【X・LinkedIn運用のコツ11選】SNSフォロワー約17万人の高野秀敏が教える運用のメリット・運用術

コラム          
       
       
     

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

X(旧Twitter)ってどうやるんですか?
つぶやくことないんですが?
暇なんですか?
Xは炎上が怖い
Xでビジネスになるんですか?

などなど、今まで数多くXについて質問を受けてきましたし、最近特に多くなってきました。私自身は3年ほど離れていた時期もあるのですが、今再び周りではすっかりXブームですね。

2022年4月からXに真剣に取り組みはじめて、現在はXのフォロワーは6.4万人、すべてのSNSのフォロワーを合計すると17万人を超えるフォロワーの方がいます。みなさん、いつも本当にありがとうございます。

この記事では、自分がXをやっていて良かったことやどうやっているかについて書かせていただきます。

こちらの件で、「よく毎日どのくらいいいね!やリプライをやった方がいいのですか?」と聞かれます。これは何か決まりがあるわけではないのですが、伸びている方に質問しますと、いいね!800件、リプライ200件などしている方が多いようです。

リプライの方は時間もかかりますし大変だとのことです。

 

ちなみに、私自身は「X運用」という言葉があまり好きではなく、その理由も記事中で触れています。共感いただいた方も、そうでない方も、ぜひ考え方のひとつとして参考にしていただければと思います。またFacebook、最近日本でもかなり伸びてきたLinkedInにも応用可能なものばかりです。マルチチャネルで発信すると良いです。「LinkedInって発信はしませんよね?」と言ってる方はちょっと遅れちゃってるかもです。

YouTubeでもこうしたキャリアについての情報発信をしておりますので、まだチャンネル登録をされていない方は、是非チャンネル登録もお願いします!

 

X(旧Twitter)を運用するメリット

企業・個人問わず、お知り合いとの関係を温めやすい

Xは「保温機」のようなものでして、以前あったなというあの人と、たいして用事もないのにアポは入れにくいです。

そこまで主たる目的なアポもないときは、いいね!やリプライをしておくと関係を保ちやすいです。

それは、投稿を見てくれていることが分かると、普段どうしているのか?近況について理解できているという前提で話ができ、ディスカッションなどが進みやすいためです。

これは逆も然りで、相手のことが分かっている方がディスカッションが進みやすいので、フォローしている方とは「会いたい」と思いやすくなります。

新規のお知り合いが増える

Facebookと違い、Xの場合は、相互フォローになるとお会いしたことがなくてもX友達が増えます。仲間的な人になることもあります。

下手すると、会ったことはないけど、X空間ではリアル友達より仲が良いなという人も出てくるのがXの面白いところですよね(笑)。

仕事になること(も)ある

率直にいうとXですぐに仕事になるか?と言われると微妙な気がします。マーケティングにAISASという言葉がありますよね。

①Attention(認知・注意)
②Interest(興味・関心)
③Search(検索)
④Action(行動)
⑤Share(共有)

①AttentionはXでは得られやすい。だんだん見ているうちに②Interestになり ③Searchされて、ウェブサイトやYoutubeを見てくれて④Action キャリア相談にきてくれて⑤Share 転職が決まってわざわざtweetしてくれる方までいる。

ということで全てのお仕事にあてはまるわけではないものの仕事につながることはもちろんあります。B2BでもB2Cでもありえると思います。

狩猟型というよりは農耕型のマーケティングだと思っていて、農家出身のコツコツ型の私には向いてるなと感じてます。

マーケティングの勉強になる

Xをやっていると、何が人に響くのか?よく考えるようになります。

マーケティングスキルの中にライティングスキルが含まれているわけですが、ライティングスキルは間違いなく上がっていきます。いいね!される、リポストされるなどですね。

Xはある種「残酷な世界」でして、発信しても無風な時もあります。それが学びになりますね。

情報収集になる

ニュースサイトは数ありますが、自分の場合は、スタートアップ、ベンチャーの経営者やVCの方々のリストを作っておりまして、それを見てるだけで「情報収集」になります。

偏った情報かもしれませんが、人の発信から得られたことでまた考えて、アイディアが湧いてくる。こんなことが毎日あります。

企業の採用に生きる

Xの投稿を見て、企業に興味を持つことも少なくありません。さらに、今後は「X採用」が本格的になっていく可能性があります。2023年に「X Hiring」のベータ版が発表・提供されています。

