようとしているみたいです」
「社員は大体21時頃までに退社していますが、〇〇部だけは終電近くになることが多いみたいです」
など、その会社に食い込んでいなければ、分からない情報を持っているかどうか?
これは仕事のできるエージェントかどうかを見極めるうえで、かなり重要だと思います。
独自のインサイトのある人
独自のインサイトがある人は良い転職エージェントの可能性は高いです。
インサイトのある人は「今後、この会社や業界がどうなりそうか?」といった持論を語れる人です。
人材ビジネス業界というのは、実はこのようなスキルが育ちにくい環境でもあるのです。
例えば、人材業界の特徴として、KPIを追うというものがあります。
例えば面接数を1ヶ月30、40という基礎的な目標があり、その数字のために必死に頑張るわけです。
それに加えて、業界や会社の分析をして独自のインサイトを磨けているのは一部の人だけです。
私自身若手の頃は「量」をとにかく追ってきたので、その気持ちもわかります。また、その量を追った経験から独自なインサイトが生まれたとも言えます。
「どうして企業はそういう条件の人材が欲しいのか」
「入社した人はどのようなビジネスキャリアを歩んでいけそうなのか」
「その転職先の会社で経験を積んだあとのさらにその次のキャリアはどうなりそうなのか?(次の次)」
良いエージェントの人は先を見通せるとまでは言わないのですが、経験からこのような可能性はありますよという話ができます。
未来は自分で創るものですが、具体性がないと何を目指して良いかわからない人も多くいます。未来に向かっていくためのイメージをさせてくれるエージェントは良いエージェントでしょう。
コミュニケーションの相性の良い人
自分と相性が合うかどうかは実際に会ってみないとわかりません。エージェントも転職者と面談しながら、企業に推せる人物か見定めています。
ここでの「相性の良い」とは、「自分と意見が同じで楽しく話せる」ことではなく、「受け答えがスムーズで自分の意図を理解してくれる」ことです。
自分と意見が同じだと相性が良いと感じる方が多いようですが、意見は相手に合わせれば誰でも合わせられてしまいます。
本当に相性の良いエージェントは「あなたの意図を理解した」上で、提案・提言をしてくれるエージェントです。
もし、エージェントが合わないと感じた場合は、エージェントの変更を申し立てれば、変更を開始してくれる企業も多いです。
せっかく問い合わせてくれた人が、エージェントと合わないという理由で他に行ってしまうよりは、担当を変更したほうが企業としてもコストが回収できるためです。
エージェントも、関係を悪くしたいと思っているわけではなく、相性だと思うので、ぜひ良い関係になれるよう努めてください。
経営者とつながり、業界動向や展望まで押さえている人
転職者にとって業界動向や、展望に関する情報は、あればあるほど良いです。特に中小のエージェントで、特定の業界のみを扱っている人材紹介会社はその可能性も高いです。
また、経営者とダイレクトでつながっているかどうかも大事です。ベンチャー、スタートアップは経営者が極めて大事です。エージェントの方のFacebookのソーシャルグラフを見てみるのも良いでしょう。
企業の未来は経営者が決めて作っていくものですし、それらが業界の未来にもなります。経営者とのつながりがあるか、はぜひ重視してみてください。
動きの早い人
面接への段取りなどが非常にスムーズなエージェントです。これは、単純に返信が早いという意味ではありません。
経験が豊富なエージェントであれば、各企業の選考の進め方を理解しているので、先を見据えて日程を回収したり、調整したりしてくれます。
また、面接の調整段階で、前情報を手厚く提供してくれる人も良いです。
面接に関していえば、面接担当者がどういう人なのか、面接対策には何が必要か?
これらを理解しているだけで、面接の通過率は大きく変わります。本質的でないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、面接官のクセによって、自分のキャリアが左右されてしまうリスクを避ける方が建設的だと思います。ぜひ、転職エージェントとの面談の際に聞いてみてください。
最後に
以上、良いエージェントを見極めるための5つの方法をご紹介しました。
キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザー、ヒューマンキャピタスト、キャリアコンシェルジュなど……様々な肩書きを名乗るエージェントがいますが、あくまでも彼らの仕事は「エージェント」です。
この記事で紹介したポイントを押さえ、彼らも「企業に推せる転職者を見定めている」ということを忘れずに付き合って行きましょう。
キープレイヤーズでは、新しいチャレンジをしたい方へのサポートをおしみなく行っておりますのでぜひご相談にきてください。
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※こちらの記事は動画でも解説しています。興味のある方は、ぜひご覧くださいませ。