採用を強化したい企業は積極的に取り入れていくべきでしょう。

 

【2023年最新】Xのアルゴリズム

Xはアルゴリズムが公開されています。ただ、かなりの量のコードで公開されているので、以前まとめたものをポストしました。以下のポストのリプ欄にアルゴリズムがまとまっています。

最新のアルゴリズムアップデートから考えると、取るべきアクションと避けるべきアクションは以下のとおりです。

▼取るべきアクション
①リプライをたくさん送る
②返信したくなるリプライを送る
③滞在時間の伸びる良質な投稿をする
④動画を投稿する
⑤トレンドに関する投稿をする
⑥サブスクを導入する

▼避けるべきアクション
・Xの競合他社について言及する
・すぐにスクロールされる低品質な投稿をする

ぜひ実践してみてください。

 

フォロワー約6.4万人の高野流X運用のコツとは?

KPIを置くなど、過度に戦略的にXを「運用」しない

これが私が「X運用」という言葉があまり好まない理由です。

なんというか「運用」という言葉の響きがビジネスライクすぎて、Xとの相性が悪い気がしているんですよね。やはり楽しんでやることが大事だと思ってまして、自分自身は趣味だと思ってやっています。趣味だと続きますよね。

すぐに結果が出るなど、過度な期待はしないようにしましょう。

 

いいね!が多かったものはストックする

いいね!が多かったものはストックするといいです。自分はブックマーク機能も使いますし、Googlekeepに保存しておきます。そうするとFacebookやLinkedinでも使えます。

また、いいね!が多かったものを眺めていくと共通項が見えてきます。そのまま再利用はできませんが、伸びる投稿の傾向が分かってくると、投稿するのが楽しみになってきます。

そうして、生み出されたもののひとつに「箇条書きメソッド」があります。テクニックばかりに走ってもしょうがないですが、マーケティング目線で見てみると面白いです。

「いいね!」する!リプライする!引用リポストする!

人間というもの、やはり「自分自身」に興味がいきがちです。しかし人間社会は、カーネギーがいうように人に関心を寄せることが大切です。

いいね!したりリプライしたりリポストすると、相手の方は嬉しいわけですよね。現実社会と同じように、Xでも他人のためになることからやりましょう。

進んで人の役に立つことをする。あれだけカーネギー 先生も松下幸之助翁も言っているわけですので、その実践ですね。

 

Xを成長させるポイント

①笑顔のアップ写真にする

東大医学部博士の心理学者、和田秀樹先生も笑顔が大事とおっしゃっています。心理学的に証明されているので、これは鉄板ですね。

DMでやり取りする時も顔が出てくるのですが、やりとりをする際の印象にも大きく関わってきます。あまり写真がない方は、プロのカメラマンに依頼して撮影するなど、投資すべきだと思います。

②プロフィールのPDCAを回す

プロフィールのPDCAを回しましょう。フォローをコンバージョン(CV)とするのであれば、プロフィールで大きくCV率が変わります。

「私をフォローすると○○が分かります」のようにフォローするメリットを訴求する人もいますね。

こういった決まり文句は流行ってくると嫌がる人も出てくるので、こまめに見直していくのもポイントのひとつです。

③役に立つ情報と意見を発信する

これは一番の正攻法ですね。役に立つ情報や意見を発信して、それが人に届けば自ずとフォロワーは増えていくはずです。

ただ、役に立つ情報や意見を発信していても、人に届かないこともあります。具体的なメソッドも紹介します。

④外部リンクを貼らない

これはアルゴリズムを研究してわかったことですが、XはXのサービスをなるべく長い時間使ってもらいたいと思っています。これはプラットフォーム運営者として当然のことです。

そのため、X上に外部向けのリンクを貼られてしまうと、トラフィックが逃げてしまうんですね。それを避けるために、ウェブやYouTubeなどのリンクを貼ると、表示されにくくなる傾向にあります。そのため、外部リンクは貼らないようにしましょう。

⑤箇条書きメソッド

これはフォロワー視点なのですが、①など番号をつけた方がその後のリプライやリポストで言及しやすくなります。

「・」や文章だと、言及する際に、文章ごと引用しないといけなくなりますよね。そのため「③④には強く同意!」などように手軽に引用RTやリプライできるようにしてもらえるように箇条書きにするのは有効です。

⑥応援し合う仲間を作る

応援し合う関係を作れると、エンゲージメントの高いフォロワーさんが増えます。

そのためには、まずは相手にGiveをすることが大切です。例えば、「○○研究会」などのように、周囲の興味のある話題にちなんだリストを活用することで、情報を得たり、連帯感を得たりしやすくなります。

⑦いいね!やコメントをする

人間は自分に関心があります。その相手に関心を寄せることが大切です。これは、カーネギー、松下幸之助みんな同じことを言っていますね。

現代版の人に関心を寄せる行為が「いいね!」や「リプライ、引用リポスト、リポスト」だと覚えておきましょう。

⑧感情を吐露する

有益なポストをしようと考えすぎると、つい機械的に役に立つ情報を発信してしまいがちです。

しかし、人は感情に動かされるもの。感情がこもっているものはいいね!されやすいので、自分の感情を積極的に吐露するようにしましょう。

⑨図解は伸びる

図解はやはり人の目に触れやすいです。たくさんの文字が流れてくる中で、気になっていた話題がわかりやすく図示された画像が流れてきたら、つい目を止めていいね!したくなりますよね。

⑩独自の資料を「いいね!リポスト展開」すると伸びる

この作戦は大変素晴らしいと思います。動画で縦スクロールすると見たい!という心理になり、リポストやいいね!されるんですね。

⑨でも紹介したように、図解やデータは好きな人、見たい人が多いです。ただ、必ず独自資料を作って展開してくださいね。

CINCの渡井さんは、いつも有益な資料を展開してくださり、多くの方が注目しています。いつもありがとうございます!

⑪引用リポストされた時にそれをさらにリポストする

他の方が引用リポストしてくれたら、その引用リポストをリポストし返してあげましょう。

その方が引用リポストしてくれたことで、あなたのポストを目にする人が増えています。これは恩返しの精神で、相手にも流入を増やしてあげる意味でも、リポストするといいです。

最終的には全体のインプレッションが大きくなるので、お互いにとって意味のある行動になります。

裏技w:高野秀敏(@keyplayers)の投稿をコメント付きのリポストする/タグをつける

私が良い内容だなと思ったものはリポストさせていただきます。6.2万人フォロワーがおりますのでかなり威力発揮するかと。

SNSの注意点、絶対気をつけて欲しいこと

誹謗中傷。批判。これはやめた方が良いです。ノウハウでもありますが、単純にやって欲しくないですね。またコメントや引用リポストで誹謗中傷をしてくる方がいます。これにはスルーまたはブロックで良いと思います。ご意見はありがたくいただくものの、暴言なども0.1%くらいあるでしょう。生きているとストレスがありストレスからそのような発言をしてしまう方もいるようです。ごく僅かではあるのですが対応していたらキリがないです。

Xをビジネスに活かしたいなら科学しながら戦略を立てて実行

以上、私のX運用術を紹介しました。

私は人力でやっていますが、オンライン秘書サービスやクラウドワークスなどで連携しながらやっているかたも結構実際はいますね。

もちろんXをなんとなく投稿するツール、つながるツールとして使う場合には必要ないのですが、ビジネスツールとして使うなら、戦略と実行が大切です。

戦略を立てることは誰でもできるので、実際の数値を見て仮説を立て直しながら実行を繰り返すことで、はじめて自分に合ったスタイルが見つかります。

私もかなり時間がかかりました。こうした仮説検証を思いつめてやっても長続きせず、Xの運用自体が失敗に終わってしまってはもったいないです。仮説が検証されていく過程を、趣味のようなつもりで楽しめるといいのかな、と思います。

最近では、SNSマーケティングの実績を積み、フォロワーを獲得しリード獲得までできるとなると、SNSマーケターや広報のポジションで採用されやすくなるケースも出てきています。もし、SNSやマーケティングについてより詳しく知りたい方がいらっしゃれば、ご連絡くださいませ。

キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